
代表発表記者会見のエディ・ジョーンズHC‐斉藤健仁撮影
日本代表は6月28日(土)に、「JAPAN XV」として戦うノンテストの”マオリ・オールブラックス”戦を皮切りに、7月に国内で2試合行うウェールズ代表戦から、8月から9月にかけて行われる”パシフィック・ネーションズカップ”、10月にはオーストラリア代表戦、さらに11月の欧州遠征まで、最大10試合のテストマッチが控えている。
ジョーンズHCは「チームを築き上げて、正しいやり方で進んで行くと、ハイレベルな相手に勝つブレイクスルーとなる試合が訪れる。ブレイクスルーすることで、チームをより早く成長させることができる」と話す。
まさしく2013年、エディー・ジャパンがウェールズ代表を23-8で初めて撃破したことでチーム力が増し、2015年ワールドカップにつながったというわけだ。
世界的名将は「ウェールズ代表戦のキーポイントは、ブレイクダウンにコンテストしてくるのでブレイクダウンになる。ウェールズ代表に負けて、ブレイクスルーできなかったとしても、トレーニングの態度、姿勢を変えずに今年中にブレイクスルーとなる試合をしたい」と先を見据えた。

宮崎合宿:真夏の暑さの中での練習-斉藤健仁撮影
今年のテストマッチが持つ大きな意味
「2027年ワールドカップでトップ4」を掲げている日本代表だが、今年、強豪相手に勝利して世界ランキングを上げなければいけない明確な理由がある。それは今年12月、2027年にオーストラリアで開催されるワールドカップのプール組分け抽選会が行われるからだ。
2027年大会からワールドカップは20チームから、24チームに参加チームが増えて、6プール×4チーム(2023年大会までは4プール×5チーム)で開催される。そして、今年の組分け抽選会は、24チームのワールドカップ出場チームが決まった後に行われることになった。
今年11月終了時点で、世界ランキング13位以下になってしまうと、予選プールでランキング上位の2チーム(1~6位の1チーム、7位~12位の1チーム)と同プールになってしまう。そのため、何としても11月終了時点までに12位以内に入っておきたい(12位になれば、予選プールで同じ組となる上位チームは1~6位の1チームのみとなる)。
もちろん、今夏の最大のターゲットは世界ランキングが1つ上のウェールズ代表との2連戦だ。現在、ウェールズ代表は17連敗中だが、すべて強豪相手の敗戦であり、日本代表との過去の対戦成績は1勝13敗で、大きく負け越している相手だ。
ジョーンズHCは「私たちは今年、若いチームとして、大きな飛躍を遂げたい。今年の大きな目標のひとつは、日本代表が2019年ワールドカップ以来、世界ランキングのトップ 10に勝つことができていないので、トップ10のチームに勝ってトップ10に入りたい」と語気を強めた。

宮崎合宿:練習を見守るジョーンズHC-斉藤健仁撮影
2027年ワールドカップを見据えて、勝負の2年目となる新生エディー・ジャパン。いずれにせよウェールズ代表との2連戦が大きな試金石となることは間違いない。12年前同様に、ホームでファンの声援を受けてウェールズ代表に勝利して、日本代表は大きな勢いを得ることができるか。

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