アメリカ・サモアとの対戦予想
アメリカ、サモアともにフィジカルが強く、決して油断できないが相手。しかし、アメリカには現在4連勝中と相性は悪くない。今年の『パシフィックネーションズ・カップ』でもアウェイで快勝した。
サモアとはワールドカップ過去3大会で同組となり、3連勝中と分が良い。やはり、過去1度も勝ったことがないフランス代表。フランスに勝つために、どう強化していくかが、今後2年間の焦点となろう。

2024年9月に日本と対戦したアメリカ代表-斉藤健仁撮影
決勝トーナメント進出シナリオ
日本代表が2位で決勝トーナメントに進出すると、1回戦でプールAの2位と対戦する。
ニュージーランドの可能性もあるが、世界ランキング的にはオーストラリアと対戦する可能性が高い。対戦が実現したらアウェイの大ブーイングの中での試合となろう。
そして、オーストラリア代表に勝利したとしても、準々決勝でプールFの1位と対戦しなければならない。Fの1位はイングランドが濃厚だ。

熱狂的なオーストラリアのサポーター-Journal-ONE撮影
プール1位通過の重要性
それを避けるためにも予選プールで、フランスに勝利したい。プールEを1位で通過すれば、1回戦でプールDの2位と対戦する。プールDの2位は世界ランク的にはスコットランドになる可能性が高い。
ベスト4への道筋
そして1回戦に勝利すれば、2019年大会に並ぶベスト8進出となる。
さらに準々決勝はプールCの2位(世界ランク的にはフィジーが有力)と、プールFの2位(ウェールズが有力)の勝者と対戦が待っている。日本代表が目標に掲げているベスト4への道筋が見えてくる、というわけだ。
フランス戦の勝敗がカギ
大会が24チームに増えたことで、決勝トーナメント進出は容易となった。
ただ、プールを1位で通過しないと厳しい戦いが待っている。いずれにせよ、予選プールのフランス戦の勝敗が大きなウェイトを占めることになろう。

2022年7月に日本と対戦したフランス代表-斉藤健仁撮影
ラグビーワールドカップ2027 他プールの注目ポイントと強豪対決
ラグビー強豪国の激突 ニュージーランド・南アフリカ・オーストラリア
プールAとプールBの注目ポイント
それでは他のプールを見ていこう。開催国のオーストラリアが入ることが決まっていたプールAには、隣国のライバルである『オールブラックス』こと、ニュージーランドが入った。同組のチリ、ホンコン・チャイナにとっては厳しい組となった。
プールBは2連覇中の南アフリカのほか、イタリア、ジョージア、ルーマニアが入った。この中での2位争いがポイントになる。
プールCとプールDの見どころ
プールCにはアルゼンチン、フィジー、スペイン、カナダが入った。アルゼンチンとフィジーの強豪同士の対戦が注目される。
プールDはアイルランド、スコットランド、ウルグアイ、ポルトガル。欧州チームが3カ国入った。常にしのぎを削っているアイルランドと、スコットランド。この試合の勝者がプール1位となろう。
プールFのライバル対決
最後にプールFは、イングランドとウェールズのライバルが同じ組に入った。その他にはトンガ、ジンバブエが同組だ。
準々決勝での強豪対決予想
抽選結果では、ニュージーランドと開催国オーストラリアが同組になったことのほかに、決勝トーナメント準々決勝の組み合わせが、世界的な話題となった。
プールAにニュージーランドとオーストラリア、プールBに優勝候補筆頭の南アフリカが入った。そのため、両プールを1位で勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦に勝利した国同士が、準々決勝で激突することに決まった。つまり、ニュージーランド、南アフリカのどちらか1チームが、ベスト8で姿を消すことが濃厚になったというわけだ。
過去の優勝国と歴史
11回目を迎えるワールドカップは、過去4回優勝している南アフリカ代表(1995、2007年、2019、2023年)が2連覇中。
優勝回数はニュージーランド代表が3回(1987、2011、2015年)、開催国オーストラリア代表(1991、1999年)が2回。そして、イングランドが1回(2003年)と続いている。

ラグビーW杯2023|予選プールDの初戦・オーストラリア代表とジョージア代表の一戦 -Journal-ONE撮影

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