第1章から続く

第1章では弁天座で演劇の世界をレポートしましたーJournal-ONE撮影
2025年夏に実施された四国を元気に!プロジェクトの高知ものべエリア編のレポートを担当するのは、伊予銀行ヴェールズの安川裕美選手、井上瑞希選手、竹光久莉寿選手です。第2章も3人が高知県ものべエリアを満喫する様子をお届けします!第1章では平成の芝居小屋と呼ばれる ”弁天座” で演劇の魅力を知った3人。華やかな衣裳を身にまとい、舞台に上がるなど貴重な体験をさせていただきました。
そして今回は自然の中で時代を感じる体験をしていこうと思います。
四国の秘境で鍾乳洞探検!-龍河洞
さて、続いて向かうのは高知県香美市にある四国の秘所と呼ばれる ”龍河洞” です。ここでも再び “高知ものべ周遊パス“ を使って早速向かって行きましょう。
まず弁天座の最寄駅である ”あかおか駅” から土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線で後免駅まで行きます。そしてJR土讃線に乗り換え、土佐山田駅まで行き、ここから ”とさでんバス” に乗り換えて向かうこと約25分、龍河洞のバス停が見えてきました。パスを使えばこの区間も乗り降りがもちろん自由で追加料金を払う必要はありません。旅をするには本当に便利なパスですね。
そうして移動すること約1時間、ついに龍河洞に到着しました。見渡す限り一面山!一体ここでどういう体験ができるのか到着と同時にワクワクが抑えられません。株式会社龍河洞みらいの塩坂さんに案内いただき、エスカレーターを登った先にある龍河洞入り口付近にやってくると猛暑とはかけ離れた冷気を突然感じたのであまりの気温差に3人も思わず「涼しい!」と声を合わせます。

日本観光百景の一つ、龍河洞にやってきましたーJournal-ONE撮影
日本三大鍾乳洞の一つである龍河洞は1億7,500万年かけて形成された全長約4kmの石灰洞窟。そのうち約1kmが一般公開されており、光と音、プロジェクションマッピングを用いた演出で幻想的な空間を見ることができるのです。1億7,500万年前というと日本列島自体はまだ現在のような形ではなく、海底だった部分もあるそうで恐竜が地上を歩いていた頃という事になります。
井上:そんな壮大な時間をかけて形成された龍河洞が高知県にあるのも驚きですね。
龍河洞の内部を見学するには「観光コース」と「冒険コース」を選ぶことができます。「観光コース」は整備された約1kmの道のりを40分ほどかけて歩き、照明やプロジェクションマッピングの演出を見ながら、小さなお子様から高齢の方まで安心して楽しめるコース。
一方、今回3人が体験する「冒険コース」は、観光コースでは通れない未整備の洞内約200mをヘルメットやライト、専用のつなぎを装着して進む探索ルート。狭い岩の間をほふく前進したり、照明を一切つけない暗闇体験をするなど、本格的な洞窟探検ができるのです。

説明を聞いていざ龍河洞内へ!-Journal-ONE撮影
普段からソフトボールの練習で体を動かしている3人も初めての体験が待ちきれないようで貸し出しの長靴や手袋、つなぎを受け取り準備をしながら「なんだかワクワクしてきた!早く行きたいね!」と言っていました。
いざ龍河洞内へ出発!
着替えを済ませると、冒険コースを案内してくださるガイドさんとご挨拶。龍河洞の説明を一通り受けた後に入り口で記念写真を撮って早速中に入っていきます。最初の15分ほどは観光コースと同じルートで進みます。中は真夏とは思えないほど快適な温度で、
ガイド:年間を通じて15度〜18度前後と安定した気温になっています。夏は涼しく、冬は暖かく感じられるんですよ。
と教えていただきました。

高い岩の間をすり抜けて前に進んでいきますーJournal-ONE撮影
入った瞬間から岩の間をすり抜けたり、かがんだりとなかなかスリリング。するとだんだん白く乳化したような石、鍾乳石が姿を現しました。花のような形状の鍾乳石が壁一面に広がる ”石花殿” や、青い照明を使い幻想的な世界観を演出している ”記念の滝”。そして龍河洞最大の石柱に到着しました。





