新人賞 をめぐり、ルーキーたちが躍動しているリーグワン。その存在が今季の注目ポイントになっている。
12月中旬に開幕した「NTTジャパンラグビーリーグワン」。将来の日本代表中心選手へと成長する登竜門的な位置づけになっているのが「新人賞」だ。対象となるのはディビジョン1のチームに所属する1年目の新人選手。メディア、指揮官(監督/ヘッドコーチ)、キャプテン、ファン、表彰選考委員会の投票で決定される。
過去の「新人賞」受賞選手
過去の新人賞を見ると
・2007-08:SH(スクラムハーフ)田中史朗(三洋電機/現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)
・2008-09:PR(プロップ)畠山健介(サントリー/現・東京サントリーサンゴリアス)
・2009-10:LO(ロック)眞壁伸弥(サントリー)
・2011-12:FL(フランカー)マイケル・リーチ(東芝/現・東芝ブレイブルーパス東京)
・2013-14:PR稲垣啓太(パナソニック/現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)
・2017-18:NO8(ナンバーエイト)姫野和樹(トヨタ自動車/現・トヨタヴェルブリッツ)
と日本代表を支えてきた選手たちの名前が並ぶ。厳格な取り決めはないが、これまで上位進出チームで活躍した選手が新人賞を受賞してきた。
このように、新人賞 はリーグワンの新人選手にとって大きな評価指標となっており、その重要性は年々高まっている。
2022シーズンは3位だったクボタスピアーズ船橋・東京ベイのWTB(ウィング)根塚洸雅、2022-23シーズンは準優勝だったワイルドナイツのCTB(センター)/WTB長田智希、2023-24シーズンは3位だったサンゴリアスのSO髙本幹也、2024-25シーズンは5位だった静岡ブルーレヴズのSH北村瞬太郎が受賞した。

かつての新人賞にはリーチマイケルの名前も-Journal-ONE撮影
新人賞の有力候補は佐藤健次と植田和磨
1月24・25日の第6節が終わった現在。ここで、各チームの新人賞対象選手の中で活躍している選手を挙げていきたい。
埼玉ワイルドナイツから佐藤健次
まずは、6連勝で首位に立つワイルドナイツ。ここには「サトケン」こと、HO(フッカー)佐藤健次(早稲田大学出身)がいる。昨シーズン、アーリーエントリー(大学卒業前の登録選手)ながら14試合に出場した佐藤。昨年、日本代表キャップも得た。今シーズンも控えの出場が多いが、先発出場を増やし新人賞獲得をアピールしたい。

HO・佐藤健次(埼玉WK)-斉藤健仁撮影
ワイルドナイツには、他にもPRリサラ・フィナウ(大東文化大学出身)やSH李錦寿(帝京大学出身)、FLユアン・ウィルソン(立正大学出身)、WTBモーリス・マークスらが、先発の座を争っており、チームの底上げに寄与している。
コベルコ神戸スティーラーズは植田和麿
つづいて、ルーキー選手が元気なのがコベルコ神戸スティーラーズだ。昨季の3位と同じく今季も5勝1敗で3位と、リーグワン初優勝を狙っている
その筆頭が昨シーズン、アーリーエントリーながら、そのスピードを武器に躍動。昨年11月に日本代表キャップを獲得したWTB植田和磨(近畿大学出身)だ。6試合に先発し、6トライと気を吐いている。植田は近畿大学時代、大学生として7人制ラグビー日本代表に選ばれて、パリ五輪にも出場した『オリンピアン』でもある。
他にも神戸には帝京大時代は埼玉SH李の控えに甘んじていたSH上村樹輝(帝京大学出身)も4試合で先発するなど、持ち前の球さばきで攻撃を牽引。LO本橋拓馬(帝京大学出身)、NO8ソロモネ・フナキ(京都産業大学出身)もフィジカルの強さで出場回数を増やしている。

WTB・植田和磨(神戸S)-斉藤健仁撮影
各チームで躍動する新人選手たち
さらに昨シーズンSH北村を輩出したブルーレヴズも注目。スクラムに絶対的な自信を持つPR稲場巧(近畿大学)が3試合で先発している。加えて、SO(スタンドオフ)筒口充之(天理大学出身)も得意のキックで1試合に先発。2人は2シーズン連続の静岡からの新人賞を狙う。
一方、3連覇を目指して現在4位の東芝ブレイブルーパス東京。ここには、社会人から本格的にHOに転向した日吉健(京産業大学出身)がいる。日吉は控えながらも、既に4試合に出場した。
さらに言えば、 サンゴリアスに所属するは昨秋、日本代表キャップを得たHO平生翔大(関西学院大学出身)。そして、 持ち前のスピードを見せているWTB安田昂平(明治大学出身)も新人賞の可能性がある。

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