11月15日の結果(トヨタ3‐0 豊田織機)
ダイヤモンドシリーズ会場|ジャイアンツタウンスタジアム
速球投手同士の息詰まる接戦
ニトリJDリーグ2025ダイヤモンドシリーズ準決勝は、ジャイアンツタウンスタジアムで開催。トヨタレッドテリアーズと豊田自動織機シャイニングベガが激突した。先発はトヨタのメーガン・ファライモと豊田織機の山下千世。ファイナル進出を懸けた速球派同士の投げ合いに注目が集まった。
序盤は投手戦
しかし試合は序盤から動かず、均衡状態が続いた。2回表、豊田織機はマケナ・スミスが死球で出塁し、代走に梶原沙希。さらに佐藤友香が送りバントを試みるも、ファライモの速球に対応できずフライに。ここで一塁手下山絵理がジャンプしながら捕球し、飛び出した走者を刺して併殺。その結果、豊田織機は先制の走者を活かせなかった。
なお、この死球でスミスは退場となった。しかし、右手をアイシングしながらスミスはベンチ最前線で最後までチームメイトに声援を送り続けた。
トヨタも攻めるが…
一方でトヨタも2回裏、1死から下山が内野安打で出塁。しかし山下の力投に阻まれ、二者連続三振で得点ならず。両軍とも投手の気迫と野手の好守でチャンスを活かせない展開が続いた。
島仲が均衡破る
そして5回裏、ついに試合が動く。まずは、この回先頭のマヤ・ブレイディが中前安打で出塁し、犠打で得点圏へ。さらに代打藤家菜々子が死球で歩き、打順は1番に戻る。ここで島仲湊愛が内角球を振り抜き、右中間へ3点本塁打。トヨタが3-0とリードを奪った。
攻撃続くも追加点ならず
さらに代打市川愛渚が中前安打で繋ぎ、豊田織機は堀脇千晴に交代。しかし切石結女に四球を与えピンチ拡大。1死一、二塁で山田柚葵が左飛。ここで野上あすかが二塁へ送球し、戻り切れなかった走者を刺して併殺。追加点は許さなかった。
ファライモが完封
6回裏、トヨタは再び満塁のチャンスを作るも島仲が遊飛で無得点。豊田織機はレクシー・キルフォイルがピンチを凌ぎ、最後の攻撃に望みを託した。しかし最終回、ファライモが代打小寺と佐藤を三振、最後は池上を遊ゴロに打ち取り試合終了。トヨタが3-0で勝利し、3連覇を目指してダイヤモンドシリーズファイナル進出。2年ぶりにビックカメラ高崎との決戦に挑む。



















