『春の選抜』が熊谷で開幕
桐蔭学園の連覇か?桐蔭学園包囲網で“春の頂点”争奪戦となるか?
今年も3月25日(水)から31日(火)にかけて、『第27回全国高校選抜ラグビー大会』が行われる。例年と同様に、会場は『埼玉・熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場』が中心だ。
熊谷の春の風物詩となっているこの大会。まず、新人戦で全国9ブロックを勝ち抜いた代表29校が名を連ねる。つづいて、開催県である埼玉県の新人戦で優勝した川越東が加わる。さらに、東西の実行委員会推薦枠の熊谷(埼玉)と神戸(兵庫)の計32チームが出場し、こうして、トーナメントで高校ラグビーの『春の日本一』を決める。
なお、昨年度にこの『春の選抜』と『冬の花園』(全国高校ラグビー大会)でともに準優勝した京都成章(京都)、ともにベスト8だった東海大相模(神奈川)、さらに天理(奈良)、関西学院(兵庫)などの強豪校がブロック大会で敗れ、出場を逃している。
今年は24日(火)に開会式が行われて、25日(水)が1回戦、26日(木)に2回戦と敗者戦を行う。こうして、ベスト8が出揃った時点で、各チームのキャプテンにより再抽選が行われる。準々決勝は28日(土)、準決勝は29日(日)、そして31日(火)に決勝が行われる。
今年も熊谷ラグビー場(A、B、C、西グラウンド)を中心に戦いが繰り広げられるが、一方で、1回戦と敗者戦の一部は『熊谷市スポーツ・文化村くまぴあグラウンド』で実施される。なお、有料試合となる準々決勝以降は、メイン会場の熊谷ラグビー場(Aグラウンド)で開催される。

前回大会を制した桐蔭学園-斉藤健仁撮影
初出場は3校、桐蔭学園は連覇を狙う
今大会、嬉しい初出場となったのは3校だ。まず注目したいのは、元日本代表LO(ロック)の宇佐美和彦監督就任した聖光学院(福島)だ。その後、徐々に力を付けて東北大会で3位に。その結果、自力で初出場を決めた。
そして、推薦枠で出場する2校も初出場となる。まずは、県の新人大会で決勝に進んだ地元の熊谷。かつて深谷を指導していた横田典之監督が熊谷を率いる。そして、もう一校の神戸は創部100周年の節目の年で初出場となった。
聖光学院は1回戦で大阪の常翔学園と対戦。そして、熊谷は近畿大会準優勝の京都工学院(京都)、神戸は東北の名門・秋田工業(秋田)と対戦となる。それぞれ強豪校にチャレンジする。

昨年度、花園に出場した聖光学院。選抜は初出場-斉藤健仁撮影
今大会の注目は、やはり『ストップ・ザ・桐蔭学園』はどこになるのか、ということだ。『令和の最強軍団』と称される桐蔭学園は、全国高校ラグビー大会3連覇中で、春の選抜大会も2連覇を目指している。今年も桐蔭学園が優勝するのか、それとも桐蔭学園を止めるチームが現れるか、ということが最大の焦点となろう。
桐蔭学園は15人制の全国大会(サニックスワールドユース交流大会を除く)では、2年前の選抜大会の準決勝で大阪桐蔭(大阪)に7-13で敗戦してから、1度も負け知らずだ。1回戦では九州の強豪・長崎北陽台(長崎)の挑戦を受ける。
打倒、桐蔭学園を目指す有力校
桐蔭学園以外の優勝候補を挙げると、近畿大会で4連覇を果たした大阪桐蔭、準優勝の京都工学院、3位の東海大大阪仰星、関東新人でその桐蔭学園と同時優勝を飾った國學院栃木(栃木)、全九州新人大会で21年連続25度目の優勝を飾った東福岡(福岡)などが挙げられるだろう。

スター選手はいないが、チーム力で勝負する國學院栃木-斉藤健仁撮影
1回戦で大阪桐蔭は目黒学院(東京)、東海大大阪仰星は流通経済大柏(千葉)、國學院栃木は高鍋(宮崎)、東福岡は日本航空石川(石川)とそれぞれ対戦する。
新人大会で初の東京王者となった早稲田実業(東京)、茗溪学園(茨城)、報徳学園(兵庫)、佐賀工業(佐賀)、大分東明(大分)などの全国大会常連校にも力がある。まず、どの強豪校も1・2回戦を勝ち、花園に出場した場合にシード権が得られるベスト8進出が1つのターゲットとなる。

東京都新人大会を初制覇した早稲田実業-斉藤健仁撮影
今季の高校ラグビーを占う大会
また、選抜大会と冬の花園は密接な相関関係があるとされている。実際、過去16回(2011・20年大会を除く)の選抜では9校が春・冬の連覇を成し遂げている。

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