


賓日館
潮風が心地よい伊勢・二見浦。夫婦岩へと続く表参道の先に佇む「賓日館」は、1887年(明治20年)、伊勢神宮参拝の高位の客人を迎えるために建てられた迎賓館。現在はその美と歴史を今に伝える国指定の重要文化財である。
明治建築の美。賓日館は写真に映える
伊勢湾を望む海辺に明治の建築美が息づく、賓日館。120畳の大広間。繊細な欄間彫刻。漆喰の白壁。四季折々の庭園。撮影可能な館内では、和装での記念撮影、ウェディングの前撮りにも人気がある。
金箔天井の大広間や庭園は特に魅力的。自然光が美しい午前中が撮影に最適。フラッシュや三脚の使用は事前確認が必要になる。
春の風物詩。おひなさまめぐりは賓日館を彩る
毎年春の訪れとともに賓日館で開催される「二見浦おひなさまめぐり」。江戸から昭和にかけて受け継がれた雛人形が、館内を華やかに飾る。開催は2月下旬から3月上旬。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。通常の入館料は大人310円、子ども150円。おひなさまめぐり期間中は大人400円、子ども200円である。地元の人々にとって、春の風物詩。家族連れで訪れ、懐かしい雰囲気に癒されるのも良。
賓日館へのアクセス。滞在のコツ
賓日館はアクセスが良い。無料駐車場を完備。大型バス3台、普通車40台分のスペースがある。団体でも家族でも気軽に訪れられる。
JR二見浦駅から徒歩12分。伊勢鳥羽道路「二見」ICから車で4分。名古屋からのアクセスは特に便利だ。JR快速「みえ」で伊勢市駅まで約1時間10分、そこからJR参宮線で二見浦駅まで5分。
東京からは東海道新幹線「のぞみ」で名古屋まで約1時間40分、快速「みえ」を経由して約3時間で到着する。
大阪からは近鉄特急「しまかぜ」で伊勢市駅まで約2時間、そこからJR参宮線で5分となっている。
滞在時間は1~2時間が目安。館内見学、庭園散策、写真撮影をゆったり楽しむ。二見浦エリアには海鮮料理店やカフェが点在。伊勢神宮参拝の前後に立ち寄り、ランチやティータイムを過ごすのがオススメ。
賓日館で伊勢観光を特別なものに
賓日館は歴史と文化が交錯する。明治の美を写真に収め、季節のイベントを楽しみ、地元の海の幸を味わう。伊勢観光を充実させる選択肢として押さえておきたい。公式ウェブサイト(hinjitsukan.com)や伊勢志摩観光ナビで最新情報を確認をオススメする。
スポット基本情報
スポット情報
- 住所三重県伊勢市二見町茶屋566-2
- TEL0596-43-2003
- アクセス① 東京駅 - 東海道新幹線「のぞみ」 約1時間40分 - 名古屋駅 - JR参宮線快速「みえ」 約1時間10分 - 伊勢市駅 - JR参宮線 約5分 - 二見浦駅 - 徒歩 約12分
② 名古屋駅 → 賓日館名古屋駅 - JR参宮線快速「みえ」 約1時間10分 - 伊勢市駅 - JR参宮線 約5分 - 二見浦駅 - 徒歩 約12分
③ 大阪駅 → 賓日館大阪駅 - 近鉄特急「しまかぜ」または「伊勢志摩ライナー」 約2時間 - 伊勢市駅 - JR参宮線 約5分 - 二見浦駅 - 徒歩 約12分 - その他【営業時間】09:00~16:30 【定休日】火曜日(祝日の場合翌週休)

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )