神様・ジーコのチャリティーマッチ日本初開催
被ばく80年の節目が近づく広島の夏。“サッカーの神様”ジーコさんをはじめ、元ブラジル代表・ロナウジーニョさん、元日本代表の中田英寿さんら、世界を沸かせた元名プレーヤーたち36人がやって来た!
これまでジーコさんがブラジルで20年余り続けているチャリティーマッチ(ジョーゴ・ダス・エストレーラス)が、2024年2月に開業した新スタジアム・“エディオンピースウイング広島(以下、ピースウイング)”で日本初開催を果たした。

蒼々たるメンバーが集まったZico All star Game-Journal-ONE撮影
その名は、“Daisun presents Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years チャリティーマッチ(以下、ジーコオールスターゲーム)”。 大会を知らせる公式サイトには、ジーコさんの平和を望む強いメッセージが記されている。
サッカーの神様・ジーコさんが発信した平和の希求は、奇しくも会場となったピースウイングの外壁でも人気サッカー漫画“キャプテン翼”の主人公である大空翼選手が語っていることと同じだ。「スポーツの力で、平和は叶うんだ」と記されたメッセージと心を同じく、世界中から広島に集結した36人も平和を届けようと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

ピースウィング広島にある平和を祈るキャプテン翼のメッセージ-Journal-ONE撮影
時代を沸かせたスターが集結
今回、広島に集まった名だたるレジェンドたち。先ず、WORLD LEGEND TEAM(世界選抜)を率いるのは、元日本代表の中田英寿さんだ。

中田英寿さん率いる世界選抜の蒼々たるメンバー-Journal-ONE撮影
1996年アトランタオリンピックにチーム最年少で選出されると、1998年にはイタリアセリエAのA.C.ペルージャへ移籍。その活躍がその後の日本人選手たちの海外移籍と活躍の礎になったことは誰もが知るところだ。

日本選手の海外進出をスタンダードに変えた中だ英寿-Journal-ONE撮影
その中田さんが率いる世界選抜の目玉選手は、何といってもロナウジーニョさんだろう。ロナウジーニョさんは、日韓開催となった2002年のFIFAワールドカップでブラジル代表を5度目の優勝に導いたほか、FCサッカーバルセロナでは、UEFAチャンピオンズリーグ優勝、2年連続FIFA最優秀選手賞受賞、バロンドールを受賞など輝かしい実績を挙げた史上最高の選手の一人。

笑顔でプレーするロナウジーニョ-Journal-ONE撮影
元オランダ代表でUEFAチャンピオンズリーグを異なる3つのクラブで制したセードルフさんなど、スポーツ史上最も偉大な選手と評されるペレさんが選んだ“偉大なサッカー選手100人(FIFA100)”に名を連ねるスターが集結した。

試合前には平和記念公園で献花したセードルフ-Journal-ONE撮影
<世界選抜(背番号)> ※敬称略
GK:シジマール(12)、ジュリオ・セザール(12)
DF:マイコン(2)、リカルド(2)、ジョルジーニョ(2)、カルロス・アルベルト・サントス(5)、モネール(6)、ペレイラ(6)、アウダイール(6)、ストヤノフ(22)
MF:クアレスマ(7)、ドゥンガ(8)、ジーコ(10)、ポンテ(10)、セードルフ(10)
FW:アルシンド(7)、ロナウジーニョ(10)、フランサ(10)、エメルソン(11)
迎え撃つジーコジャパンも早々たるメンバー
対するは、ZICO JAPAN LEGEND(日本代表)も、ジーコさんと共に2006年FIFAワールドカップを戦ったメンバーを中心に時代を沸かせたスターたちが顔を見せる。

ジーコさん率いる日本代表選抜も往年の名選手が集う-Journal-ONE撮影
