Bリーグのセミファイナル第3戦。ファイナル進出が決まる運命の宇都宮ブレックスvs千葉ジェッツの戦いは、千葉Jのディー・ジェイ・ホグのスリーポイントから試合が始まった。立ち上がりからお互いにスティールを連発。宇都宮Bのギャビン・エドワーズ、D.J・ニュービルの得点で開始4分で9-5とリードを奪う。更にグラント・ジェレットもフリースローをしっかりと入れて点差をつけたが、負けてない千葉Jも田代直希、そして富樫勇樹がスリーポイントを沈め、12-11とすぐに差を詰めてきた。残り2分で富樫のレイアップシュートで逆転に成功し第1クウォーターは15-13で千葉Jがリードをして終了。
第2クウォーター、宇都宮Bのアイザック・フォトゥがターンオーバーからそのままリングに入れ込み早速同点に。そして比江島慎、小川敦也のスティールを含めた連続得点で23-15と少しずつ点差が開き始めた。千葉Jの瀬川琉久、宇都宮Bのジェレットとエドワーズがそれぞれスリーポイントを沈め34-20と得点を重ねていく。ターンオーバーから攻撃を仕掛けたエドワーズのシュートで40点台に突入した宇都宮B。千葉Jもホグ、そして渡邊雄太の豪快ダンクで食らいついていくが40-28とあっという間に12点差に。高島紳司、田代がそれぞれ華麗なスリーポイントを決めたところで前半終了。43-31で千葉Jは後半での巻き返しを狙う。
続く第3クウォーターはジェレットが本日3本目のスリーポイントを成功、続くようにエドワーズ、遠藤祐亮のスリーポイントで54-34と流れは宇都宮Bが握っていく。クリストファー・スミスのシュートで40点台に乗せた千葉Jは、金近もスリーポイントを決めて得点。しかし直後に宇都宮Bのエドワーズのシュートで早くも60点目を入れ、点差は60-44と16と宇都宮の勢いが止まらない。しかし千葉Jもその後意地をみせて11点差まで縮め、宇都宮Bの背中が見えてきたところで第3クウォーターは終了。61-49で残すは最終クウォーターのみとなった。
迎えた第4クウォーターは早速マイケル・オウの得点で51点目を入れた千葉Jだが、宇都宮Bは今ある点差を詰められないようにじっくりと時間を使ったオフェンスで攻めていく。ジェレットのダンクで更に得点を重ねる宇都宮Bに対して、千葉Jはホグのスリーポイントでついに60-66の6点差にまで追いついた。タイムアウトを挟み時間は残り5分、追い打ちをかけるようにジェレットと比江島のスリーポイントで再び72-60と点差を広げ、強さを見せつける。続けてジェレットが本日5本目のスリーポイントを決め試合が進んでいくと、75-67と残す時間は2分と迫る。後がない千葉Jは金近廉がフリースローで71-75と迫るが、ここで富樫をマークしていた小川のスティールで再び8点差。ここから小川のフリースローで更に4点を追加し、ここで試合終了のホイッスル。82-71で千葉Jを下し、昨年のリベンジを果たした宇都宮がファイナル進出を決めた。