四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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某TV番組の出演を前に藤﨑監督を応援する選手たち-Journal-ONE撮影
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これからの成長が楽しみ

連係プレーや球際の捕球など、まだまだ克服すべき課題は山積みだが、「課題は多いが、この試合で収穫もあった」と、藤﨑監督は前を向く。

ピンチの連続にマウンドで指示を送る藤﨑監督-Journal-ONE撮影

ピンチの連続にマウンドで指示を送る藤﨑監督-Journal-ONE撮影

「僕が花咲徳栄で女子野球部を創設した時よりも、成長の度合いは大きい。これから練習を重ねれば、おのずと実力も付いてくるだろう」と、女子硬式野球のパイオニアである濱本監督も期待を寄せていた。

試合後半、硬式球に馴染んできた柴田が投じた変化球は、平成国際大学から多くの凡打を奪っていた。代打で登場した“初心者1年生”たちも、速い球にしっかりと対応していた。

「今度、みんなでウエイトトレーニングしようよ!」「もっともっと上手くなりたい!」と、初心者1年生たちも目を輝かせてさらなる成長にどん欲だ。

初心者の1年生たちも上達の跡を見せた-Journal-ONE撮影

初心者の1年生たちも上達の跡を見せた-Journal-ONE撮影

創設100年の歴史を誇る東京六大学野球加盟校において、女子硬式野球チームあるのは明治大学だけ。“女子の東京六大学野球”を夢見て活動する、明治大学女子硬式野球クラブが全国の強豪大学と肩を並べるようになれば、自ずと他の六大学でも女子硬式野球部が創設されるだろう。

某TV番組の出演を前に藤﨑監督を応援する選手たち-Journal-ONE撮影

某TV番組の出演を前に藤﨑監督を応援する選手たち-Journal-ONE撮影

女子野球を応援しよう

去る8月1日、明治大学女子硬式野球クラブは軟式野球ではあったが、早稲田大学唯一の女子軟式野球同好会の“WASEBI”と、史上初の女子早明戦を開催した。両校のOBも駆け付けたスタンドは、まだまだ少数ながらも明治神宮野球場で行われる東京六大学野球の早明戦と同じ雰囲気を醸し出していた。

女子硬式野球を始め、女子ソフトボール、女子軟式野球、そして昨今競技者が増えているBaseball5など、女子のダイヤモンドスポーツ(ベースボール型競技)は多様化している。しかし、少子化やスポーツ離れが加速している日本国内において、競技人口や競技機会、そして何より活動資金をねん出するのは至難の業だ。

高知中央高の教え子、藤原歩生(平成国際大)との再会を喜ぶ藤﨑監督-Journal-ONE撮影

高知中央高の教え子、藤原歩生(平成国際大)との再会を喜ぶ藤﨑監督-Journal-ONE撮影

10月には、江戸川区球場で女子野球の日本一決定戦“第31回女子軟式野球ジャパンカップ”が行われ、明治大学女子硬式野球クラブも柴田と小室瑶紗(2年・明大付八王子高)が全日本大学女子野球連盟選抜チームの一員として親善試合に出場する。

まだまだすそ野の狭い女子野球界、皆さんもお近くで開催される女子野球のイベントをチェックして応援して欲しい。それが、選手、指導者たちのモチベーションに繋がり、女子野球のさらなる発展の糧となることは間違いない。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス
大利根運動公園野球場
  • 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(58分)- 東鷲宮駅 - 朝日自動車バス(22分)- 豊野台一丁目 - 徒歩約22分
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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