和歌山大学×明治大学
女子野球が熱い
2024年に創部100年を迎えた和歌山大学(以下、和大)。そして昨年、創部以降初となる女子部員が入部しました。更に2025年に同じく100周年を迎えた東京六大学野球連盟。大学野球の中心である東京六大学ですが2022年、明治大学(以下、明大)に初となる女子野球クラブが設立されました。まだ実績は少ないですが女子野球界に新たな歴史を作ったのです。
今回は大学女子野球界の新しい道を切り拓いている3名の選手にインタビュー。答えていただくのは、和歌山大学(以下、和大)の西上 天菜選手、明治大学の柴田 優衣選手と上村愛桜衣選手です。実は1月中旬に和大の練習に参加した明大の2人。その際、基礎練習 ”ドリル” を中心に和大メソッドを体験し、明大での練習に取り入れようということでした。

明治大学の柴田さんと上村さんが和歌山大学の練習に参加!‐Journal-ONE撮影
まず、これまで公開した記事を先に見るとよりイメージしやすいと思います。
【 和歌山大学が示した新時代の野球育成とは?|大学×高校・女子野球が融合した“究極の合同練習”に密着】
【 国立大硬式野球部の常識を覆した男─和歌山大学・大原弘監督が語る「ノーサイン革命」と組織の真髄】
【 明治大学と和歌山大学の女子硬式野球選手による交流が実現!”和大メソッド”を学んで女子野球を盛り上げる】
それでは、女子選手3名に野球にかける想いを聞いていきましょう。
3選手による友情対談
和歌山大学を選んだ理由
Q:それではさっそく大学での野球生活について聞かせてください。まず和大で初めての女子部員の西上さんですが、どうして和大で野球をやろうと思ったのですか?
西上さん:私はもともと女子野球部がある大学に行く予定だったんです。(母校の)神戸弘陵高校監督の地元が和歌山だったこともありますが、女子野球を広めたいということ考えたときに、女子の中でやるよりもレベルの高い男子と一緒にやる方がいいと思いました。将来、指導者になって次の世代にも野球の面白さを教えていきたいので和大に入りました。
Q:しかし、男子野球の中に入ることは抵抗はなかったのですか?
西上さん:全然ありましたね。でも練習の雰囲気も良かったので、自分はこっちの方が成長できると思いましたね。いざ入ってみても特別女子扱いをするわけでもなく、一人の選手として接してくれています。それに、マネージャーの方は女性なので私にとってすごく大きい存在です。今のところ、やり辛さはないですね。

後輩たちとコミュニケーションを交わす西上さん-Journal-ONE撮影
明治大学を選んだ理由
Q:続いては柴田さんと上村さんにもお話を聞いていきます。お二人が明治大学の女子野球部に入ったきっかけは何ですか?
上村さん:私はもともと志望校が明治大学の法学部だったんです。実は入学してから女子野球部があることを知りました。友達がいたり、勧誘されたわけでもないですが、中学までやっていた野球をもう一回やってみようかなと思い入部しました。
柴田さん:私は最初、新潟大学に入ろうと思っていたのですが、明治に女子野球があるという話を聞きました。その中で、学力もあって野球もできるところを選んだほうが、どちらかがダメになってももう一つの道が残るので私には合っているなと思ったんです。女子野球も楽しく、まじめにやっていて空気感も良かったので入部を決めました。
それぞれ感じるやりがい

男子の中でも試合で活躍する西上さん-西上さん提供
Q:次に実際にそれぞれ入部して良かったことはありますか?
西上さん:私は全国から部員が集まっていて色々な人と出会えたことです。私の高校の同級生と出身が同じ人もいたりと、野球の輪が広がったのを感じますね。そして日本一になるために、全員で試行錯誤して声をかけ合いながら野球をするところが好きです。
柴田さん:そうですね、先輩たちは本当に優しくて良い意味で先輩後輩の壁を作らないでくださっています。同学年も輪を乱すような人がいないので、恵まれた環境で楽しくやれてますね。そして学業優先でもあるので、けじめを付けてできていることも私の理想の形だなと思います。
ボートから再び野球に挑戦

大学から再び野球を始めた明治大学の上村さん-Journal-ONE撮影















