
高3でMAX157km/hを記録した風間-Journal-ONE撮影
一軍定着のベテランに手痛い一打も
残すところあと5投手の登板で、エイブルトライアウト2025が終わる終盤に入った。ここで森木がアナウンスされると、周囲のファンからは「あれが森木か!」との声が上がった。
中学から世代最強の投手と言われ、高校では高校BIG3と言われていたが、甲子園出場は無し。それゆえ、謎のヴェールに包まれた“ドラ1”の投球が生で観られると、玄人ファンたちの視線が集まったのだ。

森木は得意の直球で押した-Journal-ONE撮影
一見、無駄のないフォームからボールを投げ込む森木。なぜこの投球で制球難になるのかが分からないほどだ。
多彩な変化球も持ち味である森木だったが、この日は全球ストレート勝負だった。広島カープで長く一軍で活躍した、松山竜平との対戦。149km/h、147km/hと自慢の直球を続け、センター前に弾き返された森木。
しかし、その後も速球で押して、四球と遊ゴロ。150km/hを超える得意の直球は無かったが、この度胸と球筋を視察に来ていたスカウトたちがどう捉えたかが気になるところだ。

カープのベテラン・松山が中前安打を放った-Journal-ONE撮影
まとめ――ドラ1の逆襲は終わらない
「ドラ1」という肩書は重い。しかし、それは期待の証でもある。さらに、期待だけでなく、エイブルトライアウト2025で2人がどれだけ“今の質”を示せるかが再起の鍵だ。
来シーズン、大学で華々しく活躍し入団してくる選手たちは同年代。世代のトップを走る「高校BIG3」と呼ばれ、華々しく“ドラ1”でプロの世界に飛び込んだ二人には言い表せない屈辱もあるだろう。
しかし、プロの世界に過去の栄光は必要ない。かつての球速、変化球のキレ、そして制球力を取り戻したことを証明できたか?今日の結果がそうであれば、新たな契約と未来が待っていることだろう。




















