アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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4階に映画館があるため、その予告編を547インチの大型LEDビジョンで流したり、テナントのコーヒーショップでオーナーが所沢出身だという「武蔵國珈琲」の試飲サービスも展開。テナントに入る「セイハダンスアカデミー」の子どもたちによるパフォーマンスの舞台にもなった。施設全体を巻き込んで、みんなに楽しんでもらえるような仕掛けを調整したのが西山氏の大きな取り組みなのだ。

2F「武蔵國珈琲」の試飲サービスも大好評だった© 3×3.EXE PREMIER

加えて、間近で見た3×3にも惹かれて、西山氏は観戦経験のある野球とはまた違った魅力も感じることに。業務時間中だが、思わず本音もこぼれた。

「3×3のスピード感にびっくりして、熱気、緊張感がすごく感じられました。女子の試合は選手たちがかっこ良かったですし、選手同士のコミュニケーションや時折見せる笑顔が素敵でした。今日の男子はもっと迫力がすごく、試合展開も早いので最後まで目が離せない、瞬きをするのももったいないように感じています。仕事中なのを忘れてしまいそうになるぐらいです(笑)。本当に楽しいですね!」

3×3日本代表や、埼玉生まれの選手も会場を賞賛

一方で、初の所沢開催で主役になったのが、女子のSANJO BEATERS.EXEと男子のZETHREE ISHIKAWA.EXEだ。2025年度3×3男子日本代表を務めたZETHREE ISHIKAWA.EXEの出羽崚一​は大会を振り返って「先週オールカンファレンス(=男子全36チームが集結するラウンド)で負けて、1週間で切り替えるのは大変だったのですが、選手みんなでビデオを見て、言いたいことを言い合えたのが良かったと思います。今日はディフェンスがすごく良かった」とコメント。全4試合を戦い、平均12.8失点の堅守を発揮したチームを称えた。

ZETHREE ISHIKAWA.EXEが力を発揮する© 3×3.EXE PREMIER

そして選手にとっても、エミテラス所沢は良い環境だったようだ。出羽は「もう会場に入ったところからすごい雰囲気が良いなと思いました。しかも屋内コートだったので、プレーもしやすいです。大きなビジョンもあって、上(3階)にも見られるスペースがあるので、会場としてはものすごい良い会場だと思います」と声を弾ませた。

さらに「もうめちゃくちゃ良いロケーションだと思います。大きなスクリーンがあって、臨場感がすごく味わえる」と賞賛したのは、ZETHREE ISHIKAWA.EXEの品田大である。埼玉県川口市出身で、高校時代は正智深谷高校、大学時代は埼玉工業大学に通った地元選手だ。今シーズンから出羽とともにチームに加入し、今大会がPREMIERでのシーズン2度目の出場となった。

自らのプレーには「あまり納得いくような内容ではなかった」と話したが、チームの今シーズン2度目のラウンド優勝には喜びを表すとともに「素直に埼玉でプレーできるのは嬉しいです。素敵な会場を用意していただき、そのラウンドで優勝できたのは本当に嬉しいです」と縁のある土地での思いを語る。

優勝して笑顔の品田選手(写真左)と出羽選手© 3×3.EXE PREMIER

「埼玉でやるのを特別視はしていなかったのですが、やはり埼玉でやるからには優勝したいという気持ちはずっと思っていました。本当に今日は優勝ができてよかったと思います。レギュラーシーズンは残り1ラウンドとなり、9月末(9/27~9/28)にプレーオフが控えています。今の順位(=36チーム中2位)に満足せず、慢心することなくチャレンジャーという気持ちで全員で戦い抜いて、必ず日本一を獲りたいと思います」

思い出が生まれる「また来たくなる空間」へ

エミテラス所沢初の3×3.EXE PREMIER開催は、選手にとっても、チームを応援するファンにとっても思い出深い一日になった。買い物や遊びに訪れていた家族連れや夫婦など幅広い方が足を止めていた姿も多く、延長戦にもつれこむ試合や接戦の試合もあっただけに、3×3という競技の醍醐味に触れる機会になったことは間違いない。

同会場で行われた女子SANJO BEATERS.EXEの表彰式© 3×3.EXE PREMIER

■記者プロフィール
大橋 裕之
WordsMotionという屋号でライター・編集者。バスケットボールが多め。アーバンスポーツの3x3バスケをはじめ、BリーグやDリーグを取材するほか、スタートアップ領域や新規事業領域のビジネス系インタビューも実績あり。企画も考え、コンテンツ制作に伴走します。

≫「X」アカウント
https://x.com/Words_Motion

[写真]=Nobuhiro Fukami
取材・文:
大橋 裕之( )
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