東京農業大学の全学応援団とは
東京農業大学の全学組織で構成された全学応援団。リーダー部、吹奏楽部、チアリーダー部の3部で構成される、農大生を代表する幹事だ。
東京農業大学の応援は、大根を両手に持ち振り上げる“大根踊り”と呼ばれる「青山ほとり」で背中を後押しする伝統的な応援が有名。様々な競技では、相手を圧倒する力強い応援で場を盛り上げる。

全学応援団と言えば ”青山ほとり” という名の大根踊り-Journal-ONE撮影
Journal-ONE特集:チアリーダー部の活動
Journal-ONEでは今回、そのチアリーダー部に着目。彼女たちの活動に迫る特集記事を配信している。
- 第1回:競技大会出場に向け練習する松本和奏部長、藤村愛流副部長のインタビュー
- 第2回:競技大会の密着レポート
これらの記事は、公開後から多くの読者に好評をいただいている。そのため、今回は全学応援団としての応援活動を取り上げてみたい。
等々力球場での応援活動
秋季リーグ戦に農大登場

試合開始までじっと待つその姿に背筋が伸びるーJournal-ONE撮影
神奈川県川崎市にある等々力球場。この日、東都大学野球連盟の秋季リーグ戦に、東京農業大学が登場した。
現在、硬式野球部は東都大学野球連盟の2部リーグに所属している。そして、その開幕戦を飾る東京農業大学は、NPB(日本プロ野球)に多くの選手を輩出している日本大学との対戦となった。このため、開幕戦で勝利を掴むべく、全学応援団が30人以上集結した。
応援準備と1年生の初参加
試合開始30分前、応援団は球場外に集合。その後、スタンドに入って応援の準備を進めた。
平日の曇り空が広がる午前中とはいえ、蒸し暑さが残るこの日。チアリーダー部の部員たちは、緑と白の“大根カラー”のユニフォームに着替え、配置を決めると、汗ばむ機構の中でも試合開始まで直立して待機した。
さらに、今回が初めての応援活動となるチアリーダー部1年生8人も参加。人数が増したことで、応援団はより一層の迫力を見せている。そして、坂入爽太団長の「絶対に勝ちましょう!」という力強い声掛けで、士気は一気に高まった。

野球応援を通して野球が好きになったという坂入団長-Journal-ONE撮影
試合開始と応援の力
学歌と青山ほとりで会場を一変
「プレーボール!」の合図とともに、東京農業大学学歌の演奏が始まり、スタンドの注目が応援団に集まる。

東京農業大学と日本大学の試合がついに始まった-Journal-ONE撮影
初回の攻撃では、太鼓の音と共に「青山ほとり」を披露。観客や野球部員、日本大学の選手までもが応援に反応し、会場に一体感が生まれた。
試合展開と応援の影響
失点後の応援が選手を鼓舞
試合は中盤から日本大学が一挙4点をリードする展開となった。しかし、応援団の「NODAI」コールがかかると、会場の雰囲気を一変する。
4点のビハインドとなった選手たちも「切り替えよう!」と声を掛け合い、守備に向かっていった。

常に笑顔で大会とは違う表情で応援するチアリーダー部(左 藤村愛流副部長)-Journal-ONE撮影
反撃開始、応援が後押し
すると、東京農業大学の反撃が始まった。たちまち、3点を一気に返し、試合は再び1点を巡る白熱した展開となった。そのとき、応援団の力強い声援が、選手たちの背中を確かに押していた。
試合終盤の熱戦
再び点差を広げられるも粘り強く応戦
日本大学が追加点を挙げるも、東京農業大学は7回裏に4点を返し、8-7の接戦に。

吹奏楽部の演奏と一体になった応援がグラウンドに響き渡る-Journal-ONE撮影
最終回まで全力応援
最終回、日本大学がダメ押しの2点を追加。東京農業大学は三者凡退で試合終了。約3時間の熱戦は日本大学の勝利となった。




















