
通算200安打を達成した鈴木鮎美-Journal-ONE撮影
坂本結愛・山口みどり・中川彩音:中軸の破壊力
次に、日本代表の坂本結愛は三冠王に最も近い存在。打率.344、打点31、本塁打8もリーグ上位で、勝負強さは折り紙付き。同チームの中川彩音に首位打者、本塁打王は譲った坂本選手。しかし、入団11年目で通算200安打と50本塁打を達成するなど、その打力に益々磨きがかかる。
さらに、山口みどりはクラッチヒッターとして要所で一打を放ち、チームの初優勝に大きく貢献した。
中川彩音も西地区から移籍した今年、首位打者と本塁打王の二冠を獲得。核弾頭として打線を牽引するその姿は、MLB(米大リーグ)ロサンゼルスドジャースの大谷翔平選手を彷彿させる。

安定した打撃を誇る中軸の坂本結愛-Journal-ONE撮影
今田まな・三輪玲奈:生え抜きの躍進
加えて、生え抜きの選手たちの活躍も忘れてはならない。今季からキャプテンを務める今田まなは、打率.313、内野の要として守備に定評のある三輪玲奈も、.323と高打率を記録した。
さらに、スター選手に繋ぐ役割だけでなく、自ら試合を決める活躍も見せた。

今田主将は攻守でもチームを牽引する-Journal-ONE撮影
サバンナ・ジェーキッシュ:助っ人の存在感
最後に、助っ人のサバンナ・ジェーキッシュも、戸田中央に欠かせない存在だ。外国人が持つパワーはもちろん、選球眼も兼ね備えたジェーキッシュ。チャンスを拡大する四球を何度も選び、チームに貢献してきた姿勢は日本人ファン好みのプレースタイルだ。
加えて、三塁手だけでなく捕手も守れるユーティリティ性でもチームに欠かせない存在だ。坂本とのポジションチェンジを通じて、守備のリズム作りにも貢献した。

選球眼の良さも光るジェーキッシュ-Journal-ONE撮影
まとめ:初の日本一へ視界良好
11月15日(土)10:30、戸田中央は昨年、ダイヤモンドシリーズ準決勝で敗れたビックカメラ高崎ビークイーンとのリベンジマッチに挑む。共に、攻守に隙のない布陣は、投手力と打線力を融合させた総合力勝負となるだろう。
結論として、若手の台頭、中堅の安定、ベテランのリーダーシップ、そして絶対的な投手力。加えて、これらが融合した戸田中央メディックス埼玉は、JDリーグの頂点を狙うにふさわしいチームだ。最後に、名将・福田五志監督の手腕と選手たちの総合力で、悲願の日本一へ挑む戦いが始まる。
今シーズン、JDリーグのテーマは“再輝動”。4シーズン目でさらなる進化を目指すJDリーグにとって、戸田中央メディックス埼玉の活躍が楽しみだ。




















