29名公表、残り1名は後日―“ラストピース”だけが空白
侍ジャパン が、WBC連覇へ向けて一気に“最終形”へ踏み込んだ。野球日本代表は1月26日、2026年3月開催の「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」に出場予定の29選手を公式発表し、残る枠はあと1人となった。
なお、最終の公式ロースター(30人)は日本時間2月6日にWBCIから発表予定。すでに、決戦へ向けたカウントダウンは始まっている。今回の発表で明記されたのは、出場予定選手が29名であること、そして残りの1名は決まり次第知らせるという点だ。
さらに、最終の公式選手ロースターは日本時間2月6日(金)に「World Baseball Classic, Inc.(WBCI)」から発表される予定とされた。
加えて、合流計画にも注目が集まる。なお、公式ではMLB所属選手のチーム合流時期は未定としつつ、NPB所属選手は宮崎での事前合宿から参加予定と明示した。
まずは、国内組で土台を作る。つぎに、世界組をどう溶かすかが、井端ジャパンの生命線になる。
井端監督コメント―「激戦」前提で連覇へ準備
侍ジャパンは「強い選手を並べる」だけでは勝てない。短期決戦で最後にモノを言うのは、役割の整理と準備の精度だ。その覚悟を、井端弘和監督は公式コメントで明確にしている。
「各国では、続々と力のある選手が大会への出場を表明して激戦が予想されますが、大会連覇に向けてチーム編成の準備を進めています」。
“激戦”を前提に戦う。その言葉通り、今回の追加発表は投手の厚み、捕手の経験値、そして主砲級の破壊力を同時に上積みする内容となった。
【追加発表の主役】新メンバー10人――投打で一気にギアが上がる
追加発表で加わった顔ぶれは、投手・捕手・野手を横断して“勝ち筋の補強”が徹底されている。ここでは新規発表の10選手を、“起用場面”と共に短評で整理する。
投手:宮城大弥/山本由伸/髙橋宏斗/曽谷龍平/北山亘基
宮城大弥(オリックス):左のエース格。本人も「光栄」と語り、「日本の世界一に貢献できるように準備」と決意を示した。
山本由伸★(ドジャース):世界最高峰の舞台で磨かれた制圧力。「身が引き締まる思い」「一番を目指す」と宣言し、侍投手陣の“核”へ。
髙橋宏斗(中日):国際舞台でも“腕を振る”覚悟を強調。「責任を持ち戦う」「もう一度世界一」と言い切った。
曽谷龍平(オリックス):左の厚みを増す存在。「野球をしてきてよかった」と喜びを口にし、「自信と覚悟」を強調した。
北山亘基(日本ハム):短いイニングで“空気を変える”剛腕枠。「全身全霊で臨む」とコメントし、強気の投入が見込まれる。
捕手:中村悠平
中村悠平(ヤクルト):経験値で試合を締める“扇の”。「培った経験を活かす」「最後まで戦う」と語り、投手陣の運用を支える。
野手:小園海斗/岡本和真/村上宗隆/鈴木誠也
小園海斗(広島):内野の起用幅を広げるキーマン。「世界一に貢献できるように頑張る」とコメントし、国際舞台での成長も誓った。
岡本和真★(ブルージェイズ):打線の厚みを一段引き上げる主砲級。「大会連覇を目指して」「東京ドームでお会いしましょう」と発信し、攻撃の中心候補に名乗り。
村上宗隆★(ホワイトソックス):一振りで流れを変える“破壊力”。移籍初年度の難しさに触れつつも、「魂を込めてプレー」と覚悟を明確にした。
鈴木誠也★(カブス):前回大会の無念を“出場”で回収。「前回出られなかった悔しさ」「日本のために全力」と、勝負強さを侍で解き放つ構えだ。
投手15人の“厚み”が短期決戦の生命線―侍ジャパンは守って勝つ
29名の内訳でまず目を引くのが、投手が15人という構成だ。3月開催のWBCは、シーズン開幕前で調整が難しく、登板間隔や球数管理も絡む。だからこそ侍ジャパンは、タイプの違う投手を揃え、運用の“引き出し”を増やしてきた。
そしてMLB勢の合流時期が未定である以上、まずNPB組で「守りの土台」を作る工程がより重要になる。
捕手3人体制で“試合の型”を作る――中村悠平加入の意味
捕手は若月健矢、坂本誠志郎、中村悠平の3人体制。国際大会では、配球やテンポ、走者対策など“目に見えない勝負”が得点に直結する。捕手はまさに戦術の起点だ。
中村が「経験を活かす」と語った通り、投手陣を厚くした編成と噛み合えば、失点を最小化する“勝ち方”がより現実味を帯びる。
打線は“決め切る仕様”へ―岡本・村上・誠也で破壊力が上積み
内野7人、外野4人という編成は、守備と機動力を土台にしながら、勝負どころで一気にひっくり返す火力も同居させた形だ。
岡本和真、村上宗隆、鈴木誠也の合流は、その象徴と言っていい。コメントの端々からも「連覇」「世界一」「悔しさ」という言葉が並び、短期決戦の“熱量”を感じさせる。



















