そして終了間際、大阪桐蔭はボールをキープしようとしたがノックフォワード。最後にチャンスを得たのは桐蔭学園だった。すると、桐蔭学園はラストプレーでFWとBK一体となってボールを30フェイズ以上継続。そのままロスタイムに入って、PR喜がハットトリックとなるトライを決めた。加えて、ゴールも決まって24-21でノーサイド。桐蔭学園が劇的なサヨナラトライで勝利し、3連覇に王手をかけた。
死力を尽くした両校選手が激闘を振り返る
大阪桐蔭のWTBモレノは「桐蔭学園さんはミスの少ないチームだが、ずっと身体を張り続けてディフェンスして、フェイズを続けていけば絶対にミスをすると思ったので、粘っていこうと声をかけていました。諦めずに15人が身体を張って前に出続ければ勝てると思ったのですが…」と悔しそうな表情を見せた。
後半14分にケガで交替した桐蔭学園のキャプテンHO堂薗尚悟(3年)。「必ずやってくれると信じていたので、そこは仲間を信頼しているので大丈夫でした。自分たちがやってきたことをしっかり出せたので、そこは良かったかと思います。近場でFWにこだわっていこうと思っていて、こだわれて良かった」と激戦を振り返った。

後半3トライを奪った大阪桐蔭-斉藤健仁撮影
春のセンバツ大会決勝の再現!京都成章vs桐蔭学園|過去の対戦と見どころ
1月7日(水)14時にキックオフされる決勝は、初優勝を目指す京都成章と、3連覇のかかった桐蔭学園の激突となった。
京都成章の強みと決勝に向けた意気込み
京都成章は伝統的にディフェンス、モールに強みを見せる。特に「ピラニアタックル」と称され、捕まえたら相手を離さない粘り強いタックルが好調だ。また、FWはゲームキャプテン土肥、BKはSO岡元、CTB森岡を中心にタレントが躍動している。
春の選抜大会の決勝では、桐蔭学園に0-36で敗戦しており、リベンジに燃えている。ゲームキャプテンのLO土肥は「チャレンジャーらしく、ひたむきに泥臭く、やれることを全部やって、その結果で日本一がついてきたらいい」と決勝戦を見据えた。

初優勝を目指す京都成章が決勝へ-斉藤健仁撮影
花園3連覇へ!史上6校目の快挙に挑む桐蔭学園の戦力分析
史上6校目の3連覇にチャレンジする桐蔭学園。2回戦で常翔学園(大阪第2)、準々決勝で東海大大阪仰星(大阪第1)、そして準決勝で大阪桐蔭と大阪代表3校を下した。強豪・大阪勢を退けての堂々たる決勝進出となった。キャプテンHO堂薗、PR喜、NO8足立佳樹(3年)ら、FW陣の運動量、粘り強さがチームの軸だ。また、SO竹山史人(3年)はゲームコントロールが冴えている。
「走り勝ちたい」という堂薗キャプテン。「決勝は、前半の最後と後半の最初の10分で我慢して、自分たちに流れに持って来ることが大事になってくる」と冷静に決勝戦を見据えた。

3連覇を目指す桐蔭学園が決勝進出-斉藤健仁撮影
花園決勝での過去対戦と、初優勝&3連覇の行方
両校の花園決勝での対戦は2020年度大会以来2度目となるが、その時は桐蔭学園が32–15で勝利し、優勝を手にした。
1986年に創部された京都成章が花園で初優勝を飾るか?それとも桐蔭学園が史上6校目の花園3連覇を達成するのか――。高校ラグビーの最終決戦から目が離せない。

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