四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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伊勢

伊勢神宮参拝ルート 二見興玉神社とおかげ横丁

伊勢神宮と二見興玉神社を巡る、心を整える日帰り参拝モデルコース

日本人の精神文化の源流ともいえる伊勢神宮。それは、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心に、125の社が静かに佇む神域。天照大御神と豊受大御神をお祀りするこの聖地は、約2000年の歴史を紡ぎながら、年間800万人もの参拝者を迎えている。この神道の原点に触れる旅は、国内外から多くの人々の心を惹きつけてやまないのである。

編集部では、伊勢神宮を訪れる際におすすめの日帰りモデルコースをご紹介。まずは古来の参拝順に倣い、二見浦に鎮座する二見興玉神社で心身を清める禊から始め、外宮、内宮へと歩みを進めていく。そして参拝後は、伊勢の食と文化が息づくおかげ横丁での散策も楽しみのひとつ。こちらの伊勢の魅力を凝縮したこのコースは、初めての方にも、何度も訪れている方にもオススメしたい。

日帰りモデルコース(公共交通機関利用)

時間帯行程所要時間(目安)
8:50〜9:30二見興玉神社参拝(夫婦岩・手水舎など)約40分
8:30JR伊勢市駅出発 → バスで二見浦表参道へ約20分
9:00JR伊勢市駅出発 → 徒歩で外宮へ徒歩約5〜10分
9:10〜10:10外宮参拝(正宮・多賀宮など)約1時間
10:15外宮前バス停 → 内宮前バス停約20〜25分
10:40〜12:00内宮参拝(宇治橋・正宮・荒祭宮など)約1〜1.5時間
12:00〜13:30おかげ横丁・おはらい町で昼食&散策約1.5時間
14:00〜14:30内宮前バス停 → JR伊勢市駅約25分

 

二見興玉神社で心身を清める

伊勢参りの第一歩は、二見浦に鎮座する二見興玉神社。古くは海水での禊が行われていた。しかし、現在は手水舎での清めが主流。夫婦岩の間から昇る朝日や満月は、神秘的な自然の演出として知られる。この興玉神石を祀る地では、旅の無事と心の静けさを祈るのが習わしだ。ちなみにJR伊勢市駅からは三重交通バス51系統で約20分、運賃は約300円。8:30発の便で出発すれば、8:50頃には二見浦表参道に到着する。

外宮で豊穣を祈る

二見から外宮へは、再びバスで移動。こちらの豊受大神宮は、衣食住や産業を司る豊受大御神を祀る神社。静寂な森に囲まれた参道が印象的だ。正宮での参拝の後は、別宮・多賀宮にも足を運びたい。ちなみに参拝作法は「二拝二拍手一拝」。所要時間は約1時間。バスは9:35発、約15分で外宮前に到着し、運賃は約200円。

内宮で日本の総氏神に参拝

外宮から内宮へは、10:55発のバスで約25分、運賃は約520円。皇大神宮では、宇治橋を渡り、五十鈴川の御手洗場で手を清めてから参拝するのが基本。そして、正宮では天照大御神に感謝を捧げ、別宮・荒祭宮ではその荒御魂に祈りを捧げる。ちなみに、伊勢神宮では20年に一度、式年遷宮が行われ、社殿を新たに建て替えることで「常若(とこわか)」の精神を体現している。

おかげ横丁で伊勢の食と文化を楽しむ

内宮参拝後は、徒歩2分のおかげ横丁へ。この江戸時代の町並みを再現したこのエリアでは、赤福本店の赤福餅や、すし久のてこね寿司など、伊勢ならではの味覚が楽しめる。それから、地ビールや黒蜜団子を片手に、土産物店を巡るのも一興。13:00から14:30までの1.5時間で、食と文化の魅力を満喫できる。

JR伊勢市駅へ戻る

帰路は、14:35発のバスでJR伊勢市駅へ。所要時間は約25分、運賃は約450円。駅周辺には足湯や土産店もあり、旅の締めくくりにふさわしいひとときを過ごせる。このような伊勢の自然と神聖な空気に触れた一日は、心深く刻まれるのではなかろうか。

バス時刻表(平日想定、2025年10月頃)

区間出発時刻到着時刻系統・所要時間・運賃
JR伊勢市駅前 → 二見浦表参道8:308:5051系統、約20分、約300円
二見浦表参道 → 外宮前9:359:5051系統、約15分、約200円
外宮前 → 内宮前10:5511:2051系統、約25分、約520円
内宮前 → JR伊勢市駅14:3515:0051系統、約25分、約450円

 

次の休日は、伊勢へ——心を整える旅のすすめ

神々の気配に包まれた伊勢の地を歩くと、自然と心が静まり、日々の忙しさが遠のいていくのが感じられる。今回の、二見浦の朝の光に始まり、外宮・内宮での厳かな参拝。そしておかげ横丁での温かなひととき——そのすべてが、心と身体にやさしく染み渡る時間となっていく。

この日帰りモデルコースには、伊勢の魅力をぎゅっと凝縮。まさに“心を整える旅”。歴史と文化、そして神聖な空気に触れることで、自分自身を見つめ直すきっかけになればうれしい。

次の休日は、少し早起きをして、伊勢へ出かけてみてはいかがだろうか。

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