ニンテンドーミュージアムは、京都・宇治に生まれた“遊びの記憶”をたどる場所だ。
1889年の花札から、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、そして現代のデジタルエンターテインメントへ。任天堂がつくり続けてきた娯楽の歴史を、展示だけでなく体験として受け取れる。ニンテンドーミュージアムは、そんな広報施設として2024年10月2日に開館した。
本稿は、ニンテンドーミュージアムを初めて訪れる人のためのコラム。「チケット確保→当日の動線→体験展示の選び方→展示フロアの味わい方→ショップと休憩」までを、読み物として楽しめる温度感でまとめた。
ニンテンドーミュージアム完全攻略ガイド。しかし、情報を詰め込むだけではなく、“どう回れば気持ちよく記憶が立ち上がるか”という観点で読んで欲しい。ひとつの旅の物語として案内していこう。

ゼルダの伝説をデザインしたステンドグラス‐Journal-ONE撮影
攻略は「予約」から!まず日程を固めよう
ニンテンドーミュージアムのチケットは日時指定の事前予約制で、基本は抽選販売だ。抽選の受付は来館の3か月前から始まり、結果は翌月1日に通知、当選した場合は7日23:59までにクレジットカードで支払う。
抽選終了後、キャンセル等で空き枠が出た場合に限り、先着順販売が行われる。先着販売は「2か月先まで」が対象で、実施の有無はチケットページで確認する形式だ。
つまり、攻略の核心はシンプルで、「旅行日程を早く決める」こと。週末や連休はもちろん、平日でも“行ける日”が限られる人ほど競争になりやすい。旅行の主目的が京都観光であっても、ニンテンドーミュージアムだけは最初に枠を押さえ、そこから旅程を組み立てるくらいでちょうどいい。
QRチケットと身分証は必携。入館証は“鍵”になる
当日必要なのは、購入したQRチケットと身分証明書だ。前日14:00以降にチケットページからQRチケットを発券し、当日はゲート前で提示する。本人確認ができない場合は入館できないことがあるため、パスポート等の身分証は必ず携帯しておこう。
QRチケットをセキュリティゲートにかざすと、入館証を受け取るための引換券が発券され、スタッフから「入館証」を受け取る。この入館証は館内体験や再入場に必要で、なくすとその日の“遊び”が止まってしまう。まさに鍵だ。

自分の名前が印刷された入館証-Journal-ONE撮影
旅行者に優しいロッカー無料
セキュリティゲート前には無料のコインロッカーがあり、利用時に100円硬貨が必要だが返却される。ロッカーに収まらない大きな荷物は大型の荷物置き場に預けられるが、数に限りがあるため荷物は少ないほどよい。
「あとでロッカーに入れよう」と思っているうちに、ショップで大きなクッションを抱える未来がやって来る。だからこそ、入館直後にロッカー→(欲しい人は)ショップ→体験展示、という順番が時間にも体力にも優しい。

入口には無料コインロッカーがある-Journal-ONE撮影
小倉駅から“突然現れる”任天堂
所在地は京都府宇治市小倉町。最寄りは近鉄京都線「小倉駅」東口から徒歩5分、JR奈良線「JR小倉駅」北出口から徒歩8分。自家用車・バイク・自転車での来館は固く断られており、公共交通機関(タクシー除く)で向かう必要がある。
周囲は住宅街で、歩いていると“いきなりニンテンドーミュージアムが立ち上がる”感覚がある。世界的ブランドの施設が生活圏の中に溶け込んでいるギャップは、訪問体験の序盤に小さな驚きを与えてくれる。

ニンテンドーミュージアムの外観-Journal-ONE撮影
多彩なフォトスポットがお出迎え
入館後すぐの屋外エリアには、マリオの土管など定番のフォトスポットが用意されている。ここで撮る一枚は“来た”という実感を最速でくれる。スタッフの方がシャッターを押してくれるので、気軽に撮影をお願いしよう。
その奥に目をやると、スーパーマリオブラザーズのゲームでお馴染みの風景が。ドット絵風のお城とゴールポールが新たなフォトスポットとして追加された。ゴールポールにしがみつくマリオの姿も確認でき、お城と並んで記念撮影ができる。夜にはライトアップもされるので、午後から来場する際は、忘れずに確認して欲しい。

















