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ゲームレポート

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9月12日の結果(伊予銀行4x-2SHIONOGI)

北海道札幌市で行われた第11節、NITORI DAYのシオノギレインボーストークス対伊予銀行ヴェールズの試合。SHIONOGIは三輪さくら、伊予銀行は庄司奈々と両チーム先発のエースが要所を締める投げ合いを演じ、中盤までスコアボードに0を並べ合う展開となった。
 
試合が動いたのは、終盤に差しかった6回表のSHIONOGIの攻撃。この回先頭の谷本奈々が四球で出塁するも、内野ゴロで走者が入れ替わり1死一塁に。庄司を捉えきれないSHIONOGI打線を救ったのは、4番・氏丸陽南の勝負強さだった。
 
庄司が投げ込んだ外角速球を氏丸がフルスイングすると、打球は左翼フェンスの奥に飛び込む先制の2点本塁打。ここまで無失点の好投を見せるエース・三輪に報いる一発で先制したSHIONOGIは、その後も代打・上田こころが中前安打を放ち出塁して庄司に襲いかかる。しかし、この場面でも落ち着いた投球を見せた庄司は、7番・加藤愛夢にコースギリギリの完璧な投球で見逃し三振を奪い、SHIONOGIに傾いた流れを止めた。
 
すると直後の6回裏、伊予銀行も先頭・齋藤明日加がセフティバントで出塁して反撃を開始。続く庄村瑠衣も四球で出塁すると、犠打で走者を送り2死二、三塁と同点のチャンスを作った。ここで打撃好調の5番・瀧川愛海が打席に入ると、期待に応えて中越えの二塁打を放つ。この打球で走者二人が生還し、伊予銀行がすぐさま同点に追いついた。
 
試合が振り出しに戻った7回表、SHIONOGIは無死から右田雅の左前安打で勝ち越しの走者を出すと、犠打で得点圏に走者を進めた。ここで打順は1番に戻り、好打の中村みなみ、谷本と続く打線に期待を寄せたが、庄司がここも打ち取りピンチを凌ぐ。
 
ピンチを脱した伊予銀行は、サヨナラに向けて最終回の攻撃に移る。まずは、代打・平岡花が食らいついて左前安打を放ち、サヨナラの走者として出塁を果たすと、打席には髙田明日花が向かった。この日2三振を喫していた高田だったが、三輪が投げこんだ2球目を思い切り振り抜くと、打球は一直線に札幌の夜空を切り裂きフェンスの遥か奥に吸い込まれる特大のサヨナラ本塁打に。
 
劇的なサヨナラ本塁打で勝利を収めた伊予銀行は、今季二桁10勝目に到達。NITORI DAYの初戦は、最後の最後にドラマが待つ見応えある試合となった。ーJDリーグ試合結果へ
アクセス
モエレ沼公園野球場
  • 札幌駅‐東豊線 新道東駅‐路線バス モエレ沼公園西口-徒歩 5分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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