日立の挑戦が今年も始まる!
世界最高峰の女子ソフトボールリーグ、JDリーグがついに4月10日に開幕します。毎年、選手たちによる熱い戦いが繰り広げられる女子ソフトボール。そんなリーグも今シーズンで5周年という節目を迎えました。
そして、神奈川県横浜市を拠点に活動する ”日立サンディーバ” (以下、日立)にも変革のときが訪れたのです。それはチームを支えるキャプテンの交代。2023年から昨年までの3年間、キャプテンを務めていた坂本 実桜選手がここで役目を終え、新たに笠原 朱里選手がキャプテンとなり戦うことになったのです。

-Journal-ONE撮影
新たな風を求めてこの決断を下した村山 修次監督。昨年の振り返りから、今年のチームにはどんな期待をしているのか。開幕を直前に控えた今、 Journal-ONE独占インタビューで語っていただきました。
2025シーズンを振り返る
Q:新チームのことをお聞きする前に、昨年の戦いについて振り返っていきたいと思います。昨シーズンは東地区4位という成績でしたが、その結果について村山監督はどのように振り返りますか?
村山監督:毎年、日本一を目指して戦っている中で2024シーズンは初の東地区優勝と年間2位という結果でした。だからこそ、次の年では絶対に日本一を取るという気持ちでスタートをしたんです。当初の勢いそのまま、シーズン中も走れればよかった…と思いましたね。上手くいかないことに対して、修正に時間がかかってしまう場面が多かったのかなと感じました。
Q:上手くいかないこととは具体的にどんなことがあったのでしょうか?
村山監督:2024シーズンも、メンバーが抜けた後のチーム作りだったので全員が挑戦者のつもりで戦っていました。それでも結果的には打てて、守れていたんです。しかし、そのいいイメージを昨年も持ってしまっていたから、同じようにならなかった時に焦ってしまうことがあったのかなと思います。当然、選手たちもそれは感じていました。歯車が噛み合わないことを割きっているようで、実は割きれていない。なので流れに乗り切れなかったのかなと思いますね。

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Q:プレッシャーを感じていた部分もあったのでしょうか?
村山監督:そうですね。当時は感じていませんでしたが、今思えば感じていたのかも知れないです。プレーオフには出られるチームになってきましたが、年間優勝をしたことがあるわけではありません。サンディーバらしく楽しみながら、ガツガツ行けばよかったのかもしれません。
キャプテンを変えて心機一転
Q:そんな中で、今年はキャプテンを交代するという変化をつくりました。なぜ、ここでキャプテンを坂本選手から笠原選手に代えたのでしょうか。
村山監督:まず、これまで坂本はキャプテン、そしてエースとして明るい雰囲気の土台や、強いサンディーバを作り上げてくれました。なのでその役目を一度代えて、エースとしてチームを勝たせることに目を向かせたいと思ったのです。

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そして、笠原は3年目という若い選手ではありますが、こちら側の言葉の意味を理解して、考えていることを汲み取る能力が高い選手です。泥臭いプレースタイルや天真爛漫なのが良いところでもあります。坂本がこれまで作ってくれたチームに、さらに変化を加えるならば、笠原がいいのかなと思いましたね。
Q:笠原選手にキャプテンであることを伝えた時はなんて声を掛けたのですか?
村山監督:スタッフの中でも話をした時に常々、「これからもっと献身的なチームにしたい」と話していました。その中で、笠原が新キャプテンとして候補に挙がったのです。もちろん個人の結果もですが、それ以上にサンディーバーがより愛されることが大事です。「個人よりチームのことを考えられる、そんなチームになるためにやってほしい」ってほしいと声を掛けました。

昨年新人王の笠原(日立)はJDリーグ2年目で早くも日本代表に-Journal-ONE撮影
選手たちに期待すること
Q:チームが始動するときには、選手たちに何か伝えたことはありますか?
村山監督:ある程度キャリアがある選手も多いですが、スタートの時には「開幕のスタメンは決めてない」と伝えました。だから、競争してその座を掴んでほしいですね。あと、先ほども話しましたが、自分よりもチーム。チームが勝つためにどれだけ献身的な選手でいられるかも試合で起用する条件だと伝えました。自分の結果にこだわって、チームとしてやらないといけないことができない選手は、なかなか出場はできないと思います。能力が高い選手が多いので、なおさら求めています。



















