これまで粘り強くスイングしてきた東農大オホーツク打線は手も足も出ず。結局、有馬は大会記録である8者連続三振(第3回大会で山口高志投手=関大が達成)を上回る10者連続三振を達成した。

10者連続三振の新記録・有馬の力投-Journal-ONE撮影
神宮を支えたもう一人のエース
東農大オホーツクも7回から、リリーフに渡辺恵多(4年=中越高)を送る。渡辺は神宮が戦線を離脱した昨秋、今春とエースとしてチームを支えたもう一人のエース。
今春の全日本大学選手権では、苦い登板となった渡辺。しかし、この日は持ち前の打たせて取る投球を披露。143km/hの速球を軸に立命館大打線を抑えたが、再び流れを引き寄せられなかった。

もう一人のエース・渡辺恵多の好投も及ばず-Journal-ONE撮影
新記録10者連続Kで完封リレー
結局、さらに最終回にも追加点を奪った立命館大。有馬の圧巻の投球は最後まで衰えることなく、4-0の完封勝利でベスト8進出を決めた。
まず、明治神宮野球大会の初戦を勝利した立命館大は勢いに乗っている。次に、11月16日(日)には明治大学(東京六大学)との好カードに臨む予定だ。一方で、明治大学は16年連続でドラフト指名を受けており、さらに今年は10年ぶりに複数名の1巡目指名を受けるタレント揃いのチームだ。その結果、この試合は大会屈指の注目カードとなる。
埼玉西武ライオンズから1巡目指名を受けた小島大河(4年=東海大相模高)は捕手。北海道日本ハムファイターズから1巡目指名を受けた大川慈英(4年=常総学院高)は投手。さらに、投手には千葉ロッテマリーンズ2巡目指名の毛利海大(4年=福岡大大濠高)も控える。
10連続三振の新記録を達成した来秋のドラ候補と、今年のドラ1、ドラ2の対決。この週末の明治神宮野球大会に目が離せない。

試合後に整列する東農大オホーツクと立命館大学の選手たち-Journal-ONE撮影



















