
デンソーブライトペガサスは2回表、太陽誘電ソルフィーユの先発・勝山美桜から、先頭の中溝優生が四球で出塁。盗塁と犠飛で2死三塁まで進むと、7番・川口茉菜の適時打で幸先よく先制する。3回表に太陽誘電の投手が上原理瑛に代わると、4回には4番・中溝、6番・ルーキーの榊原深那がリーグ初となるソロ本塁打をそれぞれ放ち2点を加点した。
追いかける太陽誘電は5回裏、デンソー先発のアラナ・バウターから、代打・高美優が四球を選び出塁すると、1番・小松優月の投手強襲打の間に送球が逸れて1死一、三塁と反撃を開始。内野ゴロの間に1点を返した太陽誘電は、続く3番・上林藍子が中前適時打を放ち2点目を入れて点差を縮めた。
しかし6回表、デンソーは1死から5番・猿田麻実が右翼へ本塁打を放ち追いすがる太陽誘電を突き放す。さらに6番・榊原、7番・川口の連続安打で、2死一、三塁とチャンスを作ると、ここで一塁走者が盗塁を仕掛けた。阻止しようと二塁へ送球したボールが外野に逸れる間に三塁勝者が生還する機動力も見せたデンソーが、5-2とリードを広げて試合を優位に進める。
この流れを活かし、その裏からデンソーはバッテリーを遠藤杏樺、椋梨琳花にスイッチすると、リズム良く太陽誘電打線を抑えていく。
太陽誘電も7回表に曽根はん奈がマウンドに送り流れを引き戻そうとするも、味方の援護はならず試合終了。3本の本塁打を含め、機動力でも得点を重ねたデンソーが勝利し今季3勝目を挙げた。–JDリーグ試合結果へ

- 太田市運動公園野球場
- 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(56分)- 久喜駅 - 東武伊勢崎線(29分)ー 館林駅 - 東武小泉線 - 竜舞駅 - 徒歩20分

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )
その他の速報
- ソフトボール11月1日の結果(ホンダ 5-3 戸田中央) 雨天順延で舞台変更、注目の一戦 雨天順延により場所を変更して行われた一戦で、戸田メディックス埼玉の後藤友希とホンダリヴェルタのアリー・カーダが先発マウンドに上がった。 初回から両軍が激しく動く 東地区の強者同士のレギュラーシーズン最終カードは、序盤から一瞬も目が離せない展開となった。1回表、ホンダは3番・大川茉由が放った右前安打を右翼手・山口みどりが後逸。 右線際の打球だったため、カバーが間に合わず、その間に打った大川が本塁まで一気に生還。初回にランニング本塁打という、なかなか見られない得点でリードを奪った。 戸田中央がすぐさま逆転に成功 追いかける戸田中央は1回裏、先頭の中川彩音が右前安打で出塁し反撃開始。すぐさま盗塁を仕掛けた中川は、送球が逸れて外野に転がる間に三塁まで到達。無死一塁から鈴木鮎美も四球を選ぶと、盗塁で二塁へ。 ここで打席に3番・山口みどりを迎えると、逆方向へ弾き返し、左越えの3点本塁打で3-1と逆転に成功。先ほどの失策を取り返す活躍で、戸田中央の打撃力を見せつけた。 ホンダが粘りの攻撃で同点に 逆転を許したホンダは2回表、無死から四球で吉田彩夏が出塁。続く菱谷香実が三遊間への内野安打で繋ぐと、ダブルスチールで二、三塁にチャンスを広げた。 しかし、安山涼香の投ゴロで飛び出した三塁走者が挟まれると、なんとか三塁ベースに帰塁。ところが、三塁への進塁を狙っていた二塁走者が間でタッチアウトになると、そのプレーの隙をみて三塁走者が本塁めがけて走り込む。 戸田中央の野手も冷静な判断で本塁に送球し、間一髪タッチアウトとなり、このプレーで2死をとってホンダの攻撃を凌いだ。 打者の安山は二塁に残ると、テンポラリー走者で菱谷が入った。そして、続く堀内香瑚の中前適時打で1点を返すと、打った堀内も二塁に到達。本塁のクロスプレーがアウトだったのではないかという抗議が野手から出る中、その隙を見て三塁を狙って大きくリード。 そこで、これを見た捕手・深沢未花が二塁に素早く牽制。しかし、これが悪送球となり堀内も本塁まで一気に生還。2点を獲得し、再び3-3とホンダが試合を振り出しに戻した。 中盤は静かながら緊迫した展開 ここからは、今までの攻防が無かったかのように、静かで粘り強い展開に。 2回裏、戸田中央は2死から三輪玲奈が左前安打で出塁。さらに中川と鈴木が連続で四球を選んで満塁を作った。前の打席に本塁打を放った山口を迎えるも、ここはカーダが力のある速球で遊ゴロに抑えて無得点に。 終盤にホンダが勝ち越しに成功 4回表、戸田中央の投手が増田侑希に。5回裏にはホンダの投手が松下華菜に交代すると、さらに均衡した展開が続いた。次の得点を取ったチームが試合を制する雰囲気になる中、6回表にホンダは1死から秋豆が四球で出塁。続く山口も右前安打で繋ぐと、パスボールで二、三塁とした。 ここで代打・渡邉瑞貴が左前に弾き返すと、バウンドが変わって左翼手・橋爪ひかりが後逸。その間に走者2人が帰り、打った渡邉も三塁まで到達。ホンダがようやく勝ち越しに成功した。 最終回はカーダが締めて試合終了 7回表、戸田中央は先発投手の後藤が再登板。2死から川畑瞳が中前安打を放って出塁を許すも、大川を二ゴロに抑えてチェンジとすると、最後の攻撃に託した。 7回裏、先頭の中川が四球を選んで出塁。するとホンダはここでカーダを再びマウンドへ上げた。直後に三飛で1死とすると、中川が盗塁に成功して二塁へ進塁。ここで3番・山口みどりが三遊間へ内野安打を放って一、三塁で4番・坂本結愛を迎えた。 しかし、この場面で気合いの投球を見せたカーダ。坂本を三球勝負の空振り三振に抑えると、続く糟谷も空振り三振にとって試合終了。 ホンダが白星締め、プレーオフへ弾み 来週からのプレーオフを控えたホンダが、最終戦で東地区首位の戸田中央に逆転勝利。レギュラーシーズン最終戦での白星は、プレーオフに向けチームを勢い付ける勝利となった。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール11月1日の結果(ビックカメラ高崎 2-1 太陽誘電) 初回から緊迫の立ち上がり 雨天順延で場所を変えて行われたこの一戦。1回裏、太陽誘電ソルフィーユはビックカメラ高崎ビークイーン先発の勝股美咲を攻める。先頭の小松優月が左越えの二塁打で出塁し、いきなりチャンスをつくった。しかし、続く上林藍子と高美優が連続三振に倒れる。さらに髙橋舞里が四球を選んで繋いだが、ここは勝股が先発として初回をしっかり無失点で凌いだ。 序盤は投手戦、流れを探る展開 一方、ビックカメラ高崎は太陽誘電・先発の向山琴葉を攻略できず、序盤は静かな攻撃に終始した。ところが、太陽誘電は3回表に投手を高田香に交代。流れが変わりかねない交代だったが、最初の打者を三振に抑えてからリズムよくこの回を乗り切り、ビックカメラ高崎に隙を与えない展開となった。 中盤に試合が動く、ビックカメラ高崎が先制 そして4回表、太陽誘電は再び投手を交代。上原理瑛がマウンドに上がると、その立ち上がりをビックカメラ高崎が狙った。まず、先頭の市口侑果、川村莉沙が連続で左前安打を放つ。続いて犠牲バントで1死二、三塁とチャンスを迎えた。ここで打席に入った炭谷遥香が右中間を破る適時二塁打を放ち、ようやく2点を先制してリードを奪った。 太陽誘電の継投策と粘りの反撃 リードを許した太陽誘電は、5回表に勝山美桜をマウンドに上げ、継投策でビークイーン打線を抑え込む作戦に出た。2死から工藤環奈に左前、市口に中前安打を許したものの、最後の川村を三振にとって無失点で切り抜けた。 するとその裏の攻撃で、1死から小松が左中間へソロ本塁打を放ち、1点を返して2-1と点差を縮めた。 上野が完璧なリリーフで締める 6回表には太陽誘電が5番手の辻奈奈を投入。さらに6回裏からは、ビックカメラ高崎の上野由岐子がマウンドに上がった。 我慢強く1点を追う太陽誘電だったが、しかし上野の投球を前に、なかなかチャンスを作れず。最終回も走者を出すことができなかった。結局、レジェンドの完璧なリリーフでビックカメラ高崎が今シーズンの最後を勝利で締めた。なお、ビックカメラ高崎は、次週のプレーオフでホンダリヴェルタと対戦する。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール11月1日の結果(日立 7‐2 NEC) 雨天順延で予備節開催、両者とも勝利を目指す一戦 第14節の朝霞ラウンドが雨天順延となったため、場所を高崎に変更した予備節が行われた。第1試合は、日立サンディーバの長谷川鈴夏、NECプラットフォームズレッドファルコンズの山本すみれの先発で始まった。 レギュラーシーズン最終戦は、両チームとも勝利で締めくくりたい一戦。しかし、この試合はチームの勢いが勝敗を分けた。 日立が2回に猛攻、3点を先制 試合が動いたのは2回裏。日立の先頭・笠原朱里が中前安打で出塁すると、デジャ・ムリポラの右犠飛で二塁へ進塁。ここで、堀口佳乃も右前安打で打線を繋ぐと、すかさず盗塁に成功する。1死二、三塁と好機を広げると、北原花菜絵の左前適時打で1点を先制した。 その後、唐牛彩名が四球を選び満塁とすると、1番・藤森捺未が中前に2点適時打を放ち、日立はこの回で3点を獲得した。 NECの反撃開始も これに対し、NECも直後の3回表に反撃。1死から木村友奏が、バットを短く持ちながらも左中間へソロ本塁打。すぐさま1点を返し、3-1と点差を縮めた。 しかし、日立は3回裏に4番・山内早織が本塁打でお返し。これで4試合連続となるソロ本塁打を逆方向に放ち、再び突き放した。 するとNECは、続くムリポラを三振に取ったタイミングで投手を山本から横谷瑞希に交代。その横谷は落ち着いた立ち上がりを見せ、さらに捕手・清原奈侑の盗塁阻止も光った。 4回に再び接戦へ 続く4回表、NECは1死から長井美侑の左前、さらに辻井こころと原日菜海の右前と三者連続安打で満塁のチャンスを作る。すると、柴田日菜乃が左前に弾き返し、適時打で1点を返して4-2と再び日立に迫った。 日立が追加点で突き放す 5回表、日立は投手を坂本実桜に交代。1死から塩田優和に左前安打を許すも、後続を連続三振に抑えてリズムを作り直す。その裏、日立は1死から杉本梨緒が死球で出塁し、盗塁で二塁へ進むと、笠原が左越えの適時二塁打を放ち1点を追加した。 幻の本塁打もありつつ、日立がさらに加点 6回裏、NECは投手を大塲亜莉菜に交代。流れを変えたい場面でエースを投入したが、先頭の唐牛が内野安打で出塁。続く藤森が左越えの本塁打を放ったかに見えたが、唐牛を追い越してしまい打者の藤森がアウトに。唐牛のみの得点が認められ、幻の本塁打となったが、日立は6点目を追加した。 さらに代打・渡部翠里が右越えのソロ本塁打を放ち7点目。そして、4番・山内が死球で出塁して追加点のチャンスを作った。しかし、ここでNECプラットフォームズは再び山本をマウンドに戻すと、山本は後続をしっかり抑えた。 最終回も日立が締め、プレーオフへ好調維持 7回表、日立は2死まで坂本が危なげなく投げ切ると、後藤実緒に投手を交代。この試合で本塁打を放っている木村が打席に入ったが、一球で遊ゴロに打ち取り試合終了。 日立は投打に好調さを見せつけ、レギュラーシーズン最終戦を白星で終えた。なお、日立は来週からのプレーオフへと進み、伊予銀行ヴェールズとの一戦に臨む。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月27日の結果(ホンダ 6‐4 太陽誘電) 両左腕が好投、緊迫の立ち上がり 10月27日、JDリーグ東地区の順位決定戦で、すでにプレーオフ進出を決めているホンダリヴェルタ。雨で2日順延したこの日、太陽誘電ソルフィーユとの対戦に臨む。勝てば東地区3位が確定する重要な一戦は、後半戦好調の太陽誘電との接戦となった。 太陽誘電の先発は左腕・曽根はんな。曽根はストライク先行の強気な投球で、ホンダの日本代表トリオ・塚本蛍、川畑瞳、大川茉由を三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せた。 一方、ホンダの先発も左腕のジェイリン・フォード。太陽誘電は1番・小松優月が初球をレフト前に運び勢いをつけるも、フォードが力投で無失点に抑えた。 秋豆が先制打、ホンダが2点リード まずは、2回表にホンダは秋豆朱音が四球で出塁すると、山口未葵の犠打で得点圏へ。2死から菱谷香美も四球を選び一、二塁としたが、曽根が緩急を使ってピンチを凌いだ。 続いて、3回にはフォードが三者凡退で太陽誘電打線を封じると、ホンダは2死から川畑が安打、大川の野選で一、二塁とチャンスを作る。ここで秋豆がフルカウントからセンター頭上を越える2点適時二塁打を放ち、ホンダが先制した。 上林が逆転満塁弾、太陽誘電が一気に流れを掴む しかし、太陽誘電はその裏、小畑兎羽が安打で出塁すると、先頭に戻って小松も左前打で無死満塁に。 この場面、打席に入った上林藍子が右中間へ満塁本塁打を放ち、太陽誘電が一気に逆転。試合の流れを大きく引き寄せた。 ホンダが粘りの反撃、秋豆が再び同点打 追う展開となった4回表、ホンダはまず吉田彩夏のバント安打で出塁。続いて菱谷が二盗を決め、堀内香瑚のレフト線への大飛球で二、三塁とチャンスを広げた。しかしながら、塚本が三振に倒れ得点ならず。 一方、リードした太陽誘電も4回裏、渡辺己湖が内野安打で出塁するも、ランエンドヒットが川畑の正面を突きダブルプレー。追加点のチャンスを逃した。 5回表、ホンダは川畑の二塁打、大川の安打で無死一、三塁とすると、秋豆が再び左中間へ同点の二塁打。さらに吉田が逆転三塁打、菱谷が犠飛を放ち、ホンダが6-4と再逆転に成功した。 フォードが完投、ホンダが逃げ切る 太陽誘電はその裏、茂呂鈴音が安打で出塁するも、フォードが後続を断ち無失点。 一方、太陽誘電も6回表に登板した上原理瑛が三者凡退で抑える力投を見せる。しかし、6回裏にフォードも太陽誘電の中軸を三者凡退に封じて譲らない。 最終回、ホンダは向山琴葉に攻めるも、秋豆が併殺打でチャンスを広げられず。しかし、フォードは最終回に渡辺の出塁を許すも、田村虹月、村枝愛子を連続三振。小松も一ゴロに打ち取り完投勝利。 これにより、ホンダリヴェルタは東地区3位が確定。 一方でワイルドカードは日立サンディーバとなった。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月27日の結果(戸田中央 2‐0 NEC) 増田侑希が安定の立ち上がり 10月27日、女子ソフトボールJDリーグ最終節は、東地区初優勝を決めた戸田中央メディックス埼玉がNECプラットフォームズレッドファルコンズと対戦。投打の主役が、期待通りの活躍を見せた。 この試合、戸田中央の先発は増田侑希。最優秀防御率のタイトルがかかる増田は、初回を落ち着いた投球で無失点に抑え、上々の立ち上がりを見せた。 坂本結愛が特大弾で先制 一方、NECは左腕エース・大塲亜莉菜がマウンドに上がる。1番、2番を打ち取る好スタートを切ったが、2死から山口みどりに四球を与える。すると、4番・坂本結愛が左中間へ特大の2点本塁打。坂本も打点王のタイトルを狙う中で、価値ある一発を放ち、戸田中央がワンチャンスで先制した。 NECの反撃を増田が封じる NECは2回表、4番・清原奈侑が右中間への二塁打で出塁。さらに5番・金井亜茉音も安打で続き、1死一、三塁とチャンスを広げた。しかし、増田はこのピンチでも冷静さを失わず、無失点で切り抜けた。 その裏、NECも大塲が立ち直り、戸田中央打線を三者凡退に抑えてリズムを取り戻す。さらに3回からは、右腕エース・山本すみれが登板。溝江香澄監督の期待に応え、山本も戸田中央の上位打線を無失点に封じた。 毎回安打も得点ならず、NECの反撃 NECは3回に塩田優和、4回に金井が安打を放ち、毎回走者を出す粘りを見せた。しかし、増田の緩急自在な投球に翻弄され、得点には結びつかない。要所を締める増田の頭脳的な投球が光った。 後藤希友が流れを引き戻す 5回から戸田中央は、日本代表のエース・後藤希友をリリーフに送る。後藤はNECの上位打線を三者凡退に抑え、傾きかけた流れを再び引き寄せた。 NECも負けじと山本が力投。内外野の守備陣も堅守で山本を支え、初回以降は無失点の緊迫した展開が続く。 NECの粘りも後藤が封じる 6回、NECは先頭の塩田が粘りの末にサード前への内野安打で出塁。犠打で得点圏に走者を進め、4番・清原に期待を寄せる。しかし、後藤はこの場面でも冷静に三振を奪い強打者を抑え込む。 すると、溝江監督は一発長打が魅力の竹内みのりを代打に送る。しかし、後藤はここも抜群の制球力で竹内を三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。 戸田中央、追加点のチャンスも山本が踏ん張る その裏、戸田中央は鈴木鮎美が四球で出塁し、山口みどりも左前安打で続く。無死一、二塁と追加点の好機を作り、打席には初回に本塁打を放った坂本が入った。 しかし、このピンチで坂本を右飛に打ち取った山本。さらに1死満塁とピンチを迎えたが、山本は最後の一本を許さず。無失点でリリーフを終え、マウンドを降りた。 最終回、後藤が圧巻の三者三振 最終回、2点を追うNECは、金井がこの日3本目の安打をレフトに放ち出塁。無死一塁と、最後まで粘るNEC打線が後藤に圧力をかけた。しかし、ここでスイッチが入った後藤は、続く打者から三者三振を奪う圧巻の投球を披露。 坂本の本塁打で奪った初回の2点を守り切った戸田中央が、NECに4-2で勝利。東地区優勝の立役者たちが活躍し、地元ラウンドを勝利で締めた。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月27日の結果(ビックカメラ高崎 4‐2 日立) JDリーグ最終節、東地区2位をかけた直接対決 埼玉・朝霞ラウンドで行われたJDリーグ2025最終節は、雨天順延の末に実現した注目カード。東地区2位の座をかけて、ビックカメラ高崎ビークイーンと日立サンディーバが激突した。 初回から火花散る攻防 試合は初回から動いた。日立先発・奥野心に対し、ビックカメラ高崎打線が猛攻。1死から2番・藤本麗が安打で出塁すると、続く内藤実穂が右中間へ2点本塁打。ビックカメラ高崎が、幸先よく2点を先制した。 一方で、日立は初回から機動力で攻め返す。先頭の藤森捺美が四球で出塁すると、すかざず盗塁を決めて得点圏へ。しかし、世界のエース・上野由岐子が後続を断ち、無失点で立ち上がる。 満塁のピンチも上野が圧巻の投球 2回には日立が無死一、二塁の好機を作り、代打・小島あみの安打で満塁に。加えて、犠打を使わず積極的に攻めたが、上野は唐牛彩名、藤森を連続三振に仕留め、得点を許さない。 一発攻勢で主導権を握るビックカメラ 3回裏、日立の山内早織がソロ本塁打で1点を返すも、4回表には藤田倭が中越えソロで応戦。再び2点差に広げた。 とはいえ、日立は後藤美緒-ムリポラのバッテリーで反撃を試みるが、5回にワイルドピッチで追加点を献上。ビックカメラが3点差とする。 日立の粘りも及ばず、勝股が試合を締める 5回裏、藤森が左中間へソロ本塁打を放ち1点を返す。さらに、杉本梨緒も安打で続くが、上野が笠原朱里を投ゴロに抑え、流れを渡さない。 その後、6回からは両チームがリリーフを投入。日立は坂本美桜、ビックカメラは勝股美咲が登板。勝股は日立打線を三者凡退に抑え、試合の流れを維持した。 最終回も勝股が冷静に締める いよいよ7回裏、日立は代打・堀口佳乃から始まる攻撃に望みを託すも、勝股が三者凡退に抑え試合終了。 結果として、ビックカメラ高崎は21勝6敗1分で東地区2位を確定させた。上野由岐子の粘投と打線の一発攻勢が光る一戦となった。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月26日の結果(SHIONOGI 5‐2 SGホールディングス) プレーオフの可能性消滅も、SHIONOGIが先制 西地区3位を争うSGホールディングスギャラクシースターズと、SHIONOGIレインボーストークスの対決。 前の試合、伊予銀行ヴェールズが勝利し、SHIONOGIのプレーオフ進出が消滅。勝つか引き分けでSGホールディングスが、プレーオフ進出となる展開に。 SGホールディングスに注目が集まる一戦となったが、最後まで目が離せないこの対戦。試合はいきなりの展開にスタンドがどよめいた。 SHIONOGIは1回表、SGホールディングスの先発キャスリン・サンダーコックから1死に谷本奈々が右前安打で出塁。 すると3番・木村愛が逆方向へ左越えの2点本塁打を放って、いきなり先制。 さらに加藤愛夢も左線を抜ける二塁打で続くと、続く小林美沙紀も逆方向へ綺麗に運ぶ。これが、左中間への2点本塁打となり追加点を挙げた。 試合開始早々に2点本塁打が2本も出るという波乱の展開でSHIONOGI打線が本領を発揮。 2日連続先発のサンダーコックから初回に大きくリードを奪い、SHIONOGIが試合の主導権を握った。 2回にも追加点、攻撃の手を緩めず 続く2回表にも無死から水戸川綾音が中前安打で出塁。 犠打で二塁に進むと、パスボールを狙って三塁まで到達。 1死三塁から2番・谷本が四球を選ぶと、二塁に盗塁を仕掛けた。 すると捕手からの送球でSG二遊間がカバーに遅れて、ボールは中堅へ抜けていった。 その間に三塁走者の水戸川は本塁に帰り5点目を獲得した。 SGホールディングス、反撃開始もあと一歩 5点を追うSGホールディングスはSHIONOGIの先発・三輪さくらから3回裏に、先頭の川原千賢が四球で出塁。 続く1番・山本星がスラップで遊ゴロを放つとバウンドが変わって中前に抜けていった。 この打球で走者はそれぞれ進塁し、無死二、三塁を作ると森田あさひがエンドランを仕掛けて成功。 1点を返し、ここからSGホールディングスも反撃を開始したいところだったが、後続は三輪の落ち着いた投球によって後続を抑えた。 その後は両軍の投手が好投、一転投手戦となる。そしてここから両チームのスコアボードに0が並び続ける展開に入っていった。 SHIONOGI、7回に再びチャンスを作る 次に試合が動いたのは7回。 SHIONOGIは先頭の宇井あさひが左前安打で出塁して試合を動かす。 しかし、代打・髙橋杏の二ゴロの併殺で2死に。 それでもここから代打・小路茜が左中間を破る二塁打を放って追加点のチャンスを作った。しかし代打・児嶋瞳が遊飛に打ち取られ得点ならず。 SGホールディングス、最終回に粘りを見せる 7回裏、SHIONOGIの投手は信田沙南に交代。 後がなくなったSGホールディングスは1死から代打・藤原麻由が四球で出塁。 代走に小暮沙希はいると盗塁で二塁へ進んだ。 二飛で2死になると、ここでSHIONOGIが投手を福田莉花に交代。 残り1つを福田に託したが、SGホールディングスはこの立ち上がりで代打・吉田真央が右前に適時打を放って1点を返し点差を縮めた。 さらに途中出場の二見亜希も四球を選んでチャンスを広げると、2死一、二塁になったこのタイミングでSHIONOGIは三輪が再登板。 ピンチで登板した三輪は、3番・木下を一球で左飛に打ち取って試合終了。 SHIONOGI、意地の勝利でシーズン締めくくり SHIONOGIはプレーオフ進出とはならなかったものの、順位を一つ上げてシーズンを終えた。 そしてSGホールディングスが負けたこの瞬間、伊予銀行ヴェールズが初のプレーオフ進出を決めた。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月26日の結果(デンソー 4-0 東海理化) 白石の一発で先制、藤本が粘投 東海理化チェリーブロッサムズの藤本捺希、デンソーブライトペガサスの遠藤杏樺が先発したレギュラーシーズン最終戦。 試合が動いたのは2回表のデンソーの攻撃だった。 1死から白石望美が中越えのソロ本塁打を放ち、デンソーが1点を先制。 その後、2死から榊原深那が中前安打、椋梨琳花が四球で出塁しチャンスを広げるも、ここは藤本が踏ん張って凌ぎ、追加点を許さない。 両投手の好投が続く中盤 中盤は藤本、遠藤の両投手が丁寧な投球で相手に得点の隙を与えない展開に。 特に遠藤は4回裏まで被安打0と安定した投球を続けていき、1点のリードを守っていた。 犠飛で追加点、リードを広げる 5回表、デンソーは無死から椋梨が初球を右線を抜ける三塁打を放ち出塁。 その後1番の住友ゆづきが四球で出塁し、一、三塁のチャンスを作ると、続く谷口日彩の右方向への犠飛でデンソーが1点を追加し2-0とリードを広げた。 継投で流れを渡さず デンソーは5回裏から藤本恵未が登板。無死から宇田朱里に四球を許し、犠牲バントで走者を得点圏に進められるも、後続をしっかりと打ち取り無失点。 連続アーチで勝負を決める 6回表、東海理化は投手を永谷真衣に交代。するとその直後、先頭の川口茉菜が右越えのソロ本塁打、さらに中溝優生も右越えのソロ本塁打がでて、連続アーチで2点を追加。 最終回の攻防、飯島が締める 援護をもらったデンソーは6回裏から坪野三咲に投手を交代。落ち着いた投球で三者凡退に抑え、試合の流れを掴んだ。 追いかける東海理化は7回表に投手を伊藤加奈に交代。デンソー打線を三者凡退で切り抜け、味方の援護を待った。 7回裏、デンソーは飯島綾香に投手交代。1死から吉田菜々が死球で出塁すると、パスボールの間に走者が二塁に進む。 1点ずつ返したい東海理化は代打・小倉美衣菜が四球を選び、元川環が中前安打で繋いで満塁と反撃のチャンスを作った。 一発が出れば同点の場面で代打に阿出川美夢が送られる。しかし飯島の速球から安打を生み出すことはできずに中飛に倒れて試合終了。 飯島が最後の東海理化の追い上げを見事に振り切って、2025シーズンの最終戦を勝利で飾った。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月26日の結果(伊予銀行 6‐1 日本精工) プレーオフ進出をかけた大一番 ついに迎えたリーグ最終戦。伊予銀行ヴェールズにとっては、言うまでもなくプレーオフ進出をかけた、絶対に負けられない一戦となった。 まず序盤は、前日の試合同様、緊張感が高まる展開となった。しかしながら、伊予銀行の先発・黒木美紀は、それにもかかわらず落ち着いた投球を見せ、結果として無失点に凌いだ。 その後試合が動いたのは4回表。日本精工ブレイブベアリーズの先発・小栗巳緒乃から、2番・庄村瑠衣が巧みにセフティバントで出塁を果たす。 続いて辻井美波が送りバントをすると、三塁手・岡崎仁美の一塁送球が逸れて外野へ。この間に庄村が一気に本塁へ滑り込み、ついに1点を先制した。 伊予銀行が一気に突き放す さらにチャンスは続き、無死三塁で4番・本間紀帆が四球を選び走者を増やす。 続いて瀧川愛海が遊撃手後方へ適時打を放ち2点目。さらに2死一、二塁から竹光久莉寿が、右中間を痛烈に破る。これが走者一掃の2点三塁打となり、伊予銀行が4-0とリードを広げた。 日本精工が反撃の兆しを見せる 追いかける日本精工は5回裏、1死から橋本花音が左前安打で出塁して反撃を開始。 途中出場の於保伊吹の一ゴロで走者が入れ替わると、弓納持あみが初球を左中間へ二塁打を放った。 この打球に反応した俊足の於保が、一気に本塁へと生還。日本精工がようやく待望の1点を返して伊予銀行に追いすがった。 安川の一発で勝負を決める ここから勢いづきたい日本精工は6回表、鈴木りりかをマウンドに送り勢いを付ける。 しかしその立ち上がり、瀧川愛海が二塁手の失策で出塁。続いて主砲・安川裕美が右越えの2点本塁打を放ち、6-1と日本精工の追い上げムードを一掃した。 日本精工、好機を活かせず 6回裏、伊予銀行はエース・庄司奈々をマウンドに送る。その立ち上がり、谷輪詞音が一塁手の失策で出塁すると、内野ゴロで得点圏に走者を送った日本精工。 さらに、ベイリー・ハンプヒルの左邪犠牲飛で三塁へ進むも、宇野このみが一ゴロに倒れチェンジ。日本精工は追撃のチャンスを逸して苦しい展開が続いた。 小泉が締めて試合終了 そして迎えた7回裏、伊予銀行はマウンドに小泉夢乃を送る。5点を追う日本精工は代打作戦でチャンスを作ろうとするも、小泉が得意の沈む球で走者を許さない。 和田凛を右飛、伊藤美紅を見逃し三振に抑えた小泉に、母校・太成学院大学から応援に来た後輩たちがエールを送る。 この声援を背に、最後は代打・石原瑠々が遊ゴロに抑えた小泉が見事な火消しを見せて試合終了。 プレーオフ進出は次戦の結果次第 伊予銀行は第3試合目に行われるSGホールディングスギャラクシースターズ対SHIONOGIレインボーストークスの結果次第で、プレーオフ進出が決まる状況となった。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月26日の結果(トヨタ 14-0 ミナモ) 試合はトヨタの先制から始まる トヨタレッドテリアーズのメーガン・ファライモと、大垣ミナモの中村美瑠が先発したこの試合。 まずはトヨタが先制。島仲湊愛が左前に二塁打で出塁し、犠牲バントで三塁に進む。続いて切石結女、山田柚葵が連続四球で1死満塁のチャンスを作る。 ここでミナモは三堀茉莉愛に交代。すると下山絵里が右前適時打で2点を先制。続く鎌田優希の左邪飛では、ミナモの川地葵が好返球で三塁走者を本塁でアウトにし、投手を救った。 川地の好守も光るが、トヨタの勢い止まらず さらに2回裏、トヨタは小林楓が中前安打、伊波菜々が四球で出塁。島仲が左前安打を放つも、再び川地の好返球で本塁アウト。 しかしながら、2死二、三塁から石川恭子が中前適時打で2点を追加。その後石川が盗塁を決め、切石が右中間へ適時二塁打で5-0とリードを広げたトヨタ。 続いて山田も中越え2点本塁打を放ち7-0。ミナモはサム・ショウに交代するも、下山・鎌田に連続四球を与える。さらに、マヤ・ブレイディが右越え2点三塁打を放ち、トヨタが一挙7点の猛攻を見せた。 トヨタの猛攻が続く 続いて3回裏、トヨタは伊波が四球で出塁するとすかさず盗塁。内野ゴロで三塁へ進み、石川の二ゴロで1点を追加した。 さらに4回裏、山田が左中間二塁打で出塁。下山が四球、鎌田が左前安打を放つと、この打球を雨の影響で左翼手が後逸。2人が生還し、トヨタが2点を追加した。 ミナモは粘るも、トヨタの守備と投手陣が盤石 ここでミナモは投手を田中真矢に交代する。飛球2つで2死を取るも、バッテリー失策で遂に13点目を献上してしまう。 5回表、トヨタはファライモから成瀬結衣に交代。ショウがチーム初の中前安打で出塁するも、ミナモは併殺で無得点に終わる。 5回裏、トヨタは代打・高島歩が右前安打を放つと、舟阪育枝も左前安打で続いた。これをミナモの野手が後逸する間に高島が本塁へ生還し14点目。 反撃したいミナモだったが、成瀬の投球に三者凡退が続き、最終7回も凡退で試合終了となった。 西地区王者の実力を証明 このようにして、トヨタが持ち前の打撃力を発揮し、ミナモに大差をつけて快勝。西地区優勝の力を見せつけ、ダイヤモンドシリーズへの期待が高まる一戦となった。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月26日の結果(豊田織機 5‐3 タカギ北九州) レギュラーシーズン最終戦 いよいよ、レギュラーシーズン最終戦を迎えた。豊田自動織機シャイニングベガのダラス・エスコベドと、タカギ北九州ウォーターウェーブのブルック・ヨネズが先発マウンドに上がる。 初回に豊田織機が先制点を奪う まずは1回裏、豊田織機は先頭の竹中真海が四球で出塁。続いて大平あいの左邪飛が犠牲飛となり、竹中が二塁へ進塁した。 得点圏に走者を置き、3番・須藤志歩が左前安打で一、二塁とチャンスを広げると、マケナ・スミスの犠牲中飛により1点を先制した。 両チームが投手交代で流れを変える その後、3回裏にタカギ北九州は投手を鹿野愛音に交代。豊田織機の上位打線を三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せた。 一方で、4回表には豊田織機も投手を堀脇千晴にスイッチ。1人に四球を許すも、後続を凡打に打ち取り、好投を見せた。 豊田織機が満塁の好機を活かす 続いて4回裏、豊田織機はスミスが四球で出塁すると、佐藤友香が初球を左前に運んでつなぐ。松尾愛里の送りバントで一塁手・土井彩香が三塁へ送球するも、走者の足がわずかに早く判定はセーフ。野選で無死満塁となった。 すると沢柚妃が左前適時打で1点を追加。続いて森本なるかの内野安打でさらに1点を加え、3-0とリードを広げた。 須藤の好走塁でさらに追加点 5回裏、タカギ北九州は上村紗輝に交代。しかしながらその立ち上がりを豊田織機が攻める。須藤が四球で出塁し、田村涼が中前安打でチャンスを広げた。 松尾の打席中、須藤が大きく飛び出すと捕手・橋崎芽依奈が二塁へ牽制。送球がバウンドして外野へ抜けると、須藤が本塁まで生還。これにより、豊田織機が4点目を獲得した。 タカギ北九州が反撃開始 6回表、豊田織機は浅井茉琳に交代。タカギ北九州は1死から樋口菜美が左越えソロ本塁打を放ち1点を返す。 続いて兼平真咲も左越え三塁打でチャンスを作り、細見真由の遊ゴロの間に生還して2点目を加えた。 竹中が追加点をもぎ取りリードを広げる 6回裏、森本なるかが左前安打で出塁。犠打で二塁に進むと、竹中真海が一塁強襲の内野安打を放ち、その間に本塁へ生還。5-2とリードを広げた。 最終回の粘りを振り切り勝利 7回表、豊田織機はレクシー・キルフォイルが登板。代打・大須賀穂香が四球で出塁し、犠打で二塁へ。山根悠夏の中前安打で1死一、三塁とチャンスを広げた。 2死後、バッテリー失策で3点目を返すも、樋口が四球で粘った後、最後は三ゴロで試合終了。 タカギ北九州の終盤の追い上げを振り切った豊田織機が、レギュラーシーズン最終戦を勝利で締めくくり、プレーオフへ向けて再スタートを切った。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月25日の結果(ミナモ 3‐0 東海理化) 初回から満塁のチャンスを作るも無得点 1回表、ミナモは東海理化の先発・藤本捺希から2死後に岩月優衣が死球で出塁。続いてサム・ショウが四球、小西陽菜が初球を左前に運び、早くも満塁のチャンスを作った。 しかし、ここは内野ゴロに倒れ、得点にはつながらなかった。 東海理化も反撃の構えを見せるが… 2回裏、東海理化はミナモの先発ショウから先頭の貝沼晴香が四球で出塁。犠打で二塁に進めた後、空振り三振で2死となる。 その後、上村奈実も四球を選びチャンスを広げたが、続く宮子佳也が右飛に倒れ、ショウが踏ん張って無失点で切り抜けた。 小西のエンドランで先制点を奪う そして迎えた3回表、ミナモは無死から瀬戸口梨乃が四球で出塁。続いて岩月が左前安打を放ち、瀬戸口は一気に三塁へ到達する好走塁を見せた。 一、三塁のチャンスでショウが打席に立つも、見逃し三振。1死一、三塁となり、続く小西が二塁方向へエンドランを仕掛け、本塁はセーフに。 この結果、ミナモが先制点を挙げ、試合の流れを掴んだ。 藤本の気迫の投球が光るも援護なく リードを許した東海理化だったが、藤本の投球は素晴らしく、5回のミナモの攻撃では1人に安打を許したものの、続く打者を三者連続三振に仕留める気迫の投球を見せた。 終盤に鈴村がダメ押しの2点打 しかし、そんな藤本を援護できない東海理化に対し、ミナモはさらに追い打ちをかける。7回表、ショウが四球で出塁し、小西の内野ゴロで走者が入れ替わり1死一塁。 塁に残った小西が盗塁を決めて得点圏に進むと、谷の遊ゴロが内野安打となり、その間に三塁へ進塁。1死一、三塁から三堀茉莉愛が四球を選び満塁に。 すると鈴村二千花が初球を中前に弾き返し、2点適時打で追加点を獲得。これにより、ミナモは大きくリードを広げた。 ショウが完封、ミナモが歓喜の初勝利 追いかける東海理化は最終回、無死から千葉友里亜が四球で出塁。代打・繁田幸奈が左飛、続いて代打・小倉美衣菜が空振り三振で2死。 さらに代打・池田悠華が打席に入るも遊飛に倒れ、試合終了。ショウが最後まで力投を見せ、3-0で完封勝利を収めた。 ミナモは今季待望の初勝利を挙げ、遠かった道のりを仲間たちと抱き合って喜びを分かち合った。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月25日の結果(デンソー 3‐1 トヨタ) 両先発が序盤から好投 10月25日、注目の一戦となったデンソーブライトペガサス対トヨタレッドテリアーズの試合は、両チームのエースが先発し、序盤から緊張感のある展開となった。 トヨタはメーガン・ファライモ、デンソーはアラナ・バウターが先発。初回、ファライモは2死から川口茉菜に中前安打を許すも、三振で3アウトを奪う上々の立ち上がりを見せた。 その裏、トヨタは先頭の島仲湊愛が四球で出塁。さらに2死から山田柚葵、下山絵理が連続四球で満塁のチャンスを作った。これに対し、デンソーのバウターは力強い速球で押し切り、無失点で切り抜けた。 榊原の一発で試合が動く そして、ピンチを凌いできたデンソーがついにチャンスを迎える。4回、2死から白石望美が左前安打で出塁。続いて猿田麻美が三塁線を破る二塁打を放ち、チャンスを広げた。 この場面で打席に立った榊原深那が、初球を中方向へ打ち返し、その結果、3点本塁打となって一気にリードを奪った。試合の流れを変える一撃となった。 追加点を狙うもトヨタの好守が阻止 5回、デンソーは無死から住友ゆづきが四球で出塁し、すかさず盗塁を成功。引き続き谷口日彩が左前安打で無死二、三塁と追加点のチャンスを作った。 しかし、川口が空振り三振に倒れ、1死二、三塁。次に中溝優生が左飛を放ち、住友が本塁へ突入。トヨタの左翼・山田がストライク送球を見せ、判定はアウト。見事な併殺で追加点を許さなかった。 トヨタ、反撃の狼煙を上げるも… 不振が続いていたトヨタだったが、6回裏に反撃開始。無死から切石結女が四球で出塁し、続いて山田がチーム初の中前安打で続く。 さらに、1死一、三塁から鎌田優希が左前適時打を放ち、待望の1点を返した。 しかしながら、バウターが後続を抑え、追加点は許さなかった。 最終回もバウターが締める 迎えた最終回、トヨタは2死から石川恭子が四球で出塁し望みをつなぐも、最後の打者をバウターが三振に仕留めてゲームセット。 この結果、デンソーがリードを守り切り、西地区首位のトヨタに快勝。プレーオフに向けて大きな一勝を手にした。ーJDリーグ試合結果へ
- ソフトボール10月25日の結果(SGホールディングス 2‐0 タカギ北九州) プレーオフ進出へ向けた大一番 10月25日、京都ラウンドで行われたSGホールディングスギャラクシースターズ対タカギ北九州ウォーターウェーブの一戦は、プレーオフ進出を争う両チームの緊迫した攻防が続いた。 初回から両チームが好機を演出 試合は序盤から動きを見せた。1回表、タカギ北九州はSGホールディングスの先発キャスリン・サンダーコックから、1死後に山根悠夏が中前安打で出塁。続く樋口菜美も左前安打で繋ぎ、いきなりチャンスを作った。しかし、後続が三振と遊ゴロに倒れ、得点には至らなかった。 続いて、その裏にSGホールディングスも反撃。先頭の山本星が俊足を活かして三遊間の内野安打で出塁。犠打と内野ゴロで三塁まで進み、4番エリカ・ピアンカステリを迎えたが、ここは遊ゴロに倒れてチェンジとなった。 チャンスを作るも決定打が出ず さらに3回裏、SGホールディングスは川原千賢の中前安打に続き、山本がスラップで二遊間を抜く安打で無死一、二塁とした。犠打で1死二、三塁とし、木下華恋が死球で満塁に。ここで主砲ピアンカステリが打席に立ったが、一邪飛に倒れ、続くベイリー・クリングラーも空振り三振。上村紗輝の好投が光り、得点には結びつかなかった。 さらに4回裏も、ステーシー・ポーターの二塁打と望月朱里の四球で1死一、三塁のチャンスを作る。しかし、この好機もエンドラン失敗で三塁走者がタッチアウト。タカギ北九州は守備でも粘り強さを見せた。 均衡を破った6回の一撃 試合が動いたのは6回裏のSGホールディングスだった。まずは先頭クリングラーが右前安打で出塁して、先制点への執念を見せる。すると、ここで打席に入ったポーターが内角の甘い球を逃さなかった。振り抜いた打球は、打った瞬間にそれと分かる左越えの2点本塁打。ついにSGホールディングスが均衡を破り、2点のリードを奪った。 最終回の粘りも届かず しかし、7回表にタカギ北九州も粘りを見せる。1死から代打・柏坂志帆が中前安打を放ち反撃の狼煙を上げた。しかし、最後はサンダーコックが渾身の外角いっぱいの速球で見逃し三振に仕留めた。 こうして、勝利したSGホールディングスが、前の試合で敗れた伊予銀行ヴェールズを再逆転して西地区3位に浮上。いよいよ翌最終戦でプレーオフ進出を果たす位置に着ける大きな一勝を手にした。ーJDリーグ試合結果へ
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