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シーホース三河がIGアリーナで初の主催試合
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一方、A東京は16勝10敗、平均得点78.5点、FG43.9%、3P35.6%、FT67.7%、平均リバウンド38.6、平均アシスト21.2。得点力では劣るが、リバウンド総量と守備の安定に強みがある。今回の対戦では、この“守備基盤+当日の外角高効率”が試合の支配につながった。

つまり、シーホース三河は持ち味の得点力を試合開始直後から出し切る構えが不可欠だ。外角が下振れした場合でも、ペイントタッチ→キックアウト→ショートクローズアウトの“型”を崩さず、FTを確実に沈めてスコアを積み上げたい。

加えて、失点の起点を断つ守備(最初のパスレーン遮断)を徹底すれば、テンポ争いで優位に立てる。IGアリーナの声援は、序盤の硬さを解く特効薬だ。だからこそ、最初の5分で主導権をつかみたい。

シーホース三河は長野の活躍に期待

長野のゲームコントロールに期待-Journal-ONE撮影


ボックススコア要約――具体名で読む“効いた”働き

シーホース三河は、西田優大14点(FG 6/12、3P 1/4)。終盤の外角とペネトレートで追い上げの先鋒を担い、相手の守備に迷いを作った。

さらに、ダバンテ・ガードナー14点(FG 5/10、3P 2/3・5REB)は、ポストのフェイスアップとショートロールからの展開で攻撃の起点に。インサイドから外角へ、リズムよくボールを動かす軸になった。

加えて、トーマス・ケネディ9点は、セカンダリからのスリーで“間”を広げ、反撃の燃料を投じた。ほか、レイマンの運動量と角野・久保田の外角、守備の細かな積み上げが第4Qの爆発へ収斂している。

シーホース三河・西田優大

チーム最多の14得点を挙げた西田優大-Journal-ONE撮影

A東京はマーカス・フォスター22点(FG 8/12、3P 4/6)。難度の高いショットを打ち切る決定力で、ハーフコートでもトランジションでも効率を保った。

さらに、セバスチャン・サイズ18点(FG 7/11・6REB・5AST)は、ペイントの得点源でありながら配球で外角も生かし、内外のバランスを維持。

加えて、安藤周人の外角、ライアン・ロシターのリバウンド供給とスクリーンが、チーム全体の効率に厚みを与えた。数字は、彼らの「仕事量」と「質」を正直に物語る。

アルバルク東京の安藤周人

ここ一番の攻守が光った安藤-Journal-ONE撮影


シーホース三河戦術のカギ――明日はこうすれば勝てる!

シーホース三河の課題は、序盤の入り方とフリースローの精度。第1Qで相手に走られたのは、守備の準備が一歩遅れたからだ。そこで、明日は最初の5分でしっかり体を当てて、簡単に走らせない。これだけで、相手のリズムは崩せる。

一方で、攻撃では第4Qで見せたスピードある展開と外角シュートが勝利のカギ。ガードナーのゴール下を起点に、西田・レイマンのスリーを重ねれば、相手の守備は広がる。さらに、フリースローを落とさないこと。もらった点は全部取り切る――それが接戦を勝ち切る力になる。

つまり、序盤から強気で守る・外角を決める・フリースローを外さない。この3つができれば、IGアリーナの青援と一緒に勝利をつかめる。明日の主役は、コートの5人とスタンドの1万人超のブースターだ。

ドアラの応援に応える須田侑太郎

須田のシュート精度が戻れば-Journal-ONE撮影


結び――青援が勝利を呼ぶ明日へ

第4Qで示した圧力を、第1Qへ。青く揺れるIGアリーナで、声は届く、流れは掴める。

そして、最初のポゼッションから主導権を握り、外角効率とFT精度を“当日仕様”に引き上げれば、勝ち筋は確実に太くなる。さらに、IGアリーナの初主催で得た自信と課題を、青援とともにもう一歩前へ。勝利は、準備したチームと信じ切ったブースターの手に落ちるだろう。

シーホース三河のSuper Girls

Super Girlsの圧巻のパフォーマンスにも注目して欲しい-Journal-ONE撮影


アクセス

IGアリーナ(愛知国際アリーナ)

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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