6月15日の結果(豊田織機17-0東海理化)
豊田自動織機シャイニングベガの強力打線が、初回から東海理化チェリーブロッサムズの先発・永谷真衣に襲いかかる。先頭の竹中真海が右前安打で出塁すると、犠打と進塁打で2死ながら三塁まで走者を進める。この場面で、4番のマケナ・スミスが左中間へ先制の2点本塁打を放つと、続く佐藤友香も中越えにソロ本塁打。
一発攻勢で3点を奪った豊田織機は、さらに池上桃花の中前安打、森本なるかの右中間を破る適時三塁打、沢柚妃の中前適時打、そして梶原沙希の中前安打と、2死から長短合わせてて6連打と打線が爆発。計5点を挙げて、東海理化の永谷を1回待たずに攻略した。
一度火の付いた豊田織機打線は、続く2回裏にも東海理化2番手・藤本捺希に襲いかかる。先頭の大平あいが死球で出塁すると、続く須藤志歩が右越えに2点本塁打を放つと、続くスミスも二打席連続となるソロ本塁打を右中間に打ち込んだ。さらに、5番・佐藤も右翼線を抜ける強烈な打球を放つと、野手連携が乱れる間に一気に本塁に駆け込むランニング本塁打と三者連続弾で9-0と勝負を決した。
投げては豊田織機の先発、ダラス・エスコベドが4回を無安打無得点と完璧な投球を見せて、東海理化に反撃の切っ掛けすら作らせない。
さらに4回裏、豊田織機は1死から沢がレフトオーバーの適時二塁打を放って二桁10点目を挙げると、2死二塁で梶原も左前適時打を放ち追加点。続く1番の竹中にも右翼線を抜ける適時三塁打が飛び出し、東海理化3番手の田畑七海も攻略する。ここから、大平、須藤の連続四球で2死満塁と得点のチャンスを作ると、代打・小寺若菜が左中間を破る走者一掃の二塁打を放ち15-0と圧倒した。
5回表、東海理化はこの回からマウンドに上がった浅井茉琳から繁田幸奈が右前安打を放ち、ようやくこの試合チーム初安打を記録する。その後2死から宇田朱里の中前安打と四球で2死一、二塁と得点圏に走者を進めるも、浅井の力投に無失点。
6回裏、豊田織機は東海理化の新人・伊藤 加奈から久野日奈多、須藤の連続四球を切っ掛けに2死二、三塁と更なる得点のチャンスを作り出す。この場面で打席に入った松尾愛里は左前に適時打を放ち2点を追加。最後まで攻撃の手を緩めなかった豊田織機は。6回から山下千世、7回から堀脇千晴をマウンドに送ると、最後の打者を迎えた場面でケリー・マクスウェルにマウンドを任せる。小刻みな継投で東海理化打線を零封した豊田織機が、本塁打5本を含む19安打17得点と圧倒して前半最終戦を勝利で飾った。-JDリーグ試合結果へ