和歌山大と明大の女子硬式野球選手
女子野球の注目度が高まる
女子野球に益々注目が集まっています。
2025年に創設100周年を迎えた東京六大学野球。早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、立教大学、そして東京大学の6校が集う伝統あるリーグです。そんな歴史ある六大学の中で、2022年に初めて明治大学に女子硬式野球部(以下、明大)が創られました。クラブとして結成し今年で5年目を迎えた彼女たち。Journal-ONEは以前から彼女たちの活動を取材し、女子野球の魅力をご紹介しています。
そして国立大学として、全日本大学野球選手権大会の出場成績がある和歌山大学 硬式野球部(以下、和大)。2024年で創部100周年を迎えた伝統校です。そんな和大ですが、昨年初めて女子部員・西上 天菜さん(1年・神戸弘陵高)が入部し話題となりました。
女子野球の注目度が高まる今、Journal-ONEでは野球コラボ企画を実施。それは明大の柴田 優衣さん(1年・本荘高)と、和歌山県出身の上村 愛桜衣さん(1年・田辺高)に ”和大メソッド” を体験していただくというもの。後輩たちへ新たな道を作る彼女たちによる女子野球発展への第一歩を取材しました。

今回が初めての交流となった柴田さん(左)、西上さん(中央)、上村さん(右)‐Journal-ONE撮影
緊張の和歌山での朝
明治から女子選手が練習参加
日差しが暖かい冬晴れの1月12日、和歌山県紀の川市にある和歌山県立貴志川高等学校に集合した和大部員たち。他の部と交代制でグラウンドを使用しています。そのため、大学近くの高校を借りて練習をすることが多々あるとのこと。
明大の柴田さんと上村さんも到着すると、さっそく和大の西上さんが入口で出迎えてくれました。お互い緊張していながらも楽しみにしていたようで、笑顔で挨拶を交わします。 さらに今回は神戸弘陵学園高校 女子硬式野球部も合同練習に参加。高校女子野球では強豪校とも言われている有名校。そんな選手たちと一緒に練習できるということで、「本当にいい経験だね」と2人声を揃えます。
グラウンドは約150名の選手たちによって広々とした空間が一気に賑やかに。「今日という日が自分の何かを変える、そんな日になればいいと思っています」と和歌山大学の大原 弘監督からミーティングで告げられると選手たちの顔つきが一気に真剣になりました。

緊張の中、自己紹介から練習が始まったーJournal-ONE撮影
柴田さんと上村さんは揃って「とても緊張します!」と話していましたが、自己紹介をした後は少し緊張が解けたよう。表情が柔らかくなってきた2人に和大部員は「どこ出身?」「明治大学ってどんな感じ?」と興味津々な様子で会話を楽しんでいました。
新薬ランで寒さを吹き飛ばす
まず身体を温めるために、ファーストライン上に一列に並ぶ選手たち。一体何が始まるのか聞いてみると、センターまで約70メートルを7割~8割の速さで走るという ”新薬ラン” 。これは日本新薬硬式野球部のアップを取り入れたもので、最大20本を目指して走ります。
実は1月下旬に期末テストを控えていることもあり、年始からあまり体を動かせていない柴田さんと上村さん。「いつもこんなに走らないから、もう十分かも…!」と3往復くらいで言っていましたが、その後も走り続けて14本も走っていました。

他の選手たちと新薬ランで身体を温める-Journal-ONE撮影
その後は和大部員の間に入ってキャッチボール。練習前、上村さんは「投げ方にあまり自信がないんです」と話していたのを思い出します。実は中学まで野球をやっていた上村さんは、高校でボート部に転向。大学から再び始めた野球ですが、投げ方が気になるようで和大の川村 恭大選手(3年・四日市南高)からアドバイスをもらう様子も。すぐに直るものではありませんが、アドバイスを意識することで先ほどよりも良い球が投げられていました。

和大の川村選手に投げ方を丁寧に教わる上村さん-Journal-ONE撮影
和歌山大学の質を高める練習とは
ミスを共有する集合
キャッチボールの途中、突然グラウンドのどこからか「集合!!」の掛け声が。すると一斉にその声の方向へ走っていく選手たち。何が起きたのか分からないまま、2人も駆け足で向かいます。




















