センバツ32校が決定!
第98回選抜高校野球大会の出場校32校が1月30日に発表された。センバツ出場32校が決定し、いよいよ2026年の野球シーズン到来に胸が弾む。
さらに、秋季地区大会の戦績を基礎に選考が行われた今回のセンバツは、地区ごとに「順当」と「意外」が入り混じる構図となった。Journal-ONEでは、その全体像を整理しながら、各地区の特徴と選考理由をより丁寧に振り返る。

第98回選抜高校野球大会出場の32校が決定-Journal-ONE撮影
見どころ
今大会の見どころとしてまず挙げられるのは、昨年の覇者・横浜がセンバツ 春の甲子園出場32校決定リストに名を連ね、史上4校目の春連覇へ挑む構図が整った点である。
特に横浜は関東大会8強と当落線上に位置していたものの、結果として投手力と総合力の高さが評価され、比較枠で最後の1席をつかんだ。この決定は、春の甲子園をより熱くする要素となっている。
また、昨夏の王者・沖縄尚学が九州国際大付の明治神宮大会優勝によって生まれた「神宮枠」によって選出されたことも大きな話題となった。
加えて、沖縄尚学も九州大会8強にとどまったものの、総合評価で選出。その結果、史上5校目の“夏春連覇”へ挑むチャンスを手にしたのだ。こうした流れを踏まえると、センバツ 春の甲子園出場32校決定の中でも、最も注目度の高い1校といえる。
さらに、明治神宮大会を制して勢いに乗る九州国際大付、そして194センチの長身から最速152キロを投げ込む二刀流・菰田陽生を擁する山梨学院など、戦力的に面白いチームが多く並んだ点も、今年のセンバツの魅力を大きく高めている。

優勝候補・山梨学院高の菰田陽生-Journal-ONE撮影
21世紀枠(2校)
出場校
- 長崎西(75年ぶり2回目)
- 高知農(初出場)
選定の評価
長崎西は、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の専門性を生かした科学的取り組みが従来より高い評価を受けていた。とりわけ、選手自身が研究テーマを設定し、練習や試合分析に活用した点や、マネジャーが自作アプリでデータを蓄積していた点など、チーム全体の“考える野球”が選考に強く影響した。また秋季長崎大会準優勝、九州大会ベスト8という実績も揃い、センバツ 春の甲子園出場32校決定の中でもストーリー性のある選出となった。
一方で、高知農は部員不足を乗り越えて少人数でチームを維持し続け、さらに地域での普及活動にも尽力してきた点が高く評価された。昨秋の高知大会では明徳義塾を相手に延長10回の死闘を演じるなど、内容でも評価を得た。結果として創部以来初の甲子園出場となった高知農。彼らの取り組みの積み重ねが実を結んだ形となった。
北海道(1校)
出場校
- 北照(13年ぶり6回目)
北海道は例年どおり1枠であり、秋季北海道大会を制した北照が順当に選出された。特に投手力と守備の安定を武器に、秋の大会で見せた試合運びが評価された。したがって、センバツ 春の甲子園出場32校決定の流れの中でも、最も予想通りの選出となった。
東北(3校)
出場校
- 花巻東(2年連続6回目)
- 八戸学院光星(2年ぶり12回目)
- 東北(3年ぶり21回目)
東北大会の上位3校がそのまま選出された。さらに、花巻東・光星・東北は、それぞれの試合で接戦を勝ち抜き、勝負強さや投手陣の安定感を示した。東北地区は例年“比較枠”で議論が起こる傾向があるが、今年は内容面で上位校が抜けており、極めて順当な判断だった。
奇しくも同時期、花巻東OBである大谷翔平、菊池雄星がWBC連覇に挑む。東北OBのダルビッシュ有も怪我の影響で出場は出来ないが、宮崎合宿ではアドバイザーとして帯同する。WBCに挑む先輩たちに続き、センバツでも旋風を巻き起こせるかも注目だ。
関東(5校)
出場校
- 山梨学院(5年連続9回目)
- 花咲徳栄(6年ぶり6回目)
- 専大松戸(3年ぶり3回目)
- 佐野日大(12年ぶり5回目)
- 横浜(2年連続18回目)
選定の評価
山梨学院は関東大会優勝校として選出され、関東勢として史上初の5年連続出場という快挙を成し遂げた。とりわけ打線の破壊力、さらに投打の軸を担う菰田陽生の存在が選考委員会の評価を押し上げた。
また、横浜は関東大会8強止まりで当落線上にあったが、投手陣の充実、試合運びの巧みさ、そして守備の安定性が総合的に評価され、センバツ 春の甲子園出場32校決定の中で比較枠を勝ち取った。



















