― 日本代表での経験を自分自身、日立サンディーバにどうやって活かしていきたいですか?
藤森)日本代表の練習初日を終えたとき、私自身に一球に対する大切さがまだ甘いと宇津木監督に指摘されました。実は、その指摘は日立でも言われていたことなので、ほかの選手たちがどう意識して一球にこだわっているのかを練習の中でも学んでいるところです。それを持ち帰り、チームのみんなに伝えたいなと思います。
藤森)日本代表を経験できるソフトボール選手は、決して多くありません。それを経験できた選手の一人としてチームに帰り、プレーはもちろん言葉や態度で伝えるなどできることは色々あると思います。そういった自分の振る舞いでチームに還元していければなと思います。

藤森選手(日立)の笑顔がアジアカップでも多く見られるだろう-Journal-ONE撮影
― 最後に、アジアカップへの意気込みを聞かせてください。
藤森)初めて世界の選手たちと戦うので、今はどんな雰囲気なのかなど分からないことばかりです。しかし様子を見るのではなく、チームの戦略・戦術に自分のやりたいソフトボールをしっかり貫いたプレーをアジャストさせ、日本代表の新しい戦力となるような選手として頑張っていきたいです。
笠原朱里選手(日立サンディーバ)インタビュー
― 初代表の感想を教えてください。
笠原)まだ日本代表として活動して数日ですので、まだまだ緊張や慣れてない部分がたくさんあります。まだ実践的な練習が少ないのですが、期待されている内野守備のコンディションはまずまずといったところです。ただ、バッティングもそうなのですが、やはり少し硬くなっていますかね(笑)。

JDリーグ2年目で日本代表に抜擢された笠原選手(日立)-Journal-ONE撮影
― 日本代表における笠原選手の役割は何だと思いますか?
笠原)U19日本代表チームで一緒にプレーした先輩、高校生の先輩など、また素晴らしい方々とプレーできることを光栄に思います。こういった先輩方のプレーを見て、改めて勉強させていただくこともありますが、「先輩方についていこう」ではなく「自分らしいプレーをしっかり心掛けてチームに貢献しよう」と考えていますので、最年少の分、一番動いてハツラツにプレーすることが大事だと思います。
― コミュニケーション取る上で何か心掛けていることはありますか?
笠原)私自身、基本的にあまり前に出て話すタイプではないのです。自称「クール」なんで(笑)。ですが、プレー中はしっかりと先輩方とコミュニケーション取っていますし、声を出すことは絶対にできることですから、練習でも試合でも常に意識して取り組みたいと思ってます。

手堅い守備でも期待されている笠原選手(日立)-Journal-ONE撮影
― 普段のチーム(日立)と比べ、日本代表チームの雰囲気はどんな感じですか?
笠原)日立も日本代表もあまり変わらないと思います。ワンプレー、一球できちんと決めようとか、意味のあるプレーをしようとか、特にレベルの高い先輩たちが集まった日本代表の方が、言わなくても常に意識して実行されているということはありますね。

新たな打撃技術を吸収している笠原選手(日立)-Journal-ONE撮影
― 宇津木監督からは、どのようにアドバイスをされましたか?
笠原)宇津木監督からは、「代表での実践経験が少ない分、自分で見ているだけでなく周りの声をしっかり聞くように」と話していただきましたので、積極的にアドバイスもらうようにしています。また、バッティングではトレーニングの話や、これからさらに上手くなるために新たな技術を習得できるような素晴らしいアドバイスをいただいています。しっかり自分のスキルとして身に付くよう、この日本代表期間を活かしていきたいと思っています。
― 最後に、アジアカップへの意気込みを聞かせてください。
笠原)たくさんのいい選手が集まるアジアカップ日本代表チームですが、そのメンバーに臆することなくしっかり自分のプレーをして、自分のバッティング、守備でチームの優勝に貢献できるように頑張ります。
順調な仕上がりを見せる日本代表
アジアカップに臨む日本代表チームは、7月3日と4日に行われたオーストラリア代表との強化試合で仕上がりの良さを見せてくれた。
