四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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日本代表シューター・小澤崚選手(ALPHAS)-吉川哲彦撮影
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浅羽麻子選手(boldiiies)は怪我を乗り越え日本一を手に-吉川哲彦撮影

浅羽麻子選手(boldiiies)は怪我を乗り越え日本一を手に-吉川哲彦撮影

「今回一緒に出た若い子たちも、性格的には不器用だけどポテンシャルはすごくあって、バスケに対する気持ちは私と同じフィーリングがあると思うので、そういう選手を引き上げたいなというのが私にはあるんです。それで一番良い結果が出せるとは思ってなかったんですけど、周りの選手たちが本当に最高でした」。

浅羽は現在36歳。ここまで第一線でプレーを続けてきたモチベーションを「もう本当に、純粋にバスケが好きなだけ。こういう真剣勝負がすごく楽しくて大好きですね」と語る浅羽は、これからも3×3のシーンで存在感を発揮していくに違いない。

「私も年齢が年齢なので、いつまでできるかというのはあるんですけど、自分がプレーし続けることで、自分の一番近くにいるチームメートに良い影響を与えて、私と同じメンタルでプレーを続けてもらえるようにいろんなことを伝えていきたいなと思います」。

男子は活動を終了するALPHASが有終の美を飾る

男子決勝は、小澤崚の2本の2ポイントで先手を取ったALPHASが終始試合を優位に進め、残り1分6秒の斉藤諒馬の2ポイントで、21-16のKO勝利。3×3.EXE PREMIERでは連覇を達成していたALPHASだが、これが初の日本選手権優勝となった。

日本代表シューター・小澤崚選手(ALPHAS)-吉川哲彦撮影

日本代表シューター・小澤崚選手(ALPHAS)-吉川哲彦撮影

そして同時に、ALPHASにとって最後の日本選手権優勝でもあった。今年3月限りでの活動終了を発表していたからだ。それゆえに、大会MVPに輝いた小澤は、この日本選手権で是が非でも優勝したかったと言う。

「チーム全体でその想いが強くて、それが緊張にもつながったんですが、逆に想いが強い分、試合をしながら修正もできたかなと思います。わりと早い段階でその話は聞いていたので、心の準備はできてるつもりでした」。

MVPに輝いたALPHASの小澤崚選手-吉川哲彦撮影

MVPに輝いたALPHASの小澤崚選手-吉川哲彦撮影

ALPHASもまた、3×3の草創期からパイオニアの1人としてプレーを続ける選手を擁する。2021年の東京オリンピックに日本代表として出場した落合知也は、5人制のBリーグ・越谷アルファーズ在籍時に3×3チーム設立を主導し、チームが越谷から独立した際には自身が運営会社の代表を兼ねた。

今回の日本選手権は選手登録から外れたが、会場には姿を現し、チームに声をかけ続けた。ALPHASで活動した3年間は、落合にとってこの上なく充実したものだったということだ。

「5人制もアルファーズで長くプレーさせてもらえて、感謝しかないですね。この環境があったから良い選手も集まってきてくれたし、だからこそ日本選手権も含めていろんなタイトルを獲れたと思います」。

東京五輪3×3日本代表の落合知也選手(ALPHAS)はB3でもプレー-吉川哲彦撮影

東京五輪3×3日本代表の落合知也選手(ALPHAS)はB3でもプレー-吉川哲彦撮影

「自分が運営に携わることになってからは、練習の後にスポンサー営業をしたり、ミーティングをしたり、大変なことはたくさんありましたが、僕にしかできないチャレンジをしてるなと思えて、自分の3×3のキャリアの中でもやりがいは一番ありました」。

落合は今後、現在5人制で在籍している”しながわシティバスケットボールクラブ”で新たに3×3チームを立ち上げ、引き続き代表兼選手として活動していく。男女ともに3×3の歴史を最も知る選手が頂点に立ったことは、大会第10回の節目にふさわしいものだったと言っていいだろう。

 

 

 

■記者プロフィール
吉川 哲彦
2000年に日本初のプロバスケットボールチームとして誕生した新潟アルビレックスBBの密着取材で、フリーライターとしての活動を開始。以後、バスケットを専門に現在はBリーグ(B1~B3)、Wリーグ、3x3など多くのカテゴリーを欲張っているため、特に秋から春にかけては毎週末が取材で埋まる一方、2016年のBリーグのスタート以降は原稿執筆のため自宅に引きこもる時間も増え、体重が20キロ増えたことに悩んでいる。
≫「X」アカウント
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Journal-ONE記者 | 吉川哲彦 バスケットを専門に現在はBリーグ(B1~B3)、Wリーグ、3x3などを取材
取材・文:
吉川 哲彦( 日本 )
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