
日本代表のアタッキングラグビーは機能せず-斉藤健仁撮影
キャプテン・ディアンズの悔しさと課題
ラグビー日本代表のキャプテンLO(ロック)”ワーナー・ディアンズ”も、「やはりキッキングバトル(で負けた)。相手はそれでモメンタムを生み出すという形で、それに対応できなくてやられた。また、相手はペナルティを誘って、上手なモールを使ってきた」と肩を落とした。

この試合唯一のトライをあげた矢崎由高-斉藤健仁撮影
若きジャパンにとっての貴重な経験
それでもジョーンズHCは「南アフリカと我々の間に大きな差があることを痛感させられた。しかし、この若いチームにとって、その差の大きさを認識するために必要な経験だった。我々は非常に若く、選手のほとんどが代表キャップ20以下。だから、今日の試合は良い教訓でもあり、悪い教訓でもあった。この経験を活かし、どうすれば向上できるか。気持ちを切り替えてアイルランド代表戦に備える。必ず準備を整える」とまっすぐに前を向いた。

日本代表で初先発となったHO佐藤健次-Journal-ONE撮影
次戦はアイルランド、巻き返しなるか?
ラグビー日本代表で10年前の対戦を唯一経験していたNO8(ナンバーエイト)”リーチ マイケル”も、「南アフリカは世界一のチームで、今の日本代表は平均年齢が26歳で経験が浅い。世界一のチームと対戦して、差は離れているかというと、そうでもない。ワールドカップ2年前に、世界一のチームとやれて本当に良かった。チームのスタンダードがもう1段階上がる。ただ、その中で課題がたくさん出たので、来週に向けてもっとレベルアップしてがんはりたい」と先を見据えた。

2015年を知るリーチ マイケル-斉藤健仁撮影
格上とのツアーはこの後、欧州で3試合続き、エディー・ジャパンは場所をダブリンに移して11月8日(土)、今後はアイルランド代表(世界ランキング2位)に挑む。世界ナンバーワンのチームにタフなレッスンを受けた日本代表。次戦こそ、ジャパンらしいラグビーで世界を驚かすことができるか。

≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k




















