絆スタジアム (愛宕スポーツコンプレックス野球場)


絆スタジアム(愛宕スポーツコンプレックス野球場)の特徴・魅力
山口県岩国市、米軍岩国基地に隣接する「愛宕スポーツコンプレックス」。その中核を成す「絆スタジアム」は、単なる地方球場の枠を超えた、いわば日米交流の象徴とも言える聖地である。
思えば2017年の開場以来、プロ野球のウエスタン・リーグ公式戦も開催されるなど、そのクオリティはもはや折り紙付きだ。清々しい瀬戸内の風を感じながら、白球を追う姿に酔いしれる——。そんな贅沢な時間が、ここには流れている。
絆スタジアムの特徴
絆スタジアムの最大の特徴は、その成り立ちにある。
なぜなら日米再編交付金を活用し、米軍と市民の「絆」を深める目的で建設されたこの球場は、細部に至るまで国際基準を意識した設計が施されているからだ。しかも内野クレー舗装、外野天然芝の鮮やかなグリーンは、見る者の心を一瞬で奪うほどに美しい。
国際交流を象徴する最新鋭の設備
両翼100メートル、中堅122メートルというプロ野球本拠地と同等のサイズを誇り、夜間照明や大型映像装置(LED)も完備。そのメンテナンスの行き届いた美しさは、訪れる者を「おっ」と思わせる気品に満ちている。
絆スタジアムの魅力
ここには、都会の喧騒を忘れさせる開放感がある。たとえばバックネット裏から見渡す景色は、空の広さを改めて教えてくれる。そう、ここは単なる観戦の場ではなく、そこに集う人々との無言の連帯感、それこそがこのスタジアムが提供する最高の「体験」なのだ。
プロの鼓動を間近で感じる臨場感
内野スタンドとグラウンドの距離が近く、選手の息遣いやボールがミットに収まる乾いた音が、驚くほどダイレクトに響く。この距離感こそ、野球が秘める官能的なまでの魅力を、再認識させてくれる。
絆スタジアムへのアクセス
岩国市の高台に位置するため、訪れる際は事前のルート確認が肝要。公共交通機関と車の併用が現実的な選択肢となる。
公共交通機関でのアクセス
JR山陽本線「岩国駅」または「南岩国駅」からタクシーで約10〜15分、という手もある。あるいは岩国駅東口から運行される「いわくにバス(愛宕・牛野谷線)」を利用し、「愛宕スポーツコンプレックス前」バス停で下車するのが、もっともスマートな移動法だ。
車でのアクセスと駐車場
スタジアムを含むコンプレックス全体には、約625台の無料駐車場が完備されている。とはいえ、プロ野球公式戦などのイベント時ともなれば話は別。早めの到着を心がけることが、心穏やかに試合を楽しむための、ちょっとした秘訣かもしれない。
絆スタジアムの施設概要
施設のスペックを把握しておくことは、観戦を成功させるための第一歩だ。
開場時間
原則として午前6時30分から午後10時15分まで。ただし、利用予約状況やイベント開催時によって変動するため、事前に岩国市の公式サイト等で確認しておきたい。
収容人数
総収容人数は約8,000人。内野スタンドに約5,000席の個別シートを備え、外野は開放感あふれる芝生席となっている。この「5,000席」という規模が、密やかで贅沢な一体感を生み出している。
座席表
メインスタンドはバックネット裏を中心に、斜めにせり上がるような構造で視認性が極めて高い。あわせて内野席は全席背もたれ付きで、長時間の観戦でも疲れを感じさせない配慮が嬉しい。一方で芝生席は、ピクニック気分で楽しめる、家族連れに人気の特等席だ。
グルメ・ショップ
常設の売店は小規模だが、プロ野球開催時や大規模大会時には、地元の名物などを提供するキッチンカーが並ぶこともある。あえてお気に入りのデリを携えて、ピクニック気分で観戦に臨むのも、この場所ならではの楽しみ方だ。
絆スタジアムのその他詳細情報
バリアフリー設計が徹底されており、車椅子観戦スペースや多目的トイレも完備されている。授乳室の存在は、今どきの施設としての当然のたしなみ、かつ、優しい配慮と言えるかもしれない。
利用案内
自らプレーを楽しむことも、このスタジアムは許容してくれる。
チケット購入方法
プロ野球等の興行については、各プレイガイドや岩国市役所等の窓口で販売される。
一般利用(団体予約)の場合は、岩国市文化スポーツ振興財団等を通じて申し込む形式となる。岩国市公式HPの申し込み手順も参考にして、思い立ったらすぐ行動、それが良質な体験への近道だ。
注意事項
スタジアム内は禁煙。また、ゴミの持ち帰りは徹底したい。周囲は静かな住宅街と米軍施設が混在するエリア。過度な鳴り物応援は控え、スポーツの本質を静かに、時に熱く愉しむ姿勢が求められる。
絆スタジアムの近隣スポット情報
絆スタジアム周辺には魅力的なスポットが点在。試合後の余韻に浸りながら、岩国ならではの味わいを求めるのもまた一興だ。
錦帯橋(きんたいきょう)
車で約15分の距離にあるのは、日本三名橋の一つ。その造形美は、何度見ても溜息が出るほどだ。まずは季節ごとに表情を変える錦川のせせらぎに身を委ねてほしい。スタジアムでの興奮をクールダウンさせるには、これ以上ない最高の場所だろう。
ふと気づけば、橋のたもとでは岩国が誇る郷土料理「岩国寿司」の香りが漂ってくる。せっかくなら華やかな押し寿司を頬張りながら、川面を眺めて過ごしたい。そこにれんこんの小気味よい食感がアクセントを加え、祝い事のような華やかさが、心まで満たしてくれるはずだ。
岩国シロヘビの館
国の天然記念物「岩国のシロヘビ」を間近で観察できる。神秘的な白蛇の姿に、勝負事の運気を授かるのも、野球ファンらしい粋な寄り道かもしれない。館の近くでは、ソフトクリームの名店が立ち並び、200種を超える変わり種フレーバーの中から選ぶ楽しみもある。甘い冷たさが、観戦の熱を優しく溶かしてくれるだろう。
スポット情報
- 住所山口県岩国市愛宕町2
- TEL0827-35-5089
- アクセス① 広島駅 - 山陽本線 約49分 - 岩国駅(徒歩約1分)- いわくにバス約20分 - 岩国医療センター - 徒歩約4分 /② 山口駅 - 山口線 約26分 - 新山口駅(徒歩約3分)‐ 山陽新幹線 約26分 - 新岩国駅(徒歩約2分)‐ 岩国駅(徒歩約1分)‐ いわくにバス約20分 - 岩国医療センター駅 - 徒歩約4分
- その他

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )













