春を彩る幻想の長崎へ
長崎ランタンフェスティバル2026完全ガイド

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チームラボプラネッツの前でteamLabの工藤岳コミュニケーションディレクター-Journal-ONE撮影
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チームラボプラネッツ つかまえて集める絶滅の森

チームラボ《つかまえて集める絶滅の森》©チームラボ

【結論:Journal-ONE整理】世界の美しさは“人”がいることで増幅する

—— チームラボプラネッツは、人間と自然は対立しないという前提に立ち、人間の介在が美を増幅させるという確信へと開かれている。

他者の存在は雑音ではなく、世界を豊かに編み直す触媒であり、作品の内部に複雑な秩序をもたらす力である。

さらに時間の地平を拡張することで、鑑賞者は自らの生命が四十六億年の連続性の中に位置づくという感覚を取り戻す。

結果として来館者は、世界の美しさに対する感受性を身体の記憶として携え、日常の只中で思い出すことができるようになる。

終章 ― 世界の美しさと地続きであるという実感をあなたへ

本インタビューを通じて明らかになったのは、チームラボプラネッツが、写真に収める場所ではなく、身体で世界と再接続するための場として設計されているという事実である。

裸足で踏み出す第一歩は、感覚の回路を開き、デジタルという新しい筆は物質の制約をほどく。他者とともに存在する場は、美しさを増幅させ、時空は四十六億年の連続性へと接続する。

どの瞬間も、鑑賞者は作品の外にいない。常に内部にいて、世界の変化をともにつくっている。

深い洞察を惜しみなく語ってくださった工藤岳氏に、心からの感謝を捧げたい。

体験の準備を整えるためには、Journal-ONEが公開した前後編の鑑賞ガイドを事前に読むことが最も近道になる。前編・“一回性の景色”が始まる多感覚アート体験へ 、後編・身体が世界を更新する“体験の核心”へ も是非読んでほしい。

そして、読了後はぜひ豊洲の現場で、自らの足と皮膚と呼吸で確かめてほしい。

冷たい水の感触、沈み込む床の柔らかさ、無数の光と他者の気配が、あなたの内部に眠る感覚を静かに呼び覚ますはずだ。

世界は美しい。そして人がいることで、世界はより美しくなる。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
この記事に関連する人物
工藤 岳

1977年、東京都生まれ。4歳からUAE(アラブ首長国連邦)の首都アブダビで過ごす。中学3年生で帰国。1996年に早稲田大学文学部(哲学)に入学。卒業後、大道芸人などをしながらタイ、シリア、レバノン、ヨーロッパ各国を放浪。スウェーデンでゲーム雑誌の編集に従事し、2009年末にチームラボに参画。ソーシャルブランディングチームを立ち上げ、コミュニケーションディレクターとして、ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界各地のチームラボのアート展などや、最近では、大型常設展「チームラボフェノメナアブダビ」に携わる。

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