「B.革新」の全貌が明らかに
Bプレミア の始動が目前に迫る中、Bリーグは2026-27シーズンの詳細を発表した。これにより、新たなリーグ構造「B.革新」の全貌が明らかになった。
アメリカ・NBAに次ぐ世界2位のリーグを目指すBリーグ。来シーズンよりこれまで「B1」と呼ばれてきた最上位カテゴリーを「Bプレミア」とする。Bリーグは、大きな転換期を迎える。
「B.革新」。リーグではこのように呼ぶ。

Bプレミアの概要が発表された‐永塚和志撮影
Bプレミア開幕カードに込めた意図
開幕カード発表と10年前とのリンク
このB革新の初年度を翌年に迎えた2月17日。Bリーグは2026-27シーズンのスケジュールを発表した。
Bプレミアは9月22日、アルバルク東京対琉球ゴールデンキングスの試合で幕を開ける。会場はトヨタアリーナ東京で、翌23日にも同一カードとなる2戦目を行う。その後、それ以外の試合は24日より全国各地で始まる。
2016年のBリーグの開幕戦も9月22日にこの2チームによって行われた。同じ日、同じマッチアップで世界的なリーグへの成長を目論む。
「もちろんです」
東京都内で行われた発表記者会見。同じ日付に同じカードを先出しのカードに持ってきたのは、意図的なものだったのか?それを問われた島田慎二チェアマンはこう応えた。
同氏はその言葉を質問者に対して即座に返した。が、一方で、他のカードの可能性についてもリーグ内では「喧々諤々の議論があった」ともした。他のチームが絡むカードも遡上にはあった。それでも、「やっぱりこのカードでしょう」と結論に達したという。
「このカードはベストだなと思っている。あの時(10年前)は確か、ブランディング的にはアルバルクがエリート軍団みたいなエッセンスで琉球が雑草みたいな形で開幕戦まで盛り上げていった。そこは変わっていて、お互いもう横綱同士という感じなので、がっぷり四つで組んで、いい試合を見せてほしいと思います」

2016年のBリーグ開幕戦を前に会見に臨むアルバルク東京と琉球ゴールデンキングスの面々-永塚和志撮影
琉球とA東京が“最適解”である理由
島田チェアマンはこうつけ加えた。
なぜベストなのかの説明までには及ばなかった。しかし、この立場を担うのにより合点がいくのが琉球だ。過去4年連続でBリーグ決勝に進出するなど実力は抜群。球団の経営面や全国的な人気などを鑑みてもリーグを代表するチームだといえる。「地方創生」を掲げるBリーグにおいて、地域によく根ざした琉球は象徴的な存在だといえる。
アルバルクの場合は2度のリーグ制覇という実績がある。加えて、豪奢な「トヨタアリーナ東京」を本拠とするところが強みとなったか。今シーズン開業の同アリーナは、世界的な企業であるトヨタグループの肝いりで建設された。バスケットボールの観戦のしやすさやラウンジ等の充実、吊り下げビジョン等、技術を尽くした最新鋭の機器を備える。
B.革新によって全国各地に特色のある新アリーナが建設される中で、背中を追うNBAの世界観にもっとも近い「ハコ」であるといえるかもしれない。10年前の開幕戦ではLEDコートが話題を呼び、世間に対してインパクトを及ぼした。今回はLEDコートの使用はないといい切った島田氏だが、トヨタアリーナ東京ならばBプレミアの打ち上げにふさわしい演出等ができると考えたのではないだろうか。
10年前と同じカードにすることで、Bリーグがどれだけ発展を遂げてきたかを「定点観測」することによって如実にすることができるという考えも、あるいはあったかもしれない。

Bプレミア 2月17日の会見に登壇した島田慎二チェアマン‐永塚和志撮影
試合日程の変化がもたらす影響
平日開催増と選手負担の緩和
B.革新の初年度となる来シーズン。Bプレミアの日程は土日と水曜日が中心のこれまでとは違い、平日開催が増える。現在進行中のB1の2025-26シーズンは69日間にわたって行われてるところが、来シーズンのBプレミアでは116日間にわたって試合が開催されることになるという。
初年度のBプレミアには26チームが参戦するが、試合日程に柔軟性を持たせることで、島田チェアマンのいうつねに「どこかでBリーグのゲームがあるという状況」にすることでファンの拡大や社会への浸透を図っていく狙いだ。

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