ギブスが50-50ボールを死守し、そのまま得点に繋げるなど、接触の強さで主導権を握った。
フォスターのペイントアタックで得点を重ねるが、前半終了時は41-26の15点差。追いかけるモード。その重さの中でも、サイズの存在感、フォスターの打開力、小酒部の推進力、ロシターの安定感と、後半の反撃を支える“形”が芽吹いていた。

富樫勇樹の前進を防ぐ小酒部泰暉-Journal-ONE撮影
第3Q:反転攻勢、流れをつかんだアルバルク東京
その結果、開始直後に小酒部のスティールからサイズがダンク。象徴的な2点でアルバルク東京の反撃の狼煙が上がる。小酒部の積極性、サイズの走力、アルバルク東京が強い時の“守って走る”が鮮明に現れる。テクニカルファウルで富樫にフリースローを与える不運もあったが、流れは渡さない。
ペイント支配を取り戻し、ロシターがフリースローで落ち着かせ、フォスターが外角で一撃。42-35まで縮めたところで千葉Jがタイムアウト。まさに反転の兆し。
富樫の3Pに対してサイズがすぐ返し、互いに引かない中で、フォスターがバウンドパスから2点、フィーラーが3Pを沈め、ロシターがフリースロー。47-45の一気詰め。大倉颯太がレイアップを決め、ついに47-47の同点へ。
そしてフォスターの連続3Pでリードを奪い返すも、終盤はリトルの2点で55-53。アルバルク東京が千葉Jの“ホームの圧”すら飲み込み始めた10分間だった。

セバスチャン・サイズのダンクでモメンタムを取り戻した-Journal-ONE撮影
第4Q:最後の数分、勝負の細部が響く
ホグの3Pで始まり、サイズのショットはオフェンスファウルの判定。アルバルク東京が追撃の勢いを点に変えられなかった瞬間、千葉Jは呼吸を整え、リバウンドを握り、ホグがペイントで加点して60-53。アルバルク東京がタイムアウト。
だがここから再び持ち直す。サイズの3P、フォスターのドライブ、サイズの侵入で60-60の同点。最大15点差を完全に溶かす見事な流れを見せた。
しかし残り4分20秒、渡邊雄太が3Pのファウルを得てフリースロー3本を沈めると、試合はふたたび千葉Jペースへ傾く。
原がゴール下、続いてホグがフリースローで67-60。残り2分08秒で7点差。ここでフォスターのオフェンスファウルが痛かった。富樫が時間を使いながら原へ繋ぎ、原が渾身の3Pで70-60。千葉Jに流れを完全に引き戻される。
小酒部はスティールから2点を返し、最後まで勝負を捨てなかったが、残り40秒でのテクニカルファウルから加点され、勝負あり。72-64。アルバルク東京はGAME1の再現には届かず、1勝1敗で千葉を離れることになった。

スティールで富樫を振り切る小酒部-Journal-ONE撮影
アドマイティスHCの言葉が示す“価値”——この2戦で得たものを、次の勝利へ
試合後、ディニアス・アドマイティスHCは「入りが良くなかった」「追いかける展開にしてしまった」と課題を指摘した。しかし、一方で「第3、第4Qでの追い上げは素晴らしかった」「後半の動きをスタンダードにしたい」と手応えも語った。
天皇杯で優勝して以降、チームの状態が上がっていることを問われたアドマイティスHC。「選手全員が役割に沿って明確にプレーできている」「言い訳をせず勝つことに集中している」と評価した。
これはブースターにとって大きな安心材料だが、以降の課題は明確だ。
EASYな失点を防ぐ守備の遂行度、ファウルで止めるべき場面の判断。そして、タイトな日程での9人ローテにおけるゲームコントロール。
特にこの日、活躍を見せた大倉についても「時間制限解除で、落ち着かせる役割を期待している」と語った。大倉の完全な回復と、今後の成長がチームの鍵となるだろう。
この連戦は、結果だけでは語り尽くせない価値がある。アウェーでのGAME1勝利。GAME2で15点差をひっくり返す力。そして、最後まで戦い続けた姿勢。これらはチームが“もう一段上”へ行くために欠かせない積み重ねだ。

GAME2の試合後にコメントするアドマイティスHC-Journal-ONE撮影




















