四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

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ソフトボール交流会が開催
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いよいよ、諏訪いろは選手がノッカー、峰サアヤ マネージャーのマイク実況でセッションが始まった。「U18日本代表の野田選手は処理から送球までが速い!」「キャプテン原選手のレーザービーム!」と解説が重なるたびに歓声が上がる。

原日菜海(NEC)が中学生と交流

センターで中学生とグラブを比べ合う原選手-Journal-ONE撮影

結果として、打球処理の速さと“取ってから”の素早さを間近で見た中学生は、動きが目に見えて良くなった。それを受け、テンポが上がる諏訪選手のノックは容赦なく強度を増していく。それでも食らいついた中学生たちは、セッション終了後にレッドファルコンズの選手たちと笑顔でハイタッチを交わしていた。

ソフトボール交流会のノックで笑顔を見せる竹内選手(NEC)

ノックを終えて笑顔の竹内選手と中学生-Journal-ONE撮影


プロの投球に驚きの声

続いてはプロの実演。まず、ご当地選手の大塲投手がマウンドへ向かう。投球前のルーティンを経て放たれた速球がミットに収まると、観覧の子どもたちからため息と歓声が同時に漏れた。

大塲亜莉菜投手が子供たちの目の前で全力投球

至近距離での全力投球に魅入る子供たち-Journal-ONE撮影

次に、希望者が打席へ入り、速球と得意の七色の変化球を体感。すると、その反応の素直さが会場に笑いを生み、改めてソフトボール投手の“球質”と“間”の凄みを実感させた。

「こんなに近くで多くの子どもに囲まれて投げたので、正直緊張しました」と振り返る大塲投手。とはいえ、目を輝かせて感想を述べる子どもたちに、穏やかな笑顔で応えていた。

ソフトボール交流会で峰マネージャーがマイクパフォーマンス

峰マネージャーが打席に入った感想を聞く‐Journal-ONE撮影


豪快な打撃パフォーマンス

今度は打撃。まず、柏木みく選手が左打席でロングティーを披露し、一球目から豪快なスイングで打球を伊豆の青空へ弾き飛ばした。「え?どこ行った?」「すげぇ!」と、子供たちの視線が空を追う。

柏木みく選手(NEC)の打撃デモンストレーション

柏木選手の豪快な打撃に目を見張る子供たち‐Journal-ONE撮影

さらに、キャプテン・原選手が快打連発。右打者では長井美侑選手と諏訪選手が鋭い打球を放ち、会場のボルテージは加速度的に上がっていった。

「多くのギャラリーの前で打つのは初めて」と語る柏木選手は、遠くへ飛ばす秘訣を丁寧に言語化して解説した。

しかし、その説明は小学生にはやや難解に感じるほどだったが、中学生や保護者は必死にメモを取っている。つまり、柏木選手の技術の言語化は、“次に何を意識するか”を明確にし、ソフトボール学習の効果を大きく高めたのだった。

子どもたちと話を聞く金井亜茉音選手(NEC)

金井選手も子供と一緒に打撃論に耳を傾ける‐Journal-ONE撮影


昼食で“あこがれの人”との距離が縮まる

「三島の子どもたちにとって、NECの選手はヒーロー。上野由岐子投手や後藤希有投手より人気がある」と外岡さん。その言葉どおり、昼食時にもそれを裏づける光景が広がった。

大塲投手と高橋未来投手が子どもたちが座る昼食の場に腰を下ろすと、質問の嵐が止まらない。お弁当を口に運ぶ暇なく応える両選手。とはいえ、二人はうれしそうに交流を楽しみ、ソフトボール選手が“憧れ”から“身近な目標”へ変わる瞬間を創り出していた。

大塲亜莉菜、山本未来(NEC)が子供たちと笑顔でランチ

ご当地選手の大塲・山本未来両投手が子供たちとランチ‐Journal-ONE撮影

また、打撃セッションではルーキーの塩田優和選手が、中学生へ丁寧な指導を行った。「みんなが楽しそうにしてくれて、応援してくれて本当に嬉しい」と、この日の感想を語った塩田選手。

加えて、「自分も、子どもの頃に参加した交流会は今でも良い思い出です」と振り返る。受け手から伝え手へ立場が変わった今、塩田選手の原体験が指導の温度を決めていることが分かるコメントだった。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス
NECプラットフォームズレッドファルコンズ練習場
  • 東海道新幹線 掛川駅 - 天竜浜名湖鉄道(約5分)- 掛川市役所前駅 - 徒歩5分
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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