アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

  • ピックアップ
  • イベント
  • 教育

ドラフト候補が続々!大学野球日本一はどのチームに⁉ – 第74回全日本大学野球選手権が始まる

  • 関東地方
  • 東京都
  • スポーツ
  • 野球
  • 教育
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

大学野球の頂点を目指して

2025年6月9日、今年も大学野球の頂点を目指す戦い”全日本大学野球選手権大会”が始まった。大学野球の聖地・神宮の杜に、今年も北は北海道網走市から南は熊本県熊本市まで、26の連盟における春のリーグ戦を制した大学が集い、日本一の座を目指して熱戦が繰り広げられている。

第74回目となる今年の全日本大学野球選手権は、昨年の真夏のような日差しの中とは様相を呈し、時折小雨が降る梅雨模様の中で開催された開幕日の神宮球場。試合進行が心配されたが、同時開催の東京ドームと共に1回戦3試合を順調に消化。各試合で熱戦が繰り広げられた。

プレイバック!2024の大学野球選手権

昨年は、共に神宮球場を本拠地とする東京六大学野球連盟の早稲田大学( 9年ぶり15回目)と東都大学野球連盟の青山学院大学( 2大会連続7回目)が戦った決勝戦。

息詰まる投手戦から先制した早稲田大学に対し、5回に逆転した青山学院大学が、見事な継投で接戦を制して2戦連続通算6度目の優勝に輝いた。

昨年の覇者・青山学院大学からは、2024年NPB(日本プロ野球)ドラフト会議で佐々木泰選手(広島東洋カープ1位指名)、西川史礁選手(千葉ロッテマリーンズ1位指名)と、2年連続でドラフト1位2名を輩出。準優勝の早稲田大学からも、山縣秀選手(北海道日本ハムファイターズ5位指名)、吉納翼選手(東北楽天ゴールデンイーグルス5位指名)と2名の選手がNPBに進んでいる。

今年の第74回大会にも出場をしている、青山学院大学、早稲田大学を中心に優勝争いが繰り広げられていくと予想されているが、他にも多くの優勝候補チーム、ドラフト指名候補選手たちの活躍が楽しみだ。

北の大地から最高峰の大会に挑む

日本最高峰の大学野球が観戦できる全日本大学選手権大会だが、見どころはそればかりでは無い。

Journal-ONE編集部が注目した、“東京農業大学北海道オホーツク”は最北の北海道学生野球連盟を代表し、北海道網走市から本大会も6大会連続21回目の出場を果たした。

三垣勝巳監督を慕い、北は北海道から南は沖縄県から「北の大地」に集まった学生たち。一年中野球ができない厳しい環境の中でも技術を磨き、人間性を育み、地元・網走の皆さんの声援を受けながら持てる力を出し切る晴れの舞台としてこの全日本大学選手権大会に今年も挑む。

東京の閑静な住宅街・世田谷にある“東京農業大学”からも、全日本大学選手権大会の出場を受けて大応援団が神宮球場に駆け付ける。得点シーンなど盛り上がる場面で、伝統の“大根踊り”と呼ばれる“青山ほとり”を演舞する東京農業大学全学応援団の圧巻の応援を観るためにスタンドに来るファンも多い。

国公立大のノーサイン野球も躍動

昨年の第73回大会で、多くの野球ファンから注目された国公立大唯一の出場校“和歌山大学”(近畿学生野球連盟)も素晴らしい戦いを見せてくれた。

受験勉強を経て入学しなければならない国公立大学のハンデを乗り越え、昨年の第73回大会では1回戦で広島経済大学(広島六大学野球連盟)を逆転で3-2と下し、2回戦ではこの大会4強入りを果たした東日本国際大学(南東北大学野球連盟)に終盤まで0-0の熱戦を演じたものの、7回の1失点を挽回できず惜敗。素晴らしい戦いを演じた。

唯一の国公立大学という珍しさではなく、和歌山大学が注目されるのはその戦術にある。大原弘監督が掲げる「ノーサイン野球」は、文字通り試合中に監督、コーチからの作戦のサインは一切無し。選手同士が出し合うサインも無い和歌山大学の連携は日頃の練習を通して培った「阿吽の呼吸」と「試合の流れを読む力」だ。

今年の大会に出場することは叶わず、神宮球場でのノーサイン野球観戦は秋の明治神宮野球大会に持ち越しとなったが、こういった私たちの思いも寄らない全国の大学野球を知るにも欠かせない大会が全日本大学選手権大会であると言えるだろう。

第74回全日本大学野球大会

2025年6月9日(月)から6月15日(日)まで、明治神宮野球場と東京ドームにて開催。

雨天等による日程の変更は、公益財団法人 全日本大学野球連盟のホームページでご確認下さい。

 

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

関連記事

関連スポット