第3章から続く
2025年7月に実施された伊予銀行ヴェールズとJR四国でタッグを組んだ ”四国を元気に!プロジェクト” 。今回の高知ものべがわエリア編のレポートを担当するのは、伊予銀行ヴェールズの安川 裕美選手、井上 瑞希選手、竹光 久莉寿選手。第4章でも3人が高知県ものべがわエリアを満喫する様子をお届けします。
第4章ではついに今回の旅のメインともいえる ”やなせたかし記念館” へ行きます。
”やなせワールド” は一体どんな世界? -やなせたかし記念館
快晴の中、”海辺の果樹園” を出発して次に向かうのは高知県香美市にある ”やなせたかし記念館” 。現在放送中の連続テレビ小説「あんぱん」のモデルにもなっている、やなせたかしさんは子供から大人まで幅広い世代に高い人気を誇る「アンパンマン」の生みの親であり、ほかにも人生をかけて作り続けた作品がたくさんあるのです。そのドラマの影響で今注目度が高まっている ”やなせたかし記念館”。

出迎えてくれた ”たたかうアンパンマン像” Ⓒやなせたかし Ⓒやなせたかし/フレーベル館・TMS・NTVーJournal-ONE撮影
さっそくJR四国が販売してる ”高知ものべ周遊パス” を使って向かって行きましょう。
まずリゾートホテル ”海辺の果樹園” の最寄り駅である土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線 夜須駅から7つ先の後免駅に向かいます。そこからJR土讃線に乗り換えて土佐山田駅まで行った後、ジェイアール四国バス大栃線に乗ること約25分で美良布バス停に到着しました。バス停から5分歩くとそこには白く四角い大きな建物と ”たたかうアンパンマン像” 、そしてばいきんまんが開発した大きな ”ジャイアントだだんだん像” が顔を出して私たちをお出迎えしてくれました。

”ジャイアントだだんだん像” が入口でお出迎えしてくれています Ⓒやなせたかし Ⓒやなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ーJournal-ONE撮影
このやなせたかし記念館は ”アンパンマンミュージアム” と ”詩とメルヘン絵本館” の二つで主に構成されており、他にも企画展が開催される別館やアンパンマンたちの像と、やなせたかしさんをモチーフにした ”やなせうさぎ” 像が並んでいるやなせたかし記念公園があります。
アンパンマンミュージアムへと繋がる橋を渡り、館内に入っていくと(公財)やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団 事務局長の仙波さんが笑顔で迎えてくれました。
仙波さん:こんにちは。やなせたかし記念館へようこそ。

館内を案内してくれるのは仙波さんです Ⓒやなせたかし Ⓒやなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ーJournal-ONE撮影
「よろしくお願いします」と挨拶を済ませ、なにやら可愛らしい雰囲気のエントランスを見渡すと、色々なところからアンパンマンたちが顔をのぞかせているではありませんか。入って早々、アンパンマンの世界観に入り込んだ3人は
安川:アンパンマンの作品自体、本当に久しぶりに見ました。子供の頃は必ずと言っていいほど興味を持つ作品ですし、懐かしい気持ちになります。
と、優しい表情でアンパンマンのなかまを眺める安川選手。するとちょうど10時のチャイムが鳴ったところで、目の前の ”かくれんぼの木” という大きなからくりオブジェから流れる「アンパンマンのマーチ」に合わせてなかまたちが一斉に動き始めました。可愛らしい演出にエントランスにいた全員が足を止め、からくりオブジェに注目していて子供たちも指を指して喜んでいます。 見終わると全員が笑顔になっていて、アンパンマンの魔法にかかったようでした。

木の間から顔をのぞかせる可愛いアンパンマンのなかまたち Ⓒやなせたかし Ⓒやなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ‐Journal-ONE撮影
仙波さん:ここやなせたかし記念館は1996年に開館してから今までたくさんの方にやなせ館長の作品に触れていただきました。訪れる方は子供連れの家族がほとんどだったのですが、連続テレビ小説「あんぱん」の影響もあって年齢層の高い方々のご来館が本当に増えていて平日でも賑わうようになりました。




