キム・ヨナ選手の輝かしい功績
こちらで特に大きく紹介されていたのは、女子フィギュアスケートのキム・ヨナ(김연아)選手だった。最初は、2010年のバンクーバーオリンピックで金メダルを獲得。続いて、2014年のソチオリンピックでは銀メダルを獲得した、キム・ヨナ選手。彼女は、同年代の浅田真央選手との名勝負を繰り広げたことでも、日本で高い知名度を持つ韓国のトップアスリートだ。

日本でも知名度の高い女子フィギュアスケートのキム・ヨナ(김연아)選手のパネル-Journal-ONE撮影
ソフトボールでの国際交流を取材
入場手続きを終えると親切な守衛さんからパンフレットを受け取る。そして、ウェルカムセンターからいよいよ鎮川ナショナルトレーニングセンターの敷地内に足を踏み入れる。今回の訪問は、大韓野球・ソフトボール協会(以下、KBSA)が主催した女子ソフトボール韓国代表チーム。ならびに、JD.LEAGUE(以下、JDリーグ)伊予銀行ヴェールズの強化合宿を独占取材することができたからだ。

女子ソフトボール韓国代表と伊予銀行ヴェールズの交流-Journal-ONE撮影
日韓ソフトボール交流の歴史
初の日本人監督として2024年3月、女子ソフトボール韓国代表の監督に就任した久門篤志監督。そして、伊予銀行ヴェールズの石村寛監督は、共に愛媛県出身のソフトボール指導者。そのご縁から両チームの交流は2024年7月以来、互いに縁のある地・愛媛県松山市で第1回目の合同強化合宿から始まった。

久門篤志監督(写真右)と石村寛監督(同左)。彼らは共に愛媛県出身のソフトボール指導者-Journal-ONE撮影
第2回日韓合同強化合宿の取材
これに続き、今夏は第2回目としてKBSAが伊予銀行ヴェールズを韓国に招いた。そして7月2日、鎮川ナショナルトレーニングセンターで合同強化合宿が実施された。この第2回目の合宿の取材許可。これは、昨夏の第1回強化合宿をJournal-ONE編集部が密着取材していたことにある。
今回、KBSAと伊予銀行ヴェールズの素敵なご縁を取材するため、特別な許可をいただいた、Journal-ONE編集部。そのため、交流が行われている鎮川ナショナルトレーニングセンターのソフトボール場へと足を運んだ。
世界水準のソフトボール専用球場
坂道をゆっくりと登ること約10分。そして、ようやく右手に見えてきたのが、今回の取材会場となるソフトボール専用球場。その、110m四方の敷地には、赤土のインフィールド。そして、綺麗に手入れされた芝生。それらに覆われた外野の緑のコントラストが、眩い日差しに映えている。

外野の芝生も美しいソフトボール場-Journal-ONE撮影
季節ごとの練習環境の工夫
「今は真夏なので想像がつかないかもしれません。しかし、冬の間は長く雪と氷でグラウンドでの練習ができないのです」と、久門篤志監督が教えてくれた。ここには、センター後方には巨大なバックスクリーン。そして、ライト後方には、室内練習場らしき施設も見受けられた。すると、「あれは、昨年できたアーチェリー場です。本当は室内練習場が欲しいとお願いしていたのですが…」と、少し残念な表情で久門監督が続けて教えてくれた。

写真後方の巨大な壁はアーチェリーの射的壁だーJournal-ONE撮影
地域との連携を通じたソフトボール普及
今回は、合同練習、練習試合に加え、韓国の中学生から大学生までを対象にしたソフトボールクリニックを実施した。こちらの、鎮川ナショナルトレーニングセンターでの4日間の交流。それをやり遂げた、韓国代表チームと伊予銀行ヴェールズ。このような素敵な取り組みは、別の記事にて紹介をしていくのでお楽しみに。
多彩な練習施設と緑豊かな環境でメダル獲得を目指す
ウェルカムセンターからソフトボール場までは、徒歩10分弱の道のり。ここは、大型バスでも十分に移動できる車道と、散歩感覚で多彩な施設を見学できる歩道に分かれて整備されている。






















