四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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大神雄子(トヨタ自動車アンテロープス・ヘッドコーチ)
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この記事の目次

大神HC:私は父親が大学で先生をしていて、バスケットボール部の監督もしていたのです。つまり、私の環境がそうさせたということですね。

結構、友達や兄弟もそうですが、私の場合は家族がみんなスポーツ一家でした。父はバスケット、姉も最初はバスケットボール、母はバレーボールをやっていました。だから、スポーツができる環境は常に整っていましたし、それは一つ大きかったと思います。

大神監督の幼少期について聞いてみた-Journal-ONE撮影

幼少期から体育館で育った日々

さらに、小さい頃の写真を見ると、体育館でよちよち歩いている姿が写っているんです。つまり、かなり幼い頃から父に連れられて体育館に行っていたのだと思います。結果として、自然にバスケットボールに触れる機会が多かったことが、私の原点になりました。

励まされた言葉と性格形成

-- 子どもの頃に、ご自身が励まされた言葉や、火がついたきっかけになるような言葉はありましたか?

大神HC:そうですね、これは本当にありきたりかもしれませんが、「明るいね」「元気だね」という言葉です。なぜなら、それは自分の性格そのものだと思っていたからです。

私は小さい頃から元気で明るい人間だと思っていましたし、そう言われることで「あ、見てくれているんだ」と感じられました。つまり、励ましというよりは、自分の性格を認めてもらえたことがエネルギーの源になったのです。

さらに、私は先頭に立つのが好きでしたし、声を出すのも好きでした。だからこそ、そういう言葉をかけてもらえると、自分がそうだと信じていたことの答え合わせになるような感覚でした。その結果、それが自分の中で大きな力になったと思います。

「文武両道」が教えてくれたこと

大神HC:とはいえ、もう一つ大切にしていた言葉があります。それは「文武両道」です。つまり、スポーツをやるだけでなく、勉強もきちんとやるということです。なぜなら、最終的には人としての成長が一番大事だと思うからです。

スポーツを通じてももちろん成長できますが、勉強が苦手でも授業は公平に受けるべきだと考えていました。加えて、父が大学の先生で、母が高校の先生だったこともあり、教育者としての考え方を強く受けて育ちました。したがって、バスケットが好きでも、テスト期間になると練習をやらせてもらえないこともありました。

しかし、今振り返ると、それは本当に感謝しています。その結果、これまで全ての経験が今の自分を作ったと思っています。

そんな大神監督が作り上げるアンテロープス-トヨタ自動車アンテロープス

女子バスケの魅力とは?──大神雄子ヘッドコーチが語るスピード感とチームワーク

男女共通の魅力とスピード感

-- 女子バスケの魅力について教えてください。

大神HC:そうですね、まずこの質問をいただいたときに思ったのは、男子と女子というよりも、バスケットボールそのものの魅力を知ってほしいということです。なぜなら、バスケットボールには男女関係なく共通する面白さがあるからです。

その一つはスピード感です。つまり、サッカーやバレー、野球と比べると、バスケットボールは狭いコートの中で10人が動き、しかも点数が100対80など、100点を超える試合もあります。これは、トランジションが非常に速くないと実現できません。さらに、最大得点が3点なので、スピーディーな展開が求められるんです。

もう一つは迫力です。なぜなら、距離が近い分、ぶつかり合いが多く、観客もその迫力を間近で感じられるからです。

女子バスケならではの強み

-- 男子と女子の違いについてはどうですか?

大神HC:唯一、男子と女子を比較するなら、女子が世界で戦えている理由の一つは、3ポイントシュートの正確性です。さらに、バスケットボールは基本的に1対1のスポーツですが、女子は特に5対5のチームディフェンスやチームオフェンスを徹底して習慣化しています。つまり、ポジショニングやヘルプディフェンスなど、細かい部分まで指導されている印象があります。

加えて、オフェンスに関しても、単純に1対1で仕掛けるより、スクリーンを使って味方をオープンにするなど、チームプレーを重視する傾向があります。したがって、女子バスケは戦術的で組織力が高いのが特徴です。

アンテロープスの-トヨタ自動車アンテロープス

アクセス
トヨタ自動車 葵体育館
  • 東海道新幹線 名古屋駅 - 地下鉄東山線(7分)- 新栄駅 - 徒歩6分
この記事に関連する人物
大神雄子

1982年生まれ、山形県出身。日本女子バスケットボール界のレジェンドPG。日本人女子選手として初めてプロ契約を結び、2008年にはWNBAフェニックス・マーキュリーでプレー。世界最高峰の舞台で23試合に出場し、スピードとゲームメイク力で存在感を示した。2013年には中国リーグでも活躍し、国内外で豊富な経験を積む。日本代表としては2004年から2014年までプレーし、アテネ五輪や世界選手権、アジア選手権などで中心選手として活躍。引退後はトヨタ自動車アンテロープスの指導者に転身し、2022年にヘッドコーチ就任。就任初年度からチームを準優勝に導き、現在も勝利を追求しながら若手育成にも力を注ぐ。2023年にはFIBA殿堂入り(日本人3人目)を果たし、日本バスケット界の歴史に名を刻む存在となった。

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