しかし、この日の長崎ヴェルカは島根スサノオマジックに流れを渡さない。ブラントリー選手が攻守にわたり獅子奮迅の活躍を見せて70-60と再び点差を広げる。最後に馬場選手のスリーポイントが決まり74-60。さらにリードを広げて最終Qへと向かっていった。
安藤選手を中心に必死に食い下がる島根スサノオマジック。それに対し、3Qに続きブラントリー選手を中心にオフェンスの精度を保つ長崎ヴェルカ。#17山口颯斗選手のスリーポイントで91-72と19点差まで突き放す。すると、さすがのBリーグ屈指の強豪・島根スサノオマジックに反撃の余力は無かった。

勝利後ファンに向けて挨拶するモーディ・マオールHCは目下日本語を勉強中-JournalーONE撮影
親しみを持つ長崎のファンのために
「試合に勝つだけでなく、様々な場面で地元の皆さんには良い影響を与えていかなければ」。長崎ヴェルカのモーディ・マオールHCはゆっくりと話し始めた。長崎市恐竜博物館に行っても、近所のスーパーに行っても地域の皆さんから声を掛けてもらうと微笑むマオールHC。
「ファンの皆さんの期待に応えるために、いつでもアタックする」。そして、「それができるよう、努力していく必要がある」と、さらなる飛躍を誓う。
「前半から入りが良くて、40分やりたいことができた試合。なかなかホームで勝てていないので(今日の勝利は)嬉しい。プレーオフに向けて落とせない試合が続くが、素晴らしいホームで戦える幸せを力に、ファンと共にプレーオフを目指していきたい」と、馬場選手も久しぶりのハピネスアリーナでの勝利を喜んだ。

最後までリードを守り切った長崎のディフェンス-JournalーONE撮影
長崎市がBリーグで生み出す新たな価値
観光都市・平和都市として知られる長崎市。次は、スポーツシティとして新たな付加価値を生みだす。素晴らしい施設・ハピネスアリーナで開催されるBリーグ・長崎ヴェルカの試合は必見だ。そして、スポーツで、“Happiness(幸せ)”を感じてみてはいかがだろうか。

川辺にライトアップされた長崎スタジアムシティは造船所跡地に停泊する大型客船のよう-JournalーONE撮影




















