四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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シングルス2に登場した平野美宇(A神奈川)-Journal-ONE撮影
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続く第2ゲームは両者譲らない攻め合いで9-9と試合がじわじわと進んでいく。先に10点台に乗せたのは平野選手。最後は笹尾選手が放った球がネットを越えずにこのゲームは平野選手が最後に押し切って終了した。

勢いづいた平野選手は第3ゲームも3‐2から8連続得点で一気に点差を広げ11-2でゲームを勝ちとり、ゲームポイント2‐1でリードした。

第4ゲームでも平野選手は観客が「おお!」と思わず言ってしまう技ありショットを連発。先制してから5連続得点とリズムを完全に掴んだ。笹尾選手も何とか食らいつくも点は10-3と広がっていった。そこから3点は返したものの、最後は平野選手の強烈なスマッシュをコートに打ち返すことはできず、平野選手の得点に。逆転勝利でこのマッチを取った木下アビエル神奈川が勝利まであと1マッチとした。

強烈なスマッシュが勝負を決める

第4マッチは ”木下アビエル神奈川” のダブルスにも出場したチュ選手と、 ”日本生命レッドエルフ” の上澤 杏音選手の対決。後がない昨シーズン女王の ”日本生命レッドエルフ” は上澤選手にすべてをかけた。第1ゲームはチュ選手がリードし優勢のように見えていたが、8-8で上澤選手が同点に追いついた。しかし先に10点台に乗せたチュ選手がそのまま押し切り第1ゲームを奪った。

続く第2ゲームは上澤選手のサービスエースで先制。しかし、そこからなかなか勢いに乗れない上澤選手をチュ選手が攻めていく、上澤選手1得点に対してチュ選手は2、3点ずつ入れて第1ゲームと同様、チュ選手がゲームポイントを奪った。上澤選手は何とか粘ろうとするも反撃はならず、そのまま第2ゲームもチュ選手が勝ちとっていった。

運命の第3ゲーム、ここでチュ選手勝てばファイナル進出が決まるのだが、それは ”日本生命レッドエルフ” はなんとしてでも阻止したいところ。先制点から3連続で得点したチュ選手。上澤選手も変化球を使いながら相手のミスを誘い、得点を重ねていった。8-8と互角で進んだ試合は強烈なラリーが続くなか、そこからチュ選手が脅威の4連続得点で一気に試合を決めて勝利した。

ファイナルに進出が決まった ”木下アビエル神奈川” は明日、レギュラーシーズン1位の ”日本ペイントマレッツ” と対戦する。

選手たちは全部出し切ってくれた‐日本生命レッドエルフ 村上 恭和監督

「前々からオーダー開示をしていたこともあり、相手にとってやりやすい選手を当ててくるので試合前はすごく不安な気持ちでした。でも結果としては準備してきたことを全部選手たちも出して、良い試合ができたなと思っています」

「赤江は張本選手に、笹尾は平野選手にまだ一度も勝ったことがないんですが、その中でも笹尾は1ゲーム取れたこともあり良い試合ができたと思います」と試合を振り返り、会場を後にした。

常に向かって行く気持ちを忘れない‐平野 美宇選手

勝利後、平野 美宇選手は自身のシングルの試合を振り返った。「笹尾さんは、今シーズンのMVPを取っていて調子もいいですし、すごく成長している選手だなと感じていたので、向かっていく気持ちで最後までできたと思います」

「最初の1ゲーム目を取られてから3ゲーム連取しましたが、2ゲーム目もかなり苦しい時が多かったんです。その中でも最後9本取れたことが、すごく次のゲームの気持ちというか、自分の戦術を実行するのに気持ちがかなり楽になったので、あのゲームを最後まで諦めずにできれたのが、今日の勝ちに繋がったと思います」と話した。

オーダーが前もって開示されていたことに対しては「どこに笹尾選手が来ても私が当てに行くゲームは何となく決まってたので、1週間くらい準備しました。試合の中で変わった部分もあったんですが、対策も含めて比較的いい状態で試合ができたかなと思っています」とコメント。

最後に「私たちも1年間努力してきましたが、相手の選手たちも明日さらに強いと思うので、それを楽しみながら試合をしたいなと思っています。そして中澤監督が今シーズンで最後になるので一緒に優勝したいと思います」と監督への想いも語り、明日に備えた。

チャンスを掴んだ試合-木下アビエル神奈川 中澤 鋭監督

”木下アビエル神奈川” の強みである張本選手、平野選手のシングルについて聞かれると「張本の試合は、正直に一番苦しかったです。ダブルスで敗戦してから2番目ということで、相手のプレーも本当に素晴らしくて、勝負の気持ちも強かったです。そこで1ゲーム目を取られて、2ゲーム目もリードはされましたが自分の気力、精神力で耐えて、少しずつチャンスを掴んで逆転できたと思います」と話した。

「平野は本当にいい戦術、いい技術をたくさん持っています。しかし、平野の悪い癖はいつも出だしが遅いところなんです。でも今日は2ゲーム目から順調に戦ってくれました。オーダー開示をされてから、笹尾選手の対策を徹底的やれたのでそこが良かったですね」と冷静に試合を振り返った。

明日のファイナルで対戦する ”日本ペイントマレッツ” について聞かれると「まずダブルスが強いですね。この1年のなかで何回も試合をしてきましたがそれでも、時間かけないとなかなか勝ちきれないので、そこら辺は我々が警戒するところですね」と真剣な表情でコメント。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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