

宇津木スタジアム(高崎市ソフトボール場)
宇津木スタジアム(高崎市ソフトボール場)の特徴・魅力
宇津木スタジアムの特徴
2019年(令和元年)に群馬県高崎市に誕生。ソフトボールシティの象徴として知られる専用球場、宇津木スタジアム。日本初のスタンド観覧席を備えたソフトボール専用施設でもある。こちらで数々の国際大会やリーグ戦が繰り広げられている。
特に2023年以降は、JDリーグ(女子プロソフトボールリーグ)の公式戦やプレーオフ会場として注目を集める。例えば、ビックカメラ高崎BEE QUEENや太陽誘電ソルフィーユ。そのような強豪チームによる熱戦が話題に。また2024年には、JAPAN CUPや女子日本代表合宿が開催。国際レベルのプレーが展開された。
もちろん、全国大会の開催も可能。そして市民利用にも開放されている。そのように地域のソフトボール文化を支える存在となっている。
2028年ロサンゼルスオリンピック種目復帰に向け、ソフトボールの聖地として今も進化を続けている。
宇津木スタジアムの魅力
正式名称は高崎市浜川ソフトボール場第1球場。愛称は、宇津木スタジアム。アテネ・シドニー・東京オリンピックで日本代表を率いた宇津木妙子氏と宇津木麗華氏の功績を称えて命名された。
2025年には、UTSUGI CUP U-18国際女子ソフトボール大会で日本が高崎選抜として優勝。そして、女子ソフトボール日本代表対オーストラリア代表の強化試合やJDリーグ第10節・第11節・第13節の高崎大会が実施された。
観客席は視認性重視の配列設計によりどの席からもプレーの迫力を感じられる。くわえてスタンド観覧席を備えた日本初のソフトボール専用球場でもある。ソフトボールの聖地として今も進化を続けている。
宇津木スタジアムへのアクセス
名古屋駅からは東海道新幹線「のぞみ」で東京駅まで約1時間40分。そこから上越新幹線「とき」に乗り換え高崎駅まで約1時間でアクセスできる。
また、大阪駅からなら、東海道新幹線「のぞみ」で東京駅まで約2時間30分。続いて、上越新幹線「とき」に乗り換え高崎駅まで約1時間でアクセス可能だ。
そして、東京駅からであれば、上越新幹線「とき」で高崎駅まで約1時間で到着する。
なお高崎駅からは、徒歩であれば約30分で宇津木スタジアムに到着できる。またはバス利用の場合、ぐるりん高崎循環バス「大八木線・北高先回り」で「浜川体育館」下車、所要時間約30分、徒歩約5分を要する。もしタクシー利用であれば、高崎駅西口のタクシー乗り場から、所要時間約15分、料金約2,000円程度(目安)でアクセス可能だ。
宇津木スタジアムの施設概要
宇津木スタジアムは、国際規格に対応した設備が充実。ハイブリッドターフ人工芝グラウンドは、明治神宮球場と同仕様で天然芝に近いボールバウンド性と耐久性を備える。
また選手紹介やスコアを鮮明に表示させる、フルカラーLEDスコアボード(選手紹介やリプレイ映像再生可能、球速表示機能、ソフトボール専用設備)も配備。
そして国際規格に適合した、LED式ナイター照明(内野平均照度901lx、外野平均照度511lx)が、夜間の試合における視認性を確保。
また、選手のための雨天練習場、ダックアウト、ブルペンを完備。ユニバーサルデザインのトイレ多数設置や災害時情報共有機能もあり、
開場時間
宇津木スタジアムでは、JDリーグ公式戦の際、試合開始の約90分前に開場されることが一般的。たとえば、13時試合開始の場合、開場は9時とされている。
この開場時間は、観客が余裕を持って入場し、応援準備やスタンドでの交流を楽しむための配慮である。
午前中からの試合が予定されている場合でも、開場は9時からとされており、社会人野球や国際大会でも同様の運用がなされることが多い。
収容人数
総収容人数は2,058人。固定席850席、仮設席1,200席、車椅子席8席で構成されている。
内野席は固定席と仮設席が中心で、視認性を重視した配列設計により、どの席からもプレーの迫力を感じられる構造。屋根付きのエリアもあり、天候に左右されずに観戦できるのも魅力のひとつだ。
なお、外野席に芝生席は設けられておらず、仮設スタンドも内野に限られる。
フィールド仕様
宇津木スタジアムのグラウンドは、ソフトボール専用として国際規格をクリアした設計が魅力。
両翼76.2メートル、センター80メートルの人工芝グラウンドは、選手達の高速プレーを支え、JDリーグやJAPAN CUPといった大会に最適。ハイブリッドターフの透水性人工芝が内外野を覆い、雨の日でも滑りにくい安定した足元を実現。県内屈指のクオリティを誇っている。
このグラウンドの広さと材質は、女子日本代表合宿の舞台としても選ばれる理由となっている。そして、ソフトボールファンなら一度は訪れたい、球場のひとつと言える。
座席表
固定席850席に車椅子席8席、仮設席1,200席を加えた総2,058席(仮設含む)が、国際大会レベルの興奮を収容。
利用案内
予約方法
宇津木スタジアムの予約は、高崎市が運営する高崎市公共施設予約案内システムから行うことができる。利用者登録を済ませたうえで、希望する日時の空き状況を確認。そして抽選または随時申込によって予約を確保する流れとなっている。
予約確定後は、利用当日に受付窓口で登録情報を提示する必要がある。インターネットを通じて自宅などから手続きが可能であり、利便性の高い運用がなされている。
注意事項
観戦客に対しては、スタンドでの立ち上がっての応援やフェンスへの腰掛け、場内を走り回る行為が禁止されている。また、紙吹雪や紙テープの持ち込み、鳴り物の使用も制限対象になる。
利用者に対しては、人工芝の保護を目的としたルールが複数定められている。ボールカートの使用禁止。バッティング時の専用マット使用。そしてフェンスへの至近距離での打ち込み禁止。ピッチングはブルペンまたは専用マットの使用が義務付けられている。
金属製スパイクは、ゴムタイル以外の場所や観客席、仮設スタンド、スタジアム周辺のコンクリートエリアでは使用禁止となっている。
球場利用後には、人工芝に飛び散った砂の除去や設備の清掃、原状回復が求められる。ゴミはすべて持ち帰ることが義務付けられており、施設の美観と機能維持に対する協力が必要である。
宇津木スタジアムの近隣スポット情報
宇津木スタジアム周辺は、ソフトボールの熱気と高崎の豊かな自然が融合した群馬・高崎市の魅力あふれるエリア。
すぐそばには、広大な「浜川運動公園」(徒歩0分)。ピクニックやジョギングにぴったりの緑地が広がる。
自然好きには「井出町の里山エリア」(車で5分)がオススメ。あるいは、「高崎観音山公園」(車で10分)で壮大な観音像を眺めながら散策するのもいい。
ショッピングや食事なら、高崎駅周辺の「高崎OPA」(バスで30分)が便利。ファッションや雑貨が揃い、気軽にウィンドウショッピングを楽しめる。
地元グルメなら、「井出町の食堂 みやこ」(徒歩約10分)の定食を。新鮮野菜たっぷりの家庭料理に舌鼓を打つべし。パスタ好きには「高崎パスタ専門店 パスタリーア」(車で15分)。こちらでボリューム満点カルボナーラを。締めは「ガトーフェスタ ハラダ本社」(車で20分)のサクサクガトーラスクで甘い余韻に浸るのも一考だ。
スポット基本情報
スポット情報
- 住所群馬県高崎市井出町926-2
- TEL027-393-6571
- アクセス
① 東京駅 - 新幹線 約1時間(上越新幹線「とき」)- 高崎駅 - バス約30分(ぐるりん高崎循環バス「大八木線・北高先回り」)- 「浜川体育館」下車 - 徒歩約5分
② 大阪駅 - 新幹線 約3時間30分(東海道・北陸新幹線「のぞみ」、「とき」乗換)- 高崎駅 - バス約30分(ぐるりん高崎循環バス「大八木線・北高先回り」)- 「浜川体育館」下車 - 徒歩約5分
③ 名古屋駅 - 新幹線 約2時間30分(東海道新幹線「のぞみ」、高崎駅乗換)- 高崎駅 - バス約30分(ぐるりん高崎循環バス「大八木線・北高先回り」)- 「浜川体育館」下車 - 徒歩約5分
- その他【その他】駐車場有り(100台)

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )







































