日本代表男子がワールドゲームズ同時優勝
8月6日(水)~10日(日)に中国・成都で開催された ”第12回ワールドゲームズ” にてソフトボール男子日本代表がアメリカとの同時優勝で世界一を獲得した。前回のワールドゲームズでは悔しい4位に終わった男子代表。7月にソフトボール女子日本代表と共に世界ランク1位奪還を果たした後に初めて行われた世界大会ということもあり、より一層気合が入る中での優勝という快挙だった。
初戦からワールドチャンピオンのベネズエラと対戦し10-3で勝利。その後もチェコ、アルゼンチン、チェコを撃破し、順調に勝ち進んでいった日本は優勝決定戦でアメリカと対戦することに。しかし雨のため試合が中止となり、アメリカとの同時優勝という形で幕を下ろした。
女子に先駆けて優勝を決めた男子代表チームは、主要な国際大会で初めてタイトルを獲得。世界ランキング1位の力を見せつけ、直後に行われる女子代表チームに弾みをつけた。
男子に続き女子も優勝へ国内合宿を実施

アベック優勝を目指し、女子も国内合宿を実施-Journal-ONE撮影
男子に続いて中国・成都で行われる女子ソフトボール ”第12回ワールドゲームズ” は8月13日(水)~17日(日)で開催。それに先立ち群馬県高崎市ではワールドゲームズに向けた第2時国内合宿を実施。今回は見事優勝を収めた ”第14回女子アジアカップ” の時から代表メンバーを少し入れかえ、本格的に世界を取りに行くというのだ。
合宿がスタートして2日目、チームの状態を聞かれた宇津木 麗華監督は「まだ2日しか経っていないですが、すごくいい雰囲気でコミュニケーションが取れていると思います。若い選手も自分たちのプレーをアピールできていますし、先輩たちも若い選手とのコミュニケーション取っているような場面が何回もありました。私としては結構自信はあります」と優勝に向けていい調子だと明かした。

自信があると明かした宇津木 麗華監督-Journal-ONE撮影
今回、メンバーを入れ替える中で鎌田 優希選手(トヨタレッドテリアーズ)が代表として初選出。「最初はすごい緊張していたんですが、自分のこと知ってもらったり、皆さんのこと知っていくっていうところは大事かなと思うので、選手たちとはすごいコミュニケーションを取りながら、毎日やれてるのかなとは思います」と代表での様子を教えてくれた。
改めて代表についての印象を聞かれると、「世界を相手に戦っているので、試合で実際どういうプレッシャーを感じて、どういう気持ちでその場に行ってるんだろうなと考えていたのですが、今回実際にチームに入ってやらせてもらい ”こういう気持ちなんだ” と言葉にできない感覚を実感しています」

初選出の鎌田選手も強気なコメントでワールドゲームズに臨むーJournal-ONE撮影
「代表でできる喜びもありますし、日本として勝たなきゃいけないと結果を求められる部分では緊張感もあります。でもそこでプレーすることによって自分自身も絶対成長できるなと感じているので、しっかり結果も出した上でもう一段階レベルアップしたい」とコメントした。
オーストラリア代表チームと練習試合を実施

平日にも多くのファンが観戦に訪れた‐Journal-ONE撮影
国内合宿では練習の他に、オーストラリア代表チームとの練習試合を実施。群馬県太田市の ”太田市運動公園野球場” で1試合を予定していたが、この日は全国各地で最高気温を更新する猛暑。気温が40度に迫る中、ウォーミングアップを済ませた選手たちがグラウンドで試合に臨んだ。
日本代表チームの先発・三輪 さくら投手(SHIONOGIレインボーストークス)は初回、1人に左前安打を許すも要所を抑える投球で落ち着いた立ち上がり。守備からリズムを掴んだ日本は持ち前の打撃力でオーストラリア代表チームを攻め入る展開に。

長身から繰り出される速球にオーストラリア代表が苦戦-Journal-ONE撮影

