アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

記念撮影で笑顔の杉浦選手と松戸JSLホワイトレイズメンバー-Journal-ONE撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

サプライズ応援で全国準V

女子ソフトボールの世界最高峰リーグ”JD.LEAGUE(以下、JDリーグ)”。正式競技として復活した2028年ロサンゼルスオリンピックで3大会連続金メダル獲得を目指す日本代表トップ選手はもちろん、世界各国のトップ選手たちが集まりしのぎを削っている。

JDリーグ公式戦はトップレベルのプレーで盛り上がる-Journal-ONE撮影

JDリーグ公式戦はトップレベルのプレーで盛り上がる-Journal-ONE撮影

そのJDリーグでプレーできるのは、所属16チームに入団した限られた選手だけ。いわゆる女子ソフトボール界のエリートばかりのJDリーガーは、ソフトボールで汗を流す小学生たちにとっては、憧れであり目標となる存在だ。

そんなJDリーガーが、地元の後輩たちにサプライズで応援動画を送ったのは2月の末、春の全国大会出場を前に千葉県松戸市長の表敬訪問をしていた”松戸JSLホワイトレイズ”の選手たちに向けてだった。

憧れの先輩からのサプライズメッセージに奮起した松戸JSLホワイトレイズの選手たちは、3月に岐阜県(揖斐川町)で開催された第18回春季小学生女子ソフトボール大会において、見事チーム史上最高位となる準優勝に輝いた。

第18回春季小学生女子ソフトボール大会 松戸JSLホワイトレイズ準優勝

第18回春季小学生女子ソフトボール大会で準優勝した松戸JSLホワイトレイズ-Journal-ONE撮影

お礼と報告にJDリーグ初観戦

その準Vから1ヶ月余り経った5月11日、神奈川県川崎市にやって来た中島正幸ヘッドコーチをはじめとする選手、チームスタッフ、親御さんたち総勢15名の松戸JSLホワイトレイズ。

サプライズメッセージを送ってくれた”日立サンディーバ”の杉浦穂華選手を応援しようと、JDリーグのリーグ戦第3節が開催される等々力球場にやって来たのだ。

松戸JSLホワイトレイズの選手たちはもちろん、スタッフの皆さんもこの日が”JDリーグ初観戦”。野球ならばNPB(日本プロ野球)、バスケットボールならばBリーグ、サッカーならばJリーグと、各競技に取り組む子どもたちが憧れの選手たちのプレーを生で観る機会が増えている。

しかし、女子ソフトボールの最高峰であるJDリーグはまだ4シーズン目。試合数も他の競技と比べると少ないため、なかなか生観戦する機会に恵まれないようだ。

憧れの先輩・杉浦穂花選手(日立)-Journal-ONE撮影

憧れの先輩・杉浦穂華選手(日立)-Journal-ONE撮影

「一流選手のプレーを子どもたちに見せる機会が持てて嬉しい」と観戦前に語った中島ヘッドコーチは、「男女混合のチームが主流の中、女子だけで楽しくプレーさせようと創設したチームですが、目標となるJDリーガーである杉浦選手からメッセージをいただき、選手たちも上手くなりたい、勝ちたいという欲が出てきました」と、思いがけない一流選手との交流を喜んでいた。

ホワイトレイズで主将を務めた田村心選手(太陽誘電)-Journal-ONE撮影

ホワイトレイズで主将を務めた田村心選手(太陽誘電)-Journal-ONE撮影

実は松戸JSLホワイトレイズ、お目当ての日立サンディーバ・杉浦選手の応援にもう一つの偶然が重なる。この日の対戦相手”太陽誘電ソルフィーユ”に今シーズン入団した田村心選手(神田女学園高校)は、かつて同チームのキャプテンを務めた憧れのOGだ。

憧れの先輩二人を応援すべく、バックネット裏の最前列に陣取ったご一行のJDリーグ初観戦は想像以上に心に残るイベントとなった。

バックネット裏で2試合を初観戦-Journal-ONE撮影

バックネット裏で2試合を初観戦-Journal-ONE撮影

初観戦に刺激を受けたポイントはさまざま

全国準Vとは言え、まだまだ小学生の選手たち。試合前や試合の合間にはスタジアムグルメを楽しんだり、選手同士でじゃれ合ったりと微笑ましいスタジアム観戦の光景も。

「楽しんで観戦できればと思っていましたが、生で観る一流選手たちのプレーは迫力満点で見入ってしまいました。娘も投手や打者の行動や振る舞いを観て勉強になったようで、親子で本当に良い刺激をもらいました」と試合後に感想をくれたのは、エース・田邊彩夏投手のお父さん。

クリンナップの一角、太田桃寧選手は「状況によってボールの捕り方が違うことに驚きました。技術力はもちろんですが判断力の良さに驚きました」とディフェンスの高さに目を奪われたとのこと。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス

等々力球場

  • 住所
    〒211-0052 神奈川県川崎市中原区等々力1-1
  • TEL
    044-738-1521
  • アクセス
    東海道新幹線 品川駅 - 横須賀線(11分)- 武蔵小杉駅 - 武蔵小杉駅北口 - 東急バス(5分)- 市営等々力グランド入口停留所 - 徒歩すぐ
  • その他
    駐車場有。Jリーグ等開催時は関係者専用駐車場となりますので、前日の17時から開催日当日までは一般の方のご利用はできません。
jone_logo
取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn