
応援団として箱根駅伝への想いを語るーJournal-ONE撮影
特別な思いを持った箱根駅伝を団長として迎えられることについては、「すごく光栄です。もちろん選手のおかげですが、予選会でも多くの方に『農大応援団だ』『大根踊りの応援団だ』と声を掛けていただき、今までやってきてよかったと同時に、これが94年間の伝統なのだと改めて認識しました」と予選会で実感。
「応援団としてできることは数少ないですが、学内のトラックで練習する姿を何度も見ています。その頑張りを少しでも後押しできればと思っています」と、陸上競技部へのメッセージを寄せました。
2026年1月2日、3日には、緑のユニフォームを着た農大選手が駆け抜ける姿と、大根を持って伝統応援で先輩たちの想いをつなぐ全力エールをぜひ見届けていただきたいです。
学生主体でつくる「収穫祭」──実行委員長・梶本康介さんに聞く
実行本部の役割と準備の一年

収穫祭実行委員長の梶本康介さん-Journal-ONE撮影
一大イベントである収穫祭を支えるのが収穫祭実行委員会。総務部にある収穫祭実行本部は一つの部活動として年間を通した活動で、イベントを創り上げていきます。今年の実行委員長は、応用生物科学部・醸造科学科3年生の梶本康介さん。
「農大の収穫祭は生徒主体で進めていきますし、ステージ企画も芸能人に頼らず生徒だけで作り上げます。先生や外部企業とのやり取りをするのが実行本部の役割です」と語ります。
「各担当ごとに忙しい期間が決まっていて、年間を通して動いている感じです。ようやく当日を迎えられるので、達成感があります」と話してくれました。準備をし続けてようやく迎える収穫祭。そのやりがいは間違いなく当日に感じることでしょう。

収穫祭の準備の様子(2024年)ーJournal-ONE撮影
来場者の笑顔が、最大のやりがい
「お客さんがたくさん来て楽しんでいるのが一番嬉しいです。自分はお祭り感が好きでワイワイしているのが好きなので、それを見たらやっていてよかったなと思います」と笑顔で話します。
しかし、毎年10万人が訪れるイベントを創り上げるには、当然苦労することもあるでしょう。「1年間ずっと準備しているので時間もかかり大変ですが、生徒主体で動けるのはとても良い経験です。ようやく頑張りが報われますね」とインタビューの後ろで模擬店を準備する学生たちを見ながら話していました。
今年のテーマと見どころ

正門に構える大きな看板ーJournal-ONE撮影
「これだけ人が集まる学園祭で、そのほとんどを生徒主体でやっているのは珍しいと思います。温かい目で見ていただけたら嬉しいです。今年の収穫祭のテーマは【才農開花 ~見て、感じて、豊作の彩~】です。自分たちらしさが詰まった模擬店や文化展を楽しんでもらいたいです」とのことでした。
収穫祭は、農大の魅力を存分に感じられる絶好の機会です。
醸造科学科で学ぶ、農大ならではのカリキュラム
選んだ理由と農大ならではの醸造学
広島県呉市出身の梶本さん。お酒造りが盛んな土地柄もあり、家族や親戚が集まると必ずお酒がそばにある環境で育ったそうです。
「もともと食品にも興味がありましたが、集まりの場でおすすめのお酒を教えてもらうなど、身近な存在でした。住んでいた地域の周りにも酒蔵があり、小学校の社会科見学で行ったこともあります」と振り返ります。

お酒について日々研究する梶本さんーJournal-ONE撮影
数ある大学の中で農大を選んだ決め手は、「大学1年生(18歳)からお酒について学べるのが、全国でも農大の醸造科学科だけだったから」とのこと。一般的には20歳を超えた3年生からお酒の授業が始まる中、農大では1年生から微生物を扱い、お酒・チーズ・味噌など発酵を通して学べるのが大きな魅力の一つなのです。
実験・研究とフィールド実習の充実
「3年生になった今は、実験でワインや焼酎などのお酒を作り、国の機関に見てもらう研究をしています。所属する研究室ではカカオの研究も行い、発酵に伴う香りについても調べています」とお酒造り興味がある人にはとても魅力的なカリキュラムについて教えてくれました。




















