四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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ウェンブリー・スタジアムの正面
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ウェンブリー・スタジアムでラグビー日本代表が戦った

2025年11月1日、ロンドン郊外にある「サッカーの聖地」”ウェンブリー・スタジアム”で”ラグビー日本代表”が、”スプリングボクス”こと、南アフリカ代表と戦った

両国がイングランドで対戦するのは2015年、”ラグビーワールドカップ”で日本が南アフリカを下した”ブライトンの奇跡”以来で、ちょうど10年前のことだった。

10年ぶりに対戦した日本代表と南アフリカ代表

イングランドで南アフリカと対戦するのは10年ぶり‐斉藤健仁撮影

世界最大級の多目的スタジアムであるウェンブリーの収容人数は約9万人。欧州ではスペインのバルセロナにある”カンプ・ノウ”に次ぐ規模を誇る。

「サッカーの聖地」として世界的に名高いが、同時に13人制の”リーグラグビー”の聖地にもなっているという。

そして、15人制ラグビーでは2015年ワールドカップでは2試合行われ、今回のラグビーの南アフリカ代表vs.日本代表は、それ以来のテストマッチだった。

今回、そんなウェンブリー・スタジアムの歴史やみどころ、アクセス、周辺の楽しみ方を紹介したい。

記者席は全席にモニターがついている

記者席は全席にモニターがついている‐斉藤健仁撮影


ロンドン中心部からアクセスが便利なスタジアム

ウェンブリー・スタジアムの最寄り駅は地下鉄ジュビリー線・メトロポリタン線の「ウェンブリーパーク駅」(Wembley Park)だ。

ロンドン中心部「ベイカーストリート駅」からは20分ほど。改札を抜けると、遠くにスタジアムの象徴といえる白いアーチが見える。それが、世界中のファンが憧れる「サッカーの聖地」だ。

地下鉄の駅前からスタジアムまではまっすぐ、1kmにも満たない大通り「オリンピック・ウェイ」が通り、試合やコンサートの日にはファン、出店で埋め尽くされる。このウェンブリーパーク駅から歩くルートが最も一般的だが、他にもいくつかのアクセス方法がある。

駅からスタジアムへと続くオリンピックスク・ウェイ

駅からスタジアムへ続くオリンピック・ウェイ‐斉藤健仁撮影

ウェンブリー・スタジアムの南にはナショナル・レールの「ウェンブリー・スタジアム駅」もあり、ロンドン「メアリルボーン駅」から直通約10分。イベント日には臨時列車も運行される。他にも地下鉄ベイカールー線の「ウェンブリー・セントラル駅」からも徒歩15分ほどで、混雑を避けたいときには便利だという。

どの駅を利用しても、最後にはアーチが見えてくる――。それがウェンブリー到着の合図となる。そのスタジアムの象徴である白く輝くアーチは高さ133m、全長315m。夜にはライトアップされ、ロンドンの夜空に浮かび上がる姿は圧巻だ。

ウェンブリー・スタジアムの象徴であるアーチ

アーチが特徴的なスタジアム(完成時に撮影)‐斉藤健仁撮影


スタジアムのあちこちに刻まれた記憶

屋根は開閉式で、どの席からもピッチ全体を見渡せる設計。芝はサッカー、ラグビー双方に対応するハイブリッド仕様で、音響設備も欧州屈指のクオリティだという。

開閉式屋根のウェンブリー・スタジアム

開閉式屋根のウェンブリー・スタジアム‐斉藤健仁撮影

ボビー・ムーア像が迎える広場

地上から1つ上がったエントランス前の広場では、訪れる人々をボビー・ムーアの像が迎える。ムーアは1966年ワールドカップでイングランドを世界王者に導いたキャプテンだ。

高さ6mの銅像は、今もこの地で「スリーライオンズ」(サッカーのイングランド代表エンブレム)を見守り続けており、試合の日はもちろん、試合がない日にも多くのファンが写真を撮りに集まる。

スタジアム正面にあるボビー・ムーアの像

スタジアム正面にはボビー・ムーアの像(完成時に撮影)-斉藤健仁撮影

外周に並ぶ記念碑とモニュメント

スタジアムの外周を時計回りに歩くと、さまざまな記念碑やモニュメントに出会える。

スタジアムを囲む壁面には、過去の名試合やイベントの記念のタイル、過去のイングランド代表選手の名前が並んでいる。

ラグビーリーグ記念像と多様性の象徴

南側には、ラグビーリーグの聖地としての歴史を讃えるラグビーリーグ記念像もある。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
ウェンブリー・スタジアム
  • 羽田空港 - 飛行機(17時間58分)- ロンドン・ヒースロー空港 - Heathrow Express(16分)- パディントン - Tube (12分)- メリルボーン - Chiltern Railways(9分)- ウェンブリー・スタジアム - 徒歩10分
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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