ラグビー日本代表、フランス・アメリカ・サモアと同組|2027年W杯組み合わせ決定
ラグビー日本代表が2027年ワールドカップで戦う相手が決まった。フランス、アメリカ、サモアと同じプールに入ることが決定したラグビー日本代表。
加えて、ラグビーワールドカップ2027年について、以下に紹介をしていこう。

ワールドカップで使用される公式ボール(C)WORLD RUGBY
ラグビーワールドカップ2027大会フォーマットの大幅変更と背景
大会開催日程と開催都市
12月3日(火)、『ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会』の組み合わせ抽選会がシドニーで行われた。
大会は2027年10月1日から11月13日に、オーストラリアの※7都市で開催される。※アデレード、ブリスベン、メルボルン、ニューカッスル、パース、シドニー、タウンズビル
抽選会のタイミングと背景
前回の2023年大会の抽選会は、3年前の2020年12月に行われた。それにと比べ、2027年大会は2年前に後倒し。より各チームの現状の実力が反映されるように、という背景があるわけだ。
大会フォーマットの変更点
前回大会と比べて、2027年大会は大きくフォーマットが変わった。本大会参加国が20から24と4つ増えた。それに伴って予選プールも5カ国×4プールから、4カ国×6プールと方式も変わった。その結果、試合数も各国4試合から3試合に減った。
一方で、決勝トーナメントはこれまでの8カ国から、16カ国が進出できるようになる。6つのプールの上位2カ国(12カ国)に加え、各プールの3位から上位4カ国も加わった。その結果、16カ国が決勝トーナメントに進出することができるように。
つまり、かつては予選プールで2位以内に入ると自動的にベスト8進出だった。しかし、今大会からはベスト8に進出するためには、決勝トーナメントで1回勝たないといけなくなったというわけだ。
試合数と大会期間の調整
また、大会全体の試合数は前回大会より4試合増えて、52試合となった。決勝までの道のりで考えれば、各国は予選プールで1試合減る。しかし、決勝トーナメント戦で1試合増えたため7試合と変わらないのいだ。
大会の日程全体は1週間減り、約6週間で行われることになった。ただし、各チームとも試合間の休息は、最低5日間は確保される。

シドニーで行われた抽選会(C)WORLD RUGBY
ラグビー日本代表のプール組み合わせと勝敗の鍵
ラグビーW杯2027 日本代表が入ったプールEの詳細
それでは抽選の結果を見ていきたい。
本大会に出場する24カ国は、11月末日時点の世界ランキングで、上位から4つのバンドに分けられ、4つのバンドから6つのプールに1チームずつ抽選された(開催国オーストラリアはプールAで決定済み)。
なお、ホンコン・チャイナは初出場で、スペインは7大会ぶり2回目、ジンバブエは9大会ぶり3回目の出場となったが、他はワールドカップ常連国が並んだ。
【2027年ラグビーワールドカップ 予選プール組み合わせ】
※( )内の数字は2025年11月末時点の世界ランキング
- プールA:ニュージーランド(2)、オーストラリア(7)、チリ(17)、ホンコン・チャイナ(23)
- プールB:南アフリカ(1)、イタリア、(10)、ジョージア(13)、ルーマニア(22)
- プールC:アルゼンチン(6)、フィジー(8)、スペイン(15)、カナダ(25)
- プールD:アイルランド(4)、スコットランド(9)、ウルグアイ(14)、ポルトガル(20)
- プールE:フランス(5)、日本(12)、アメリカ(16)、サモア(19)
- プールF:イングランド(3)、ウェールズ(11)、トンガ(18)、ジンバブエ(24)
ラグビー日本代表の目標 ベスト4進出にはフランス戦がカギ
日本代表のプール組み合わせと現状
まず、日本代表から見ていきたい。11月22日、抽選前最後の試合でジョージアに勝利したことで、ランキングが12位に上昇。それにより『バンド2』入りしたため、格上とは1チームしか同組にならないことが確定。
そして日本はプールEに入った。フランス(過去の対戦成績:1分13敗)、アメリカ(12勝13敗)、サモア(7勝12敗)と同組となる。

2024年9月、日本戦を前にシヴァタウを披露するサモア代表-斉藤健仁撮影

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