関西大学リーグ、天理大学と京都産業大学の2強の争い
最後は関西大学リーグ。2016年以来、天理大学と京都産業大学が優勝を分け合っており、2016年から天理大学が5連覇、2021年からは京都産業大学が3連覇を飾り、そして昨季は再び天理大が頂点に立っている。

U23日本代表で副将を務め、天理大で共同キャプテンを務めるSO上ノ坊 駿介 主将筑波大を勝利に導いたSH高橋佑太朗主将-斉藤健仁撮影
開幕戦は東大阪市花園ラグビー場が会場となり、セントラル開催となった。「2強」の天理大学、京都産業大学は、それぞれ関西大学(昨季8位)、摂南大学(昨季7位)と対戦し、62-0、60-0と大勝。やはり、今季もこの2強を中心に優勝争いが演じられることになりそうだ。

京都産業大の中核、NO8シオネ・ポルテレ 。4回生となり、最終学年となった筑波大を勝利に導いたSH高橋佑太朗主将-斉藤健仁撮影
昨季、勝ち点こそ同じだったが、惜しくも4位となり大学選手権出場を逃した関西学院大学は、関西大学春季トーナメントで初優勝し、勢いに乗る立命館大学を後半突き放して、41-17で下した。
関西学院大学は上位2チームに割って入ることができるか。また、春の王者である立命館大学はここから巻き返すことができるかが注目される。
関西大学リーグ戦で48回の最多優勝を誇る「関西の雄」同志社大学(6位)は、2020年以降は大学選手権出場を逃している。開幕戦は昨季3位だった近畿大学に29-12で勝利し、4年ぶりに開幕戦白星を挙げた。OBである永山宜泉監督が就いた同志社大学は、今シーズンこそ大学選手権に出場を果たしたい。
関西リーグも下位2チームは、Bリーグとの入替戦に回ることになるが、今季も関西リーグは大学選手権出場を賭けた3位争いが熾烈な競争となりそうだ。
悲喜こもごもとなった東西の大学ラグビーの開幕戦。勝ったチームも負けたチームもリーグ戦は残り6試合残っており、まだまだ順位はどうなるかわからない。いずれにせよ開幕戦の課題を修正し2試合目以降に臨みたい。
大学ラグビー開幕戦 試合結果
※( )内は昨季の順位
【関東大学対抗戦】
○早稲田大学(1位)59-7 日本体育大学(8位)
○帝京大学(2位)48-21 立教大学(7位)
○慶應義塾大学(4位)32-18 青山学院大学(5位)
○筑波大学(6位)28-24 明治大学(3位)
【関東大学リーグ戦】
○流通経済大学(4位)26-14 法政大学(5位)
○東海大学(3位)50-3 立正大学(6位)
○東洋大学(2位)69-21 日本大学(7位)
○関東学院大学(8位)55-35 大東文化大学(1位)
【関西大学Aリーグ】
○関西学院大学(4位)41-17 立命館大学(5位)
○同志社大学(6位)29-12 近畿大学(3位)
○京都産業大学(2位)60-0 摂南大学(7位)
○天理大学(1位)62-0 関西大学(8位)

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