21分、明治大学はキックオフのボールをキープし、FW、BK一体となったアタックを仕掛ける。最後はSO伊藤龍之介からショートパスを受けたキャプテンCTB平翔太(4年)がトライ。25分にはモールを押し込み、HO西野帆平(4年)が押さえてリードを広げた。さらに明治大学はPGを2本決め、前半を27-7で折り返した。

FW戦で強さを見せた明治大学-斉藤健仁撮影
後半:京都産業大学の反撃を封じる
後半は一進一退の攻防となり、なかなかスコアボードが動かない。すると後半19分、ラックからこぼれたボールを、明治大学のSH(スクラムハーフ)柴田竜成(4年)が拾い上げて中央にトライ。34-7と点差を広げた。
その後、京都産業大学はNO8(ナンバーエイト)シオネ・ポルテレ(4年)と、WTB福永然(3年)がトライを奪う。しかし、明治大学もPGを決め、最終スコア37-19でノーサイドを迎えた。

後半は京都産業大学のディフェンスも健闘-斉藤健仁撮影
京都産業大学、12度目のチャレンジも及ばず
京都産業大学は12度目の準決勝も勝利することができず、初の決勝進出はならなかった。廣瀬佳司監督は「前半は相手から強いプレッシャーを受け、自分たちで無理をしてしまう場面が多く、ペナルティやラインブレイクを許して失点を重ねてしまった。その前半の失点が、後半まで響いた試合だった」とコメント。
また、「結果としてベスト4の壁は越えられなかったが、内容は今後につながるものだったと感じている」と試合を振り返った。
一方の明治大学は数的有利になった時間帯でしっかり得点を重ねた。そして、2大会ぶりに決勝に駒を進めた。
神鳥裕之監督は「負けたら終わりなので、前半スコアを広げて折り返したのは、学生たちがしっかり準備してきたことができたから。後半、スコアを離せなかったのは、次に向けての課題。しっかり勝って次に進めたことは大きな収穫だと思っている」と前を向いた。

12度目の挑戦も決勝へ進めなかった京都産業大学-斉藤健仁撮影
大学ラグビー決勝は6大会ぶり11度目の「早明戦」
歴史的ライバル対決
1月11日(日)、決勝は明治大学(対抗戦1位)対早稲田大学(対抗戦3位)の「早明戦」となった。決勝戦が「早明戦」となるのは、6大会ぶり11度目のこと。2019年度の決勝は早稲田大学が45-35で勝利して優勝している。
今シーズン、対抗戦での「早明戦」は明治大学がスクラムでプレッシャーを受けた。しかし、武器であるモール、ハイボール、前に出るディフェンスで試合を優位に進める。その結果、25-19で勝利した。
早明戦勝敗のカギを探る
明治大学としてはより試合を優位に進めたい。そのためには決勝戦ではモールだけでなく、FW陣がスクラムでプライドを見せたい。また、空中戦に強いWTB、FBのバックスリーが揃っている。それゆえ、停滞したらハイボールキックも多用して好機を演出したい。
さらに今シーズン、平均失点は16.2を誇る明治大学のディフェンス。それにより早稲田大学を20点前後に抑えることができれば、より勝率は上がるはずだ。

7大会ぶり14度目の優勝を目指す明治大学-斉藤健仁撮影
早稲田大学としては準決勝同様、スクラムでプレッシャーを与えて試合を優位に進めたい。また、対抗戦の「早明戦」で課題となった決定力も重要だ。22m内での遂行力は大学選手権に入ってから上がってきている。持ち前の高速アタックでトライを重ね、30点以上取ることができれば、勝機は上がるはずだ。
試合を作る、ゲームをコントロールするという意味では、SOのポジションである明治大学の伊藤vs.早稲田大学の服部の司令塔対決にも注目が集まることになろう。

6大会ぶり17度目の優勝を狙う早稲田大学-斉藤健仁撮影
優勝カップを掲げるのはどちらか
7大会ぶり14度目の優勝を狙う明治大学は今季のスローガンに「完遂」を。一方、6大会ぶり17度目の大学ラグビー日本一を目指す早稲田大学は「One Shot」を掲げている。

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