準決勝 第1試合:早稲田大学がリベンジを果たす
大学ラグビー昨年度決勝の再戦
大学ラグビー準決勝第1試合は、6大会ぶりの優勝を目指す早稲田大学(関東大学対抗戦3位)と、5連覇を狙う帝京大学(同4位)が激突。このカードは昨年度大会の決勝と同一カード。まさに大学ラグビー屈指の注目カードだった。

昨季決勝の再戦となった早稲田大学vs.帝京大学-斉藤健仁撮影
前半:早稲田が主導権を握る
先制点は「極限遂行」をテーマに掲げた、臙脂のジャージーの早稲田大学だった。前半5分、ラインアウトを起点にSO(スタンドオフ)服部亮太(2年)が、パスダミーから抜け出して中央にトライを挙げた。
その後は「紅き旋風」帝京大学の時間帯に。FW(フォワード)、BK(バックス)一体となったアタックを見せた。まずは10分、パスをつないで抜け出したHO(フッカー)梶川尚能(3年)がトライ。つづく16分にも、WTB(ウィング)日隈太陽(4年)が強さを見せて、1人で50mを走りきってトライ。14-7と逆転に成功した。
早稲田大学もすぐに反撃。まずは20分、キャプテンCTB(センター)野中健吾(4年)が、PG(ペナルティゴール)を決める。続いて25分には、ラインアウトからFW陣がモールを押し込み、最後はHO清水健伸(3年)がトライ。早稲田大学が、15-14と逆転に成功した。
さらに30分、早稲田大学は相手ボールをターンオーバー。左サイドでWTB池本晴人(3年)が裏にキックした。そのボールにトップスピードで走り込んだFB(フルバック)矢崎由高(3年)が押さえて左隅にトライ。38分にはSO服部がDG(ドロップゴール)を決めて早稲田大学が23-14で前半を折り返した。

スクラムで優位に立った早稲田大学-斉藤健仁撮影
後半:早稲田が突き放し、帝京の反撃を封じる
後半は開始早々から膠着した状態が続くが、17分、早稲田大学が再びモールで押し込んでHO清水がトライ。23分にもSO服部がPGを決めて、31-14とリードを広げた。帝京大学も意地を見せる。途中出場のFL(フランカー)甲斐敬心(3年)が、相手の守備を突破。そのままトライを挙げて10点差に迫った。
しかし、その後は早稲田大学が準々決勝同様、ディフェンスで粘りを見せて31-21でノーサイドを迎えた。

昨季のリベンジを果たした早稲田大学-斉藤健仁撮影
帝京大学の連覇は「4」で止まる
早稲田大学は昨年度の決勝と、今季の対抗戦で敗れていた帝京大学にリベンジを果たす。その結果、2大会連続の決勝進出を決めた。対する帝京大学は、大学ラグビーでの連勝記録が14でストップ。加えて、大学選手権の連覇も4で止まった。
帝京大学の相馬朋和監督は「前半リードして作り出したプレッシャーを、自分たちで緩めてしまったというのが一番の敗因。相手にプレッシャーの矢印を向けられている時に、比較的早く、簡単に効果が出そうなプレー選択をしてしまっていた。そのせいで、矢印が反対を向いたような感じがした」と唇を噛んだ。
早稲田大学の大田尾竜彦監督に勝因について聞くと「昨年度に敗れた相手に対して、すべて見直して準備してきて、ようやく勝ち切れた。勝因は試合に与える影響という意味ではスクラムが一番大きい。あと1つ挙げるとしたら、相手陣22mの中のスコア率」と振り返った。

連覇が4で止まった帝京大学-斉藤健仁撮影
序盤のリードを守り明治大学が快勝
続いて、準決勝の第2試合に登場した明治大学(対抗戦1位)。5年連続12度目の挑戦となった京都産業大学(関西大学リーグ2位)がチャレンジした。
前半:数的有利を生かし主導権を握る
試合序盤は選手全員が立ってオプションになる「15アライブ」をテーマに攻める明治大学。それに対して、守る京都産業大学という展開となった。
試合が動いたのは前半14分だった。京都産業大学はハイタックルでシンビン(10分間の一時的退場)で14人となる。数的有利となった明治大学は16分、モールを押し込んだ。そして、最後はラックからFL最上太尊(4年)が右中間にトライ。だが、すぐに京都産業大学も反撃に転ずる。ラインアウトからのサインプレーでWTBエロニ・ナブラギ(3年)が中央にトライ。京都産業大学が7-7の同点に追いついた。

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